写真は「オースターピンツェ」という菓子パン。この時期に食べるようです。ちょっとブリオッシュみたいな感じの発酵パンで、さわやかに柑橘系の香りがして、甘い味がします。(日本の甘食みたい)なんでこの時期これなのか?それもよく知らないんですけど、まあ、春になったら「おはぎとウグイスもち(食べたいよ~)」の私としては、かわりにこんなのを食べて季節感だすしかないです。ちゃんと写真とったつもりがピンボケばかりだったのでショック。すでに実物はお腹の中。しまった!
今日はこの前コンサートをしたホールに行って代金を払ってきました。その時に、当日会場の係りだった人と話をしたのですが、彼女はご主人と3歳のお子さんを連れてきてくれていました。(ご主人は子どもがむずがった時の避難要員だったらしいのです)ところが子どもさんは、ちゃんと聞いていてくれただけでなく、家に帰って数日たっても、ヨーロッパの扇子を持って踊ったりして、いまだに興奮状態だとか。お父さんはお父さんで、ソーラン節に参加していたようで、「でもあの男の人たち、本番はダメだったわねぇ、リハーサルのほうがそろってたわ。」と思い出しながら笑ってくれる。そして何度も「このコンサートは普通じゃなかったわ。」というセリフが彼女の口から出てました。それだけ面白かったと受け取っておきましょう。後になってからでも(一辺倒でない感想を)いろいろ聞ける時は、コンサートがよかった時なんですね。じわじわっとうれしいです。
聞くところによると、ホールは音楽ホールにする為にわざわざ改築して、その際に音響(残響など)をちゃんと計算してつくったらしいです。どうりで見た目よりよく響いたはずだ。小さいホールだけれどいい音響で、親切なホールの人と一緒にできた今回のコンサート、思い出に残るものになりました。
こんなにいいホールがあるのだからと、いままで私がやってきたもので、このホールでもできそうな企画をいくつか提案してきました。それから、来年は「日本・オーストリア年」なので、ぜひこのホールでも日本がらみの企画をしてもらえるようにお願いしてきました。聞くところによるとウィーンには、お習字やお茶などの先生をしておられる方もいるようで、なにかそういうものを楽しくからめてコンサートなどの企画をしてもらったらいいかなと思います。もしかしたら今後、ハウスホフマンシュタールで、どこかでみたことあるような?企画がでてくるかも…しれませんね。
さて、ウィーン滞在も残り3分の1になりました。日数にして100日。これから先は思っている以上に過ぎるのが早いでしょうね。こっちにいる間に練習したい曲がたくさんありすぎて、どれから手を出していいか悩んでます。(たぶん全部は間に合わない)
あとは、オペラとコンサートをどれくらい効率よくいけるか?春にはワイン祭りも多いので、そのへんも逃さず飲みに行きたいし、季節がよくなったら国内の旅行もしたいし、写真も撮りたい、と欲張っています。
イースターをはじめ、これからは、森もドナウもいい季節に入ります。楽しみです。ぜひ次回は山のぼりにきてください!
人生の中で心に残る出来事って、いろいろあるけど、はにーちゃんはこのコンサートでウィーンの人に心に残る出来事を提供できたのですね。すごい!!!
人生の素敵な時間を過ごされていますね。
寒い季節が過ぎて、これから暖かい良い季節を満喫してくださいね。