ヨナス・カウフマンの映画の感想です。
演奏会形式の映画です。
ウィーンのコンチェルトハウスでの演奏会を収録して、
その演奏の曲と曲の間に、短いインタビューとインタビューに合わせてウィーンの街並みが映ったり、
本人が街並みの中にいたりします。
最初にカーレンベルクからのウィーン全景を見た瞬間うるっときました。
でも、その後はツッコミどころ満載で、泣くどころではなく、
何回も声出してツッコんでしまいました。
だって、ウィーンは夜美しいって歌いながら歩いているのがケルントナー通りなんですもの!
もっと、本当に美しい小路があるだろう!
ケルントナーだって充分きれいだけど、そんだけウィーンの街と歌曲好きって言うなら、
探せたでしょう?いいえ、あなたおすすめの場所があるでしょう?違うん?って思うのです。
コンサートなので、この声張らないといけないけど、
これはドイツ人がコンサートで歌うウィーン歌曲だよな~とか、
自分のことは棚に100メートルくらい上にあげておいていろいろ思っていました。
でも、カメラマン7人つけて、各楽器に小さなカメラを設置して、
間のインタビューとかも全部カメラマンついてるでしょう。
同じだけ予算あったら私のも・・・いや、私が監督なら、
このインタビューはこの場所ではやらないとか、
この場面はカットするとか、
このアングルでは撮らないとか、
もう、どんだけいちゃもんつけんねん!って自分でおもいました。
でも、ドイツ人の男前が(ぜんぜん好みじゃないけど)ウィーン歌曲を広げようとしてくれているんですから、それはそれですごくありがたいし、嬉しい。
一番ツッコミ入れたのは、共演のソプラノの女性の下腹。
私のお腹そこまで出てな~い!少なくとも、ドレスで隠した!
って思いました。
あまのじゃくな見方をしてしまいました・・・・
この先、当分映画も行かない(行けない)だろうなぁ。