Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

終戦記念日

2010年08月15日 20時51分58秒 | Weblog
いいですね。お盆で公民館もすいているし、仕事もないので、練習に毎日行ける。

テレビでは終戦記念の特集番組をたくさんやっています。戦争はそれを知らない私の中でも、素通りできない感じでいつもひっかかります。

今、ボスニアのこの前の戦争についての特集をやっているけれど、オーストリアにいるときに、たくさんの人が、国境を越えてオーストリアに難民として非難しているのを目の当たりにしたし、オーストリアの若い兵士が(たまたまその時に兵役で兵隊になっている人も)国境の安全のために、空港から出発するところをみたり。すぐ隣の国のことだったので、他人事ではありませんでした。

また、私たちは小学生の時に「戦争のことを両親や、おじいさんおばあさんに聞く」というのが宿題にあった世代ですが、今は同じこと(知っている人へのインタビュー)を大学生がやっている。小中学生では、もう身近に聞ける人がいなくなったんだと思うし、そういったことを小さいときにすることを嫌う風潮でもあるのだろうか?そして人間そのものの知能や、適応力の幼児化も気になる。

あと10年たったら戦争のことを話せる人がいなくなります。みんな高齢ですから。
テレビも、今、テレビ局を仕切っている人たちが、まだ私より上の人たちなので、こういった番組が多い。でも、私が70になったら、今20代の人がテレビ局を仕切る。そうすると、戦争をしてはいけないという番組を制作する気にもならないのではないかなと不安になる。

なんとかして、そういったことを次の世代がちゃんと知ることができ、それについて考えることができるような、情報と方法を残していってもらいたいです。

今、日本には、実際に銃を持って地上戦のバーチャルを行う場所があったり、携帯で盗むだの、獲るだのの世界があったり、現実と離れたところで戦争をしたり、戦ったり、人をだますことをおもしろおかしく美化している現象が増えてきていることに、違和感を持っているのは、私だけではないはずです。

コメント
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