老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

Angkor Wat/アンコール・ワット旅行その2

2011-02-07 22:50:14 | 旅行





ハノイは今日までTet休暇。ワタシの会社はきょうからシゴトを始めたけど半分以上が休暇取って休んで開店休業状態。キラクだった。でもって、コレはもともと自分の記憶のためだけのモノだから、忘れないうちに書かないといけないんだが、数えてみたら行った遺跡が全部で25か所くらいあって、一日に1か所ずつ書いても今月中に終わらない。少なくとも生きている誰かにはじゃまされない時間がワタシにはたっぷりあるとはいえ。

というわけで最初に行ったアンコール・ワットから。いきなり重い。ヘビー。
今回の移動はすべてトゥクトゥク。FCCの看板背負ったニーちゃんに結局最後まで、6日間、世話になった。コッチもいい運転手だと思いながら、向こうはそれ以上に、金払いのイイ、いい客だと思っていたに違いない。写真の一番最初がその後ろ姿。

で、この、アンコール・ワット。もう40年も前から行きたいと思っていたところ。現場に近づいて、初めてその姿が目に入ったとき、思わず叫んだ。ついに来たかぁ、、って。
予想以上にキレイに整備されていた。皇居のあたりと雰囲気は似ている。ゴミ一つ落ちていないし舗装は滑らかだし、道路際の排水溝までレンガでウツクしくデザインされている。正面の3本の塔はてっぺんが崩れ落ちて平らになっている。その先に本殿のたくさんの塔が見えて、その中心に一番高い塔がそびえ立っている。
まさに宇宙。軸線愛好家がヨダレを垂らしそうなカンペキな整合性。

入口から入ってしばらくは腰が抜けていたので正面からの全体の写真をほとんど撮っていない。そのため最終日にもう一度見に行って撮りまシタ。意外とウブなワタシ。ま、詳しい話は解説書を読んでくだサイ。

ワタシとしては、あの、皮をむいたパイナップルと呼ばれている塔の形がなんともビミョーなバランスで並んでるのがウツクしいと思った。重くて軽い。水平と垂直。滑らかとゴツゴツ。カンペキなバランス。誰が何を考えてあんな形を作り上げたのか。考えてもわかるわけがない。
参道とか、軸線が固定されているから見え方を限定できる。だから、一瞬塔が消えます、みたいなことがガイドブックに書いてあるが、わき道通ればいいじゃん、みたいな。あとからとってつけたような解釈ってちょっと、なじめない。ジブンの目で見て持ちこたえられないくらい感じた。

あと、ほかのところを見て思ったのは、ココはあまりに広いので、壁の彫刻でなんとか密度を保っている、というか、ソレがなかったら第一回廊とか、ただ長いだけで感じるべきモノがない。観光客に対してではなく。だからココでは壁をシッカリ見ないと。
ま、ことばはむなしい。