老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

ハノイの路上建築

2012-09-06 22:01:05 | ベトナム




建国記念日も終わり、町には中秋節に向けて月餅売りの露店が建ち並び始め、ソレラの黄色と赤の看板でケバい町並みが一層ケバくなってきたハノイ。ワタシはひたすら走る。3連休には合計40キロ、今週は平日も毎朝連ちゃん。とりあえずコノ場からどこかに逃げたいというキモチのあらわれなのかもしれないけれど。
来週末にはニッポンに帰り、オシゴトが1日あって、あとは芝居を2本見て、馬券買って、シンコクな打ち合わせが1件あって、ハノイに戻ったその足でオザシキが1件。だから今週末が最後のアガキ。ナニしてアソボかいろいろ考えて、結局閉じこもったまま終わったりして。

写真は世にも不思議なハノイの路上建築、サッカースタジアムの観客席。まあ、別に不思議でもなんでもないのかもしれない。誰かの迷惑になってるわけでもないし。ニッポンだとあけた窓が道路にはみ出しただけで違法建築になっちゃう。そういうのはひたすらクルシい。

あ、あと、Facebook始めたけどワタシのショウに合わないなあ。他人のどうでもいい仲間うち話を見せつけられたりして。ホント、どうでもいい話の羅列。株価も下がるワケだ。

初秋のハノイ

2012-08-29 07:19:30 | ベトナム
              
             


か、と思ったらおととい、きのうと、また猛烈に暑かった。
先週末はパソコンがついに壊れたか、と思ったら、これまたそうじゃなくて、マカフィーのウイルスソフトのせいで、インターネットに全くつながらなくなった。会社でベトナム人のエンジニアに見せたら、なあーんだ、マカフィー使ってんの、みたいに言ってすぐ直してくれた。

で、今週末はベトナムで年に2回の大型連休のうちの一つ、建国記念日絡みの3連休。3連休くらいでみんな大騒ぎで、カイシャによっては休み前にボーナスを配ったりもする。町には垂れ幕とか、いわゆるキョウサン主義的な、労働者は団結しヨーみたいな看板が貼り出されて、建国記念日を祝うって言う感覚はワタシのような非国家主義的なニッポン人にはないから新鮮なキブンもする。
上の写真の2.9は9月2日の意味で、1945年が建国というのもニッポン人には思うところのある部分だ。ちなみに車が止まっているのは歩道で、駐車場ではない。

下の2枚は日曜の昼に行ったDelicious Wineという名前のワイン屋兼レストラン。どちらかというとワイン屋が主でレストランはおまけ的な店。図書館の棚のようにワインが並んでいるのを見ながら食べる。
ちなみにヒト様にはどうでもいいことだがワタシはフランスの南太平洋での核実験に抗議する意味で、フランスワインは絶対に飲まないことにしている。フクシマどころの放射能じゃない大事件だったのに、もう世間では忘れられている。大気圏内でホンモノの核爆弾を爆発させてみたっていう、とんでもないできごとで、それをしかも南太平洋の、ヤツらがジブンの領土だと勝手に主張する島に来てやっちまったんだから。

Vuvuzela Hanoi

2012-08-19 13:02:50 | ベトナム


家のインターネットが料金未納で切られちゃった。未納って言っても請求書が来ないんだから払いようがない。とはいえベトナムじゃあこんなコトはしょっちゅうだから別に困っているワケではない。でもってカフェでネット難民。

おとといのハノイは台風直撃で、ちょうど4時過ぎに外でのお座敷が終わってオフィスに帰る途中からハゲしく雨が降り出した。これまでイキテきて最大の瞬間雨量、だったと思う。道にはパラソルとかテントとかが散乱して、そのうちあちこちで街路樹の枝が折れたり、いやそれどころか樹齢100年くらいの、ベトナム戦争すら生き延びた大木が轟音とともに倒れ始めて(やや大げさな見てもいない想像的表現)、道路があちこちで遮断された(コレは本当)。もちろん下水はどこも道端ソバ屋が捨てる生ゴミで詰まっているからすぐに道路は冠水し、ボートを引きずり出してくる人もちらほら、いるわけない。

で、夜7時過ぎにはやや小降りになったので、ニッポンからの客人とともに最近のワタシのお楽しみスポット、オレンジのピチピチパンツのおジョーが大勢店内を歩き回るBia Restaurant、Vuvuzelaへ。別にスペシアルなサービスがあるわけじゃないのに、ココはいいなあ。店員は一切英語はしゃべらないし、いや、それがお店のコンセプトかと思わせるくらい、絶対に英語はしゃべらないぞ的接客姿勢は好感が持てるほど。
ボクたちのテーブル周辺の係だったのは風吹ジュン似のXuyenちゃん。コッチがベトナム語がわからないのをおもしろがって、頼んでもないビールのオカワリ持ってきたりとか、、チョーたのしいぃー。

オペラハウスの前からだと左のほうに進んで、ドイツ風大型ビアホールHoa Vienの左側のTran Thanh Tong通りを100mくらい行ったところ。

ドブ鼠に激突された件

2012-08-18 16:42:44 | ベトナム


今週水曜日はダナンにオシゴトで行って、いろんなリゾートを見たり、お座敷も2件コナしたり。朝6時に家を出て夜9時前にオフィスに戻って、それからスタッフと打ち合わせをして、オウチに帰ったのは11時。後遺症が2日残った。
ダナンは2年ぶりくらいで、この前建設途中だった海岸沿いの巨大リゾートができ上がって、中には巨大ラブほ的なものもあって、まあ、よくなったような、悪くなったような、どちらとも言い難い。

一応視察ということで、そのうちの2軒をハシゴ。
最初のはHyattの、ホテルとニッポン流に言えばリゾートマンションの合わさったモノ。ちょうどニッポンにとっては敗戦記念日だったので、勝戦記念日側の国からの、大声張り上げてとにかくマナーの悪い団体客が大勢来ていて最悪の雰囲気。客は選ばないと。

2軒目はちょっと町外れの山の斜面にできた写真のIntercon。
最近半分だけ仮オープンしたばかり。途中の道路の縁石から白と黒に塗られていて、中の建物も白と黒。しかもキワモノぎりぎりの龍宮城的デザイン。スタッフのユニフォームも白と黒で、ソチラはなかなかヨカッタ。あと2年くらいしたら木々も育って行き頃か、というところ。

で、そのあとは町ナカに戻ってオシゴトして、最後の打合せが終わって道端でタクシーを待っていたらコノ事件は起こった。突然地面を黒いカタマリが動いてこっちに向かってきたと思ったら、ワタシの左足首のところに激突して、一旦そのカタマリはよろけながらもう一度勢いを付けて足元をすり抜けて後ろのほうに消えていった。
その間1.5秒くらい。これまでイキテきて、一番衝撃的な1.5秒だったと言っていい。

ソレによって何かがワタシの中に注入されたのか。星を背負った羊が乗り移ってきたみたいな。いまのところまだアキラカな兆候はないが、そのうち何かが起こるだろう。恐ろしいことだが、ソレはもう起きてしまったコトなのだ。

スコールでアタマが洗えるか?

2012-08-08 22:50:03 | ベトナム


洗濯機が治って以来、脱水機能のあまりの見事さに、毎朝、毎晩、洗濯するワタシ。コッチじゃ近所メイワクという概念が、セクハラという概念がないのと同じようにないので、夜中でも朝5時でも、ガンガン回す。

ところでこのところハノイは完全に雨季で、朝から晩まで降ったり止んだり、ときにはイッキに空が真っ暗になって雷まで鳴って、機動隊の放水のように太い雨が空から流れ落ちる。
きょうはその雨を見ながら、今度ぜひ土曜か日曜に、シャンプーを持って、アパートの屋上に行って、アタマを洗ってみたいなって思った。

写真は脈絡なく、タイ焼きアイス。韓国製。ナンテ書いてんだか。

カット・バ島

2012-07-05 23:31:48 | ベトナム




2週間に重いシゴトが3つ重なって、ソレがおととい終わった。シンケイがスリ減っただけでなく肉体的にも異変が現れて、コッチに来て以来最悪の状態にある。ココから回復するには透明アオザイおジョーたちとドロレスでもするか、それよりローソク遊びのほうがいいかな、みたいな、、ムチで叩かれることに快感を見出すヒトのキモチがよくわかる。この前一度、通りで声をかけられたナゾの少年クラブにでも行こうかな。ココロいやされる時間がソコにあるかもしれない。

ま、ソレはソレとして、一連の重いおシゴトがらみでカットバ島に行った。カットバ島はニッポンで言えば大島か隠岐の島か、はたまた長崎五島列島のようなところ。ハノイから車で2時間のハイフォンという港町から、定員大幅超過でときどき沈没する水中翼船に乗って1時間のところにある。
自然が豊富で島の3/4くらいが国立公園になっている、というのは話が逆か。

夏休みの日曜で船着き場は大混雑。その上天気が悪かったので船がすごく揺れたらしく、でもって掃除もしないでピストン輸送しているもんだから、船に乗ったらビミョーな臭いと、床には何かで膨らんだビニール袋が散乱していて、ソレだけで気絶寸前。それでもワタシ、耐えました。おシゴトだから。
ま、空はキレイ。空とキレイなおジョーだけ見てた。

島について胃袋の中が温泉湯畑状態のまま、完全ローカルシーフードレストランへ。シャコっていうんですか、カラ揚げで見ると完全に大ぶりなカマキリに見えたけどソコソコうまい。あとはカキとかエビとかデンデンムシとかで満腹。
そして船以上に揺れた廃車寸前の小型バスで島内視察。途中コッチの人がココはおもしろいからと言って、戦争中の洞窟病院へ。ま、おもしろかったけど、いくらなんでもこれはホテルにはならんでしょう、ねえ、シャチョー。

帰りの船はまたとんでもない混雑で、乗ったらいきなり自主的に救命ジャケットを着る人もいて、ベトナム人もイノチ惜しいんだという新鮮な発見。夕方の空はいっそうキレイでシタ。
波しぶきに濡れて、ただでさえスケスケのシャツが地肌にへばりついて、それでもデッキに立って夕陽を見ていたAnh & Tran。かってに名前付けたけど。あのときボクは一瞬、このまま沈んでもいいかなって思ってたんだ。
でももう二度と行かない。

雲丹の握り、Urquell Beer

2012-06-17 23:52:24 | ベトナム


木曜の豪雨以来、ハノイは雨なし。ただ暑いだけで、きょうも路上は42度。歩く気にならない。
昼はタクシーでTokyo Red Grilleに行って、海鮮丼とコノ握りを食べて、またタクシーで帰ろうと思ったけど、ソレも味気ないので、Xuan Dieuに行って日本食材屋でそうめんを買って、それでもドヨ~んとした湖の回りを散歩する気にはならず、そのままタクシーで家に帰った。ホント、暑すぎ。



夜になると少しは涼しいかというと涼しいというにはほど遠く、またまたタクシーでチェコビール飲みにこのPilsner Urquellに。夕方ジムで10キロ走ったので喉はカラカラ。大ジョッキ、といってもココは300cc、400cc、500ccという小キザミなメニューで、500ccを2杯、タテ続けに飲んだ。
おかずは野菜スープとコノ白ソーセージと酢キャベツの混ぜ混ぜ。チェコ人のシェフが作っている、らしい、チェコ料理。そこそこうまい。
チェコって言えばチャフラフスカくらいしかアタマに浮かばないけど、プラハとか、一度行ってみたい。



ビールは普通のと黒ビールの2種類。3杯飲んでかなり酔っぱらってタクシーで直帰。

ところで最近のニッポンの話題でおもしろいのはスカイマークの、ワタシたち手伝いませんってやつかな。すっちーは保安要員として乗っているのだからよけいなサービスはしませんよ、というのでジツに筋が通っていると思うのだがニッポン社会は均質化が好きですぐに足を引っ張り合うから、スカイマークがんばれ、みたいな気になってくる。
ベトナム航空なんか断るまでもなくカンペキ保安要員だからね。オトコが半分以上で、メシなんかも早く喰えみたいな感じで飲みモノなんかたまにニッポン人の団体旅行客がジントニックかなんか注文すると、メンドクセー客みたいにしてなかなか持ってこないからそのうち客が怒り出すとナニ怒ってんだみたいな感じ。ニッポンじゃすっちーっていうのはクラブのホステスみたいなもんなんだろうね。客も本人たちも同じように思ってるからそういう役割設定が成り立つが、セケン一般じゃそうじゃないってコトだ。
苦情だって、東京都消費者センターは税金使ってそのためにあるんだろうが、ってコトなのに、まあ相変わらずオカシナ社会だ。必要以上にていねいなコトバ遣いをしません、っていうのも、やたらなになにさせていただく、みたいなのを連発するのに比べたらマトモだと思うけど、バカなニッポン人には通じないっていうのも始めからわかっていてやってるんだろうけど、久々、おもしろいカイシャ。

ハノイの展望台

2012-06-11 22:14:25 | ベトナム


ハノイはキモチが悪くなるほど暑い。外を歩いているとやや熱めの風呂にずーっとツカっているような感じがしてきて、夜、家に帰るとカラダがダルい。4年目にしてビョーキなのかセイジョーなのかわからないほど調子が悪い。

それなのにきのうはイロイロ付き合いがあって外を歩き回った。まずは新しくできたベトナムでいちばん高い展望台のランドマーク72。超高層ビルの最上階の72階=約340mが有料の展望台になっていて入場料は週末が200,000ドン=750円。平日は若干安くなる。ベトナム的にはものすごい高さなのでお客は少ない。
展望台はだだっ広く、珍奇なアートを展示する部屋とか、場末的なみやげ物屋とかもある。韓国資本のビルなのでLGとかの大型3-Dテレビが置いてあって「アバター」をやっていたので30分くらい見入った。
眺めはもちろんスバらしい。遠く、と言っても実際すぐ近くなのだが、クニの形の、ベトナム女性的なくびれの一番細い部分の先のほうにラオス国境の山々が見える。

でそのあとはこれまで何度も行ったソフィテルプラザのサミットラウンジへ。19階屋上=約100m。おジョーたちのタマネギ型金髪アタマは、熱くてムレるということで夏季中断中。コッチは湖が足元から北西側に広がって夕陽の時間帯はアイとか老後の年金生活とかをささやき合うには絶好。
このラウンジにはヤモリがたくさん住んでいて夜になると照明に集まる虫を食べに軒裏とかに這い出てくる。ときどき落ちてお客のグラスに飛び込んで、お客はカノジョの手前、それを踊り喰いしてカノジョにステキ―、とか言われて部屋に直行、とか、そういうコトもあるんだろうな。

なんかバカなこと書いてるけど、かなり、カラダ、クルシイ。あしたはアサイチと夜にオザシキがあるっていうのに。オキャクの前でどばーっっとかしたりして。。

夕立

2012-06-05 00:38:40 | ベトナム


今日のハノイは蒸し風呂のような、というのはリアルなようでリアルさに欠ける表現だが、熱く湿った空気が脇の下とか首筋とか、はたまたコカンのあたりとか、要はカラダと服の隙間にヌメーっと入りこんで、ザラザラと舐めまわしていくような感じ。ひと言でいえばキモチ悪い暑さ。オンナのヒト達はソレが通り抜けていくように、透き通った、限りなく透明に近いブラウスとかスカートを着て、スイスイと街を歩いていく。淫らな爽やかさとでもいうか。

もうビールを飲むのはコレっきりにしようと、いつも同じことをココロに言い聞かせて飲むきょうのビール。飲み過ぎで朝走れなくなってきたし、かなりやばい。
コレはきのうの夜、わざわざタクシーで出かけて行って飲んだベルギービール。修道院で作られるトラピストビールがウリのThe Beer Houseで飲んだもの。濃いので2杯でフラフラになって、ちょうど、飲み始めたら夕立が降り始めて、降り止む頃に帰った。

おかずは鶏のから揚げとか、種類は多くない。手羽先とか、文字通り手羽先。手の甲のあたりの肉が柔らかくてウマいが、ぶらぶらする指先は食欲をそいだ。
お店はまだ日曜大工でデコレーションしている最中。オカミは若くて感じは悪くない。若くて感じが悪いのはケウな存在だけど。ビールの種類はMywayより多い。

鶏とか、リゾートとか、トウモロコシとか、牡蠣とか。

2012-06-03 22:54:24 | ベトナム


最近はもうホトホト疲れた。もうおうちに帰りたいな。帰るおうちがあるのかな。。
ニッポンの奴らはすぐにリスク回避とか言って、そんなら死ねよと言いたいくらい。イキテいること自体がリスクとのせめぎ合いじゃないのかね。もう、うんざりだな、ジャマダさんよ。

終末は柄にもなく社内エイギョーしちゃった。まずは韓国料理の鶏のお店。うまかったけどやや単調。




で、土曜はハノイの北にあるフラミンゴ・リゾートへ。フラミンゴはいなかった。
竹の建築で有名なVo Trong Nghiaさんのデザインしたレストランがある。細部までよくデザインされていて、こういうのをやっていられたらシアワセだろうな、みたいな建物。
雑木林とかもヨカッタ。



帰りの道端で農家のおバンからトウモロコシを買って、家で茹でて食べた。白い、モチモチ系。虫とかが気になるヒトもいるだろうけど、ワタシ的にはウマかった。



ソレで夜はシーフードのお店で牡蠣とか、海老とか、蛤とか、蟹とか。途中で雨が降ってきてテントの下に避難。
けっせらっせっら。