デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

近所のカフェへ

2006-08-08 14:02:24 | 日記
 夫が発見した近所の日本式カフェに行ってみました。外側から見ると普通のお宅のような家の前に小さな看板が出ており、入って行くと小さなお庭に出ます。縁側から靴を脱いで上がり廊下を進むと、天井の高い、まさに日本の古い家の一室(といっても大正時代の造り)というような部屋があり、そこにソファやテーブルがありました。当時、かなり内装に力を入れて、造られた部屋なのではないかと思わせる洗練されたものでした。

 古くなった木でできた室内は細かいところまできれいに造られており、昔の、けれども日本人の生活に馴染んだ美しい工夫があります。いつも思うのですが、そのころのガラスはいいですね。その本物感が私は大好きで、それだけでも落ち着く気持ちになります。今のガラスは手作り感がなく、単なる透明のものという感じでつまらないですね。

 子ども達と一緒にあんみつを食べたのですが、本当に自然の移ろいを見せてくれるお庭を前に、日本の伝統やそこからくる背筋の伸びるような感覚を味わいました。華道や茶道のときの引き締まった、そして癒され自分自身に戻るような気持ちと一緒ですね。(ただし、ジジがうるさく立ち回っていたので、それはほんの一瞬でしたが。まあ、毎度のことです。)

 都内のマンション暮らしの私には、日本風のお庭を眺めながら、季節を感じつつ、お茶をするというのはとても贅沢な時間です。一人で本を持って行ってもいいし、友人が来たら一緒にお茶を飲みに行って、静かに語らうのにもいいかなと思っています。カフェの名前は花想容(かそうよう)といいます。



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