デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

早くもマイホームの夢、縮小か?の週末

2009-07-08 06:27:08 | 引越し計画
 週末、デンマーク前の最後の御殿場方面リサーチに行ってきました。飲み会の次の日、バファリンを飲みつつ、いざ出発。向こうには11時に建築家の方から紹介された不動産屋さんとアポイントがあったのですが、少々早く着き、子ども達を遊ばせるために五竜の滝へ行きました。なかなか本格的な滝とその川の上の長い吊り橋(5人までしか乗ってはいけないという、スリリングな橋)で一騒ぎしてから不動産屋さんに向かいました。

 のんびり話す70歳くらいに見えるその不動産屋さんは、一通り私たちの希望の話を聞いた後、「うーん、ちょっとなかなか、ねえ・・・、難しいねぇ・・・」とのこと。私たちが探している広い土地は出にくく、もし出るとしたら別荘地や駅からかなり離れた不便なところとなり、そうなると希望の小中学校から近いところに住むということが叶わなくなるそうです。以前視察に行き、私がいいのではないかと思っていたところは、小学校がその住宅地の真ん中にあるのですが、人数がとても少なく2学年で1クラスになっていたりする上、中学校以上は送り迎えとなり、「奥さんが本当に疲れちゃいますよ~。」と言われ、そのしみじみした柔らかな口調で言われると「はい、じゃあ、やめます」と素直に却下となったのでした。

 この5-6年、子どもの幼稚園や習い事、友達の家への送り迎えなどさんざんやってきて、かなり時間を費やしており、送り迎えは徐々に卒業したい私です。小・中学校は近く、それ以外はなんとか子どもが自力で駅までたどりつけることが今回の土地探しの条件なのです。アメリカ人のお母さんなどは高校まで送り迎えをしている場合も多く、偉いと思ってしまいます・・・。

 1件、それではここはどうかなあ?と紹介してくれたのが、裾野市にある物件で400平米以上の広い土地、そして裏には1000平米以上の山林がついているというものです。山!それはなかなかいいじゃない、子ども達も遊べるし、たけのこも掘れるし、開拓すれば少々の畑もできるかもしれない、ということでそこの地図をもらい、子ども達はジュースやお菓子をもらっておいとまし、早速見に行くことにしました。

 その物件までの車中、山を持つという夢が広がり、わぁ、どんな土地なんだろうとうきうき(誠に単純。すぐ妄想)。が、いざ着いてみると、山はあるにはあるものの、なんとあまりの急勾配で入っていけないような山で、とてもここで遊んだりするのは無理!と思ってしまいました。おまけに逆に裏庭にそびえる山のせいで、暗くじめじめした感じがしてしまいます・・・。

 どうもこの移住計画、この土地探しで最初から暗礁に乗り上げる気配です。広い庭を持ち、デンマークみたいな家を建ててみたいと思っていますが、早くも希望するような土地を見つけるのは難しいようで、ちょっと条件を変えなくてはならないようです。

 今までは「広さ」「便利さ」の両方を兼ね備えた土地と思っていましたが、引き続きその条件で探すものの、夫と話し合い、もう一方で「便利さ」優先で探すことも同時進行してみることになりました。やはり毎日の生活のことなので、家族それぞれ全員が快適になるべく快適に過ごすことも大切です。来年の春先ごろまでに土地を見つければいいので、そこまでは希望の土地探しをしますが、それまでに見つからない場合、土地を縮小する、便利なところに賃貸で住むなど、いろいろな選択肢を考えていこうということになりました。

 早くもデンマークの家の夢、ややしぼんでおりますが、何にせよ引っ越すことは今のところ確実なので、またデンマークから帰ったらいろいろと動いていこうと思っています。