デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

ショウミーとの初クラシックコンサート

2008-06-28 07:57:53 | 母親業・主婦業
 幼稚園のあるお父さんの職業は指揮者。先日そのお父さんの指揮をするコンサートに招待していただきました。初めてのことでちゃんとショウミーが聞いていられるか不安でしたが、せっかくのいい機会かもしれないと思い、連れて行ってみることにしました。入学式に着た半ズボンに黒い靴、靴下はきれいなのがなく急遽途中でスーパーで購入、おみやげのカステラも買い、駅で幼稚園ママのいつもの友達ミワちゃんとその娘と待ち合わせ、会場に向かいました。

 2人の子ども達はいつもとは違うやや上品な雰囲気にも関わらず、ロビーですでに追いかけっこ。こんなおサル達がクラシックのコンサートはやっぱり無理だったかしらとちょっと不安になりつつ、始まりの時間に・・・。

 が、始まってみると、2人とも意外や意外、ちゃんと聞いているではありませんか。指揮者である「幼稚園の○○くんのパパ」が、いつも公園でよれよれのTシャツを着てベンチに座っているのに、今日は黒い燕尾服なんて着ちゃっていることに子ども達はちょっとたまげたようですが(ミワちゃんと私は大笑いしちゃいましたが)、すぐに音楽が始まるとしんとして、目を大きく見開いて、背筋を伸ばして聞いていました。

 私は音楽にはあまり詳しくないけれど、やはり、生で聞くよい音楽は大人も子どもも感動するものですね。今回の演奏で、亡き先生に捧げますという間奏曲は本当に心がこもっていて、美しく、私もちょうどお世話になった人を亡くしたばかりで、翌日お通夜が控えていたこともあり、本当に感動してしまいました。

 ただ、今回は子ども向けではなく、本当に普通の大人向けのものでしたし、遅いい時間ということもあって、子ども達はやはり途中交代で寝ていました・・・。まあ、騒いだりするわけでもなく、おとなしくしている分にはよしとしましょう・・・。

 こうしてショウミーは初めてのコンサートに行き、感想は「楽しかった!!」そうです。ふんふん、これからはこの調子で、いろいろと一緒に聞きに行けるかな?すぐ近くに大きなコンサートホールがあり、これからたまにそういうところにショウミーやいずれはジジを連れて、気軽にコンサートに行ったりするのもよいかもしれません。夫にはクラシックコンサートやバレエには「つきあわない」と宣言されちゃったので、これからは子ども達と行くことにしましょう。ということで、実はもう早速8月のバレエのチケットは取ってあり、演目も白雪姫なので、ショウミーもジジも楽しみにしています。

 子どもの成長につれて、お母さんになるまでは行かなかったところに行ったり、自然にもっともっと親しむようになったり、子どもを通して新しい世界が広がったりすることは本当に楽しいことですよね。そして今度は子ども達と劇場に出かけることも、私の新しいお楽しみになりそうです。半年以上も続く夜泣きでフラフラだったころは、こんな日が来るなんて想像もつかなかったけれど、子どもの成長はとても早い、です。