老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

春愁い

2017-02-25 13:00:39 | 俳句

     

昨夜は死にたくないと思った。
「芭蕉の風雅」という本を読んでいながら、ああ時間が欲しいと切実に思った。

今、どうってことのない身体、動くのも自由、食生活は摂取していけないものはたくさんあるが、食べたもののカロリーを計算するというような、面倒なこともしなくていい。

来週に、心臓の検査入院をして、又手術をやることが決まった。

今まで三回の経験がある。
手術の内容は理解をしているし、主治医が優しいけれど、家を空けて入院となると、ナーバスになっている。

   


最近、歌仙にのめりこんでいる。
毎日、投句をする。
ちっとも、通じない。
いわゆる「へぼ筋」
恥も省みずに参加をさせてもらっているけれど
「捌く人」は櫂先生。
安藤次男、丸谷才一、大岡信さんたちからの変遷があり、現在は岡野弘彦さん、三浦雅士さんの捌きとの流れになっている。
そのような方々と歌仙を巻き捌き手ともなっている先生だ。


門戸を開いてネット句会に投稿をやっている者たちに歌仙の撒き方を指導してくださっている。
付け焼刃で何も知らず参加をさせてもらっているが、難しいこと。

俳句の上手な人はそれなりに、私なぞは参加することに、そう枯れ木も山に賑わいみたいな感覚、、、いいえそれなりに一生懸命勉強をしてついてゆこうと必死である。

そして昨夜「芭蕉の風雅」を読んでいるうちに哀しくなった。
奧が深い。つくづく、20年近く休んでいた俳句の時間ロスが悔やまれる。
学ぶことが追いつけない。入院をすると、手の自由も利かないから、本をベッドで読むにも疲れる。入院をしたくない。

言葉を吸収したい。語彙が豊富に、感性を磨きたいと思うが、脳の機能は落ちている、身体に無理は利かない、こらえ性がなくなていると、マイナーなことばかり。

   

一歩外にでると、俳句的環境の我が家。
梅が咲いて山茱萸の黄色い莟、そして春の海。
頑張ろうと!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 社会見学 | トップ | 歩けば、、良い場面に当たる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿