老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

「かとれあ」 と 「くりすますろーず」

2017-02-03 10:11:19 | 俳句

   


昔、所属をしていた結社の本を、友人が送ってくれた。

自分もあの結社でいると、、、
俳誌には、今年の新年句会の写真が載っていた。その中にもしかして写っているかもしれないと思うと可笑しかった。

新年である。皆さん晴れ着に身を包み記念写真に納まっている。
リッチな老人会の集まりかと思ったのだ。
それなりに美しく老を迎えている。
しかし俳句界はここだけでなく、いづこも同じであろう。高年齢となっている。

私が所属している今の結社は、句会に参加をしたことがないので、皆さんお歳がどのようなのかお目にかかっていないのでわからない。

結社には 前主宰 と現在の若いお二人の主宰が誌友の指導に当たっている。
現主宰は、若手を自分の力で育てえようと 年齢制限の句会を開くなどをして頑張っている。
若い誌友がどの割合で占めているのかは知らない。
よほど、腰をすえなければ、全国のどの結社とも同じような道筋をたどらないかと危惧をする。
(あんたが心配しなくてもいい)、、そんな声がした。

毎年、松山で開いている俳句甲子園。
あれを見ていると高校生の才能のある若者がこのまま育つことをいつも願っている。
あそこから、巣立った俳人が大きく羽ばたいて全国的に活躍をしているのは頼もしい。
そこで、我田引水であるが、我が結社の師のもとで、研鑽すると未来の俳句界にも期待がもてると思うのだけれど。
(大きなおせっかい)と声がする。




華やかな新年句会に出席をしている古い友たち。
楽しい俳句サロン的な域を出ていないと云えば少し辛らつすぎるかも。
写真の花のよう、「カトレア」のようである昔の仲間。
下にうつむいて、愚痴を並べている私は「クリスマスローズ」のようで、花の差さながら住む場所が違うと思うとこれまた苦笑をする。

     💐    飛行機の客の人生冬深空

昨日は飛び立ってゆく飛行機をみた。
さまざまなお客を乗せて深い冬の青空の中に消えていった。
コメント
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