映画時々お酒

心と体に栄養を♪

リメイクブームの後はホラー&サスペンスブーム?

2005-09-10 22:04:00 | インポート
TVシリーズのリメイクまで漁り尽くし、日本のホラーがヒットしたしたせいで、今秋はホラー&サスペンスブームか。
コメディエンヌで売り出したケイト・ハドソンもホラーに出演しヒットした。(「スケルトン・キー」)レイフ・ファインズの新作もサスペンスでヒット中。(「Constant Gardener」)
ちなみに今週の1位は、私の好きなジェイソン・ステイサム主演のアクション映画「トランスポーター2」でした♪

ホラーのリメイク&続編と言えば・・伝説の「エクソシスト」。相当怖い映画だったが・・続編と言うか、その前の物語「エクソシスト・ビギニング」。製作が紆余曲折したせいもあるかもしれないけど・・なんだか現実的になっていて、はっきり言ってぜーんぜん怖くありませんでした。怖さに慣れてしまったせいだけでないと思うのです。残念です。

シルミド

2005-09-06 15:25:00 | 映画
韓国の映画をもう一つ。

「シルミド」に送られた囚人たちの極秘任務は、北朝鮮の金日成主席の暗殺。いずれ処刑を待つだけの彼らにはそれを実行していくしかない。そのためのすさまじく厳しい訓練に彼らは耐えて、晴れて任務につく日が来るが、直前になって暗殺指令が中止。暗殺指令をもらさないようにするために、国がとった行動は、彼ら全員の抹殺だった・・

訓練の激しさもすごいけど、やっと団結し、任務を遂行しようとした彼らを待ち受けるのが、理不尽な抹殺計画。しかも濡れ衣を着せられ、悲惨な最期を迎える。
こうやって、いったい何のためだったのか、ただの失敗とかではなく、納得出来ないまま死ななければいけないのは、これ以上ない無念。争いはどれだけ多くの犠牲を払っているのかわかりません。

カレンダー・ガールズ

2005-09-06 14:55:00 | 映画
イギリスのヨークシャーの田舎町で生活するご婦人たちは、「女性連盟」なるものに在籍し、毎月自己啓発の名の元に、ブロッコリーの育て方や乳製品についてなどを勉強したり、コーラスの練習をしたりして平凡な日々を送っている。そんな日々に退屈する主人公クリス。恒例の連盟のカレンダーには、平凡で美しい景色よりジョージ・クルーニーが良いと思っている。そんなおり、親友アニーの夫が白血病で急死。亡くなった彼の記念に、入院していた病院にソファを寄贈すべく、カレンダーで資金を集めたいと思う。しかしいつものカレンダーでは売り上げはたかがしれている。ある日工場でみかけた女性のヌードカレンダーにピンときたクリスが、仲間に発案したのは、月替わりの自分たちのヌード・カレンダー製作だった。

古き良き伝統を持った「女性連盟」だし、保守的な田舎町だし、どういう騒動が起きるかわかりますよね?
女性たちの大胆な決意、それを複雑な心境で見守る夫たち(妻たちの撮影中、みんなパブに集まって黙々と飲んでるのがかわいい)、思春期の子供の反応・・
平凡で退屈かもしれないけど、自分のことをやはり一番よく理解してくれて、応援してくれる家族って、やっぱり素晴らしい。
ヌードになる一人の女性の決意の言葉。「私はもう55歳なの。今脱がなくていつ脱ぐの?」
いつでも今が一番大事。それを逃したら、ただ年とって行くだけ。すごく感動した台詞です。

ちなみにこの映画、イギリスが舞台なので、その環境とか風土みたいなのを見せたかったのか、やたら緑広がるイギリスの丘陵地帯(絶景!)とか、花が咲き乱れるかわいいおうちとか(イギリスはガーデニング本場ですから)、見所一杯。目の保養と心の保養にもなる映画です。お勧め!

ブラザーフッド

2005-09-04 23:01:00 | 映画
今日TVをつけたらちょうどあっていて、ついつい引き込まれ最後まで見てしまいました。

朝鮮戦争が始まり、徴兵された兄弟。母親と婚約者とその幼い兄弟を残して・・
自分の未来よりも、弟の将来だけを考える兄は、何としても弟を守り抜き、早く家へ帰らせたいと思う。そのためには、大きな武勲を立てることが必要だった。
非情になっていく兄。兄の変わりように、待望の勲章を兄が手に入れたとき、弟は兄の傍から離れていった。そして兄弟は意外な場所で再会することになる。

不思議なことに、アメリカの戦争映画よりも、爆発シーンとか戦闘シーンがリアルに見えたんです。大袈裟でなく自然に作ってるから?それとも、わざと過ぎるアメリカ映画ばかり見ていたせい?^^;
信念の兄、純粋な弟、強い兄弟愛を感じてください。

クリムゾン・リバー2

2005-09-04 22:21:00 | 映画
「レオン」ですっかり人気者になったジャン・レノが刑事に扮し、猟奇的連続殺人事件を追っていく。

猟奇殺人事件はアメリカ映画のお得意だけど、フランス映画には、ヨーロッパの風土を生かした独特の暗さと言うか重さみたいなのがある。
今回のハイライトは敵側の暗殺者を若手刑事が追いかけるシーン。いやもう長いのなんのって・・半端じゃない長さで延々と。まだ走るの!?って感じで。このシーンだけでも一見の価値あり。
凝った殺し方と、どんな謎かと期待させるわりには、ラストはあっさりなのね^^;それは「1」の時もあまりな・・があったけど。

若手刑事にはブノワ・マジメル。悪役ボスにはクリストファー・リーが扮する。それと、ただそこに居るというだけの、とても歴史学者にも見えない女優さんが出てます。本当は結構重要な役のはずなのに、何ら役割を果たしておらず、しかもはっきり言って演技になってない^^;