映画時々お酒

心と体に栄養を♪

真珠の耳飾りの少女

2005-09-23 19:27:00 | 映画
オランダの画家フェルメールの代表作、「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの女)」の絵にインスパイアされて作られた映画。フェルメールにコリン・ファース(「ブリジット・ジョーンズの日記」)、少女にスカーレット・ヨハンソン(「アイランド」)。

使用人として画家の家にやってきた少女は、懸命に仕事をこなす。注文された絵だけを描くことに不満を持つ画家は、意思の強そうな少女が気になり、彼女を描くことにする。妻の嫉妬、意地の悪い画家の娘、お金儲けのためならどんなこともいとわない画家の母親、好色な画家のパトロン、少女に心惹かれる肉屋の息子、などが絡みながら、やがて絵が完成する。

この映画の見所は何と言っても、絵画を意識した構図と色彩。画面のひとつひとつが、まさに絵のようです。それも一瞬ではなくずーっとそういう画面が続くのです。とてもきれいで感動します。
また登場人物もみんなよく描かれていてそれぞれ好演。特に要の少女役のスカーレットの美しさと強さと存在感には圧倒されます。また画家役のファースは最近すっかりおじさんだと思ってましたが、ここでは美形スターの面目躍如で、クラシックな衣装と長髪がとても似合っていて素敵です。
当時の芸術家の暮らしぶりや、使用人の生活、オランダの気候の厳しさなどもわかり、いろいろ勉強になる映画でした。

美しい画面や、その他情報はこちらで→http://www.gaga.ne.jp/pearl/top.html

ナショナル・トレジャー

2005-09-23 01:06:00 | 映画
ニコラス・ケイジの冒険アクション。
代々トレジャー・ハンターの家系に育った主人公が、なんとアメリカ独立宣言書に隠された秘密に挑む。

・・って、発想は大胆だけど、主人公はちょっと弱いかもしれない。体力も知力も。インディ・ジョーンズのような社会的地位もユーモラスなところもあまりないし。ララ・クロフトのように、運動神経も大胆さもないし。わりとふつーのおにいさんがちょっと頑張ってます、と言う感じ。名前もベン・ゲイツってどこかで・・(笑)
ララ・クロフト(「トゥームレイダー」)の父親役やったジョン・ヴォイトがケイジの父親役で登場。似ても似つかないのは当たり前だけど、なんで同じような主人公の父親に^^;(ちなみにララ=アンジェリーナ・ジョリーとヴォイトは実の親子)
また同じように悪役好きなショーン・ビーンがまた敵役で。今回はあまりあくどくないけど。でももうちょっとましな役で出て欲しい・・
それと美人すぎる歴史学者でダイアン・クルーガー(「トロイ」で美女ヘレン役だった)が出演。こんなにきれいでも、主人公の相手役でしかないって(ちょっと強いところもあるけど)、ちょっとかわいそうかな。

監視カメラのトリックも指紋採取も、もう盗みのテクニックも目新しいのがないですねー