映画時々お酒

心と体に栄養を♪

コンスタンティン

2005-05-12 00:20:00 | 映画
「マトリックス」ですっかりメジャーに定着、大スターになったキアヌ・リーブスの最新作。現在公開中。

遺跡から出てきた槍を盗んだ男に驚くべき出来事が!一方、少女に悪霊がとりついたとして、ある男が呼ばれる。ジョン・コンスタンティン。当たり前のように少女にとりついていた悪魔を退治する彼は、子供の頃から悪魔の姿が見え、人間界に侵入する悪魔を追い返していたのだった。

原作はコミックなので、当然映画一本分くらいの話ではなく、まだまだ続きがありそうな展開。共演は「ハムナプトラ」のレイチェル・ワイズ。「オルランド」のティルダ・スウィントンが印象的な役で。こういう人間離れした中性的な役がぴったり。地獄の景色がリアルで怖い。個人的にはルシファーのコンスタンティンに対する異常なご執心が気になるところ*(音符)*

シティ・オブ・ゴッド

2005-05-07 01:01:00 | 映画
ブラジル・リオデジャネイロにあるスラム、「シティ・オブ・ゴッド」の少年たちの日常を事実に基づき描いた。

お金を得る為に強盗すると言われれば一緒に強盗をする、もっと楽に大金を稼ぐ為にドラッグを扱う、と言われれば何の躊躇もなくその仕事に手を染める。そして自分たちのすることを邪魔する人間は銃で殺すのが当たり前。それ以外のことを教えられず、知ることもない子供たちは、簡単に強盗、殺人、ドラッグの世界に入り、その中で強くなっていくことを目標に成長していく。

こんな小さな子供が、と本当にびっくりしますが、子供だからこそ、教えられたこと、指示されたことはそのまま、善悪の区別なく実行してしまう。無邪気すぎる子供たち。あまりにもあっけない死も衝撃です。いろいろ考えさせられる映画です。

ヘブン

2005-05-05 11:26:00 | 映画
ケイト・ブランシェット(「アビエイター」のキャサリン・ヘップバーン役、より「ロード・オブ・ザ・リング」のエルフの女王ガラドリエルと言ったほうがピンときます?)&ジョバンニ・リビージ(実は「ギフト」でケイトと共演済)と言う異色と言えば異色の組み合わせ。でもケイトはもちろん、ジョバンニくんも演技派なんですよー。顔は童顔だけどハンサム。演技派2人によるラブ・ストーリー。じっくりと味わってください。

英語教師フィリッパは、夫や教え子を死に追い込んだ麻薬の売人を自ら罰しようとして、ビルの一室に爆弾をしかけるが失敗し、一般市民を4人も死なせてしまう。逮捕された彼女の通訳を務めた若い刑務官は彼女に恋をして、共に逃避行の旅に出る・・

ラスト近くのシーンなんかは、まさに「天国」のように美しい。エンディングと共に計算して撮影したと思われます。
名前が同じ(彼はフィリッポ)で誕生日が同じの二人の運命の恋、と言うにはあまりにも悲しい。
製作に「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が参加。全体に流れるもの悲しさや透明感はやはり彼ならではと思われます。

猟奇的な彼女

2005-05-05 00:15:00 | 映画
お気楽大学生の彼は、ある日駅で酔払っている彼女を放っておけず介抱することになる。ところがこの彼女、相手の都合はまったく聞かず、自分が相手に命令するのみ。少しでも反抗の態度を見せれば「殺すよ」が口癖のトンでもない女だった・・

ちょっとびっくりさせられる女の子に、軽いけど悪気のない男の子がひっぱり回される・・と言う他愛のないお話だけど、思い切った女の子の言動が成功して、前半の過激さとロマンチックなラストとの落差も良し。(最初からこれは伏線がはってあった。と気づいたのはラストでだった。鈍感な私・・)めでたし、めでたし。

高慢と偏見

2005-05-02 23:48:00 | 映画
既に映画化された「エマ」や「いつか晴れた日に」でもおなじみ、ジェーン・オースティン原作。

時代的にも、舞台がイギリスと言うのも大好きなのですが今回は・・

タイトル通りの登場人物たちが、とても貴族の紳士淑女とは思えないほど、思ったことをずばずば言ってしまうので(ほとんど喧嘩状態)、ちょっとどころか、かなり辟易してしまいました。う~ん、これで高視聴率をマーク^^;?
イギリス人は結構シニカルとは聞いてるけど。私はちょっとついていきにくい・・
何と言っても主人公ーヒロインが美人じゃない。お世辞にも可愛いとも。それが良いのかなー。(ちなみにジェニファー・エールと言う女優さん)

「ブリジット・ジョーンズの日記」ですっかりポピュラーになったコリン・ファース演じるミスター・ダーシーが、イギリスで放映された時はすごい人気だったそうです。コリンは自己中な金持貴族を二枚目に演じていて、現代のスーツを着ているより、時代物の服を着ているほうが良い男ぶり度がアップ!

しかしこの時代の貴族の女性って、良い縁談をひたすら待って、ほとんどなーんにもしないと言う(散歩するとか刺繍する、ピアノを弾く、舞踏会に行って踊っておしゃべりするくらい)超優雅な生活。朝起きると、身支度(着替えと髪結い)から召使がやってくれるし。

そうそう、このドラマ、やたら舞踏会が多くて、しかもそのシーンが長いんですよ。社交の場としてどうしても描かないといけなかったんでしょうが。それにしても長い・・

主人公の姉の結婚相手となる役を演じた俳優さんがクリスピン・ボナム=カーターと言うのですが、この珍しい姓は、と思ったら、ヘレナ・ボナム=カーターの従兄弟だそうです。