もう上映終了しましたが、若手女優ナタリー・ポートマン&スカーレット・ヨハンソンが共演した歴史ドラマ。
年齢以上の色気とセクシーさをふりまくスカーレット(24歳)が、大人しくてやさしい芯の強い妹メアリーを演じ、真面目で知的なナタリー(なんたってハーバード大卒、27歳)が野心家の姉アンを演じた。
肉感的で挑発的と思われるスカーレットだけど、意外にこの役はまってる。あまり主張しない役でもOKなんですね。
対してナタリー。スカーレットより硬質の美貌だし理知的なところはアンにぴったりなのですが、残念ながら生来の真面目さがたたって?あんまり悪女になりきれてない気が・・何か無理してる、と感じるのは私だけ?
アンは知らない人はいない、あのエリザベス一世の母親。夫のヘンリー8世は男の子が欲しくて結婚離婚を繰り返したのだけど、結局あとを立派に継いだのは処刑したアンの娘だったと言う皮肉。
娘と言うものは政治や一族の栄達の道具にされるということが、古今東西変わらないってことがよーくわかります。
その中でどうやって生き延びていくか。
原題の『もう一人のブーリン家の娘』はもちろん、姉の影に隠れてしまった妹メアリーのことです。
公式HP→http://www.boleyn.jp/