ラスト サムライ

見てきました。大変丁寧に当時の日本や武士が描かれていて、上出来です。前半はかなり和の部分が多く、もしかしたら一般のアメリカ人には理解しにくいものもあるかもしれませんが、後半はハリウッド映画らしく見せ場があり、それはまた日本の時代劇物らしくもあり、（カメラワークなんか。歩兵の緊張した一人一人の顔とか、戦闘時の一人一人の戦い方とかきちんと映されてる）ラストも見事に締めくくられます。途中でちょっとＮＨＫの大河ドラマみたい・・と思ったくらい。もちろんトムの見せ場もばっちり。見事な立ちまわり＆太刀さばきを見せてくれます。
見事な敵に対して敬意を払うとか、誇りを持って自分の生を終わると言う、日本人として納得できる場面がきちんと描かれています。
突撃シーンで既に涙が出てきてしまい、勝元の最期ではもうぼろぼろでした・・
「勝元はどのように死んだのか教えてくれ」と天皇に言われ、「どのように生きたかをお話しましょう」とトムが答える結びはお見事。

まあ、苦言を呈すなら、肝心な天皇と勝元の繋がり具合が明確でなかったことでしょうか。
それとこの映画は、姫路と実はニュージーランドで撮影されているので、背景の山や樹に若干の違和感があるのは、もう目をつぶりますかね（笑）。

トムくん、今度ＮＨＫ大河ドラマにゲスト出演とかしたらいいかもー。