私が美しくなった100の秘密

キルステン・ダンスト主演のちょっとブラックなビューティ・ページェント青春物語。
ミス・ティ－ン・アメリカを目指し、ある小さな町でコンテストが始まる。有力なのはトレーラー暮らしの、タバコとビールが好きなシングルマザー（エレン・バーキン）を持つ主人公(バイトは死体のメイク係り。タップダンスしながらいつも仕事する）と、父が大会のスポンサー、母が大会の司会者でお金持ちのお嬢様（デニース・リチャ－ズ）の二人。
いきなり参加者が事故死にみせかけて殺されたり、主人公の家が放火されたり、親や大会の審査員もほんとにふつーの、と言うか、むしろどっかヘンな人ばかり。
主人公は事故や障害にもめげず（町の大会のラストはこわーい・・けど言わないでおきますね。州大会の結末もえ！？こんなのあり？）、とうとう全国大会へ。そこでも思いがけないことが待ってるけど、それでも主人公は最後自分の夢が叶うのでした。
・・これって、やっぱりそーとー皮肉ってますよね。でもきっと事実はこれに結構近いものがありそうです。
グラマーなデニースに対して、まだ中学生のような体型のキルステンでした。明るく軽く演じてます。
（・・ところで、これに何と松田聖子が出てました。いえ、参加者の役ではないですよ。コンテストに参加する日本人夫婦に養女にされた子がいて、聖子はその実の娘役）

ミスターグッドバーを探して

'77年作。主演はダイアン・キートン。（若すぎる大甘ルックスのリチャード・ギアも出てる）

不倫していた主人公は相手に捨てられた後、昼は教師、夜は酒場に通い男を誘うと言う裏表の生活を送っていたが、やがて破滅が訪れる・・

昼間は真面目で熱心な教師として模範的、夜はその時だけ楽しければいい、と言うような、快楽的生活に溺れる主人公をキートンが力演。普通に女として幸せな生活を夢見て一度は破れ、また叶いそうなのに、躊躇し、幸せに背を向け（自分にはそれはふさわしくない、出来ない、あるいは自分にそんな良いことは起こってはいけない、と否定してしまう）、どうなってもいいと捨てばちな、悲しい女の悲しいお話。全編に冷たさや悲壮感が漂います。ああ、でもこんな結末は可哀想。だけどあの生活してたら、きっと遅かれ早かれこんな結末を迎えていたでしょう。容赦ない現実の、ひとりの女の人生の終わり。

映画ファンの墓穴

今日のように映画がどんどん作られ、またすぐにビデオになってしまう状況では、まったくもって見る方も大変なんである。いや、何もそんなに几帳面に見なくてもいいんでしょうが、気になるものはやはり見ておかねば、と言う気分になり、いくら時間があっても足りません＾＾；でもやはり気分が乗らないことには、仕事ではないし、嫌でも見るなんてことまではしない。その結果どうなるかと言うと、録画ビデオが山のようにたまると言う結果に。これ、映画好きの人はほとんど同じ状況だとは思いますけどね。まあ、お互い頑張りましょう（苦笑）。
特に長編の大作とか、深刻で重い映画は、見る前にそーと－気合入れないと、最後まで見れない、また見た後気分が悪いなんてことも。
それでいまだに見てない「始皇帝暗殺」とか「ライフ・イズ・ビュ－ティフル」。
あと見ようかな、と思いつつ、見るタイミングを逃して、あるいはビデオを探しきれなくて、何年もたってしまう映画も。エマニュエル・ベア－ルのラブコメとかナスターシャ・キンスキーのサスペンスとかね。（タイトル当ててみて！）　それで最近やっと見ることが出来たのは「ミスターグッドバーを探して」「殺意の夏」。
それから最近よくするけど、見た時には気づかなかったことをもう一度チェックするために、再度レンタルして見てしまう映画も。「バロン」を見てユマ・サーマンチェック、あと「危険な関係」とか「ドラキュラ」ももう一度見ておこうかなと思ってます。前者はキアヌチェック、後者はジュ－ド・ロウの奥さん、サディー・フロストチェックの為に。
そーいえば、ジュ－ドの「イグジステンズ」録画してたけど、途中まで見てもういいや、と消したら、ウィレム・デフォーが出てたんだ！しまった!