時代の変遷

インドの総選挙がおこなわれているテレビ番組を見ていたら、カースト制度の中では同じ身分の者同士でないと結婚できないと男性が話していた。
そして驚いたことにその男性はカースト制度に疑問を持っていないことだった。
カースト制度に疑問を持っていたのは最貧困層にいる人達で、学校にも行けず字も読めない状態にいる。
マンモハン・シン首相はテレビによると軍事力を強化しているそうだ。
インドの経済成長率は高くマンモハン・シン首相はかなりの政治能力があるのだろう。

1989年崩壊することがないと思われていたベルリンの壁が崩壊し、南アフリカでは1994年アパルトヘイトが撤廃された。
権力者が作った自分たちに都合のいいような制度や差別意識。
権力者に支配され植民地化されていた時代もあった。
だが時代の変遷と共に制度は廃止される。
だったらいつの時代かわからないけれど、インドでもカースト制度が廃止される時が来るのかもしれないと、可能性を信じてしまう。
そしてミャンマーのアウンサンスーチーさんが軍事政権から民主化を勝ち取ることが出来なかったとしても、誰かが志を引き継いでいつの日か民主化されるかもしれない。

何かを変えようとする時、広大な海の中でごく一部の人間がもがいているような気がしていたけれど、小さい波が次第に大きくなり気付かないうちに大きな波紋を広げているのかもしれない。

みんなでナマステといえればいい