孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

太陽が照らす満月の国旗

2015年04月09日 | 日記
私は足腰が達者なうちに、まだ訪れたことがない国へ旅行したいと密かに計画している。そして、まず手始めに台湾からスタートしようと思い、今下調べをしているところだ。台湾は以前出張帰りに立ち寄ったことがあるが、ただホテルに一泊しただけで、旅行とは到底呼べないものだった。

そして、台湾の次に行きたいと考えていたのが、実はパラオだった。どうせ行くなら、どこかの国のように「日本人、大嫌い」と、大統領を筆頭に国中で大合唱するようなところはやめて、親日国といわれる国を訪れようと思っていた。思いついたのが、台湾、パラオ、ミャンマー、トルコだった。

昨日、天皇皇后両陛下がパラオに向けて出発されたと知り、恐れながら、「先を越された!」と、私は少し悔しい思いをしている。

パラオの親日ぶりは、日の丸に似たその国旗に表れている。水色の地に黄色の円が描かれ、その位置は中心より少しずれている。水色は太平洋を、そして黄色の円は日本の国旗の象徴である太陽に照らされて輝く満月だそうだ。

その満月を旗の中心においては、あまりにも日の丸と似すぎているということで、日の丸に敬意を表して少しずらしたそうだ。日本人としては、少々お尻がムズムズしてくる話しだが、悪い気はしない。よってたかって日の丸を口で引きちぎったり、路上で踏みつけたり、火をつけて燃やしたりする隣国もあることだから、そんな連中と比べれば、ずっとマシではないか。

パラオに行ってみたいと思ったきっかけには、パラオが大の親日国であるということ以外に実はもうひとつある。それは「日本・パラオ友好の橋」と呼ばれる島を結ぶ橋を見たかったからだ。

1977年、コロール島ともう一つの島を結ぶコンクリート橋の建設を韓国の建設会社が落札して完成させた。その時の入札価格は、日本の鹿島建設の提示額の半額だったという。心配した通りと言うか、予想通りと言うか、1996年橋は轟音と共に真っ二つに崩落した。2名の死者を出したそうだ。

パラオの大統領は、すぐに韓国政府に掛け合ったが、建設会社はすでに倒産していて存在しないと、ケンもホロロの応対だったという。見るに見かねた日本政府がODAで新たに建て直したのが、鹿島建設の造った「日本・パラオ友好の橋」だった。尚、鹿島建設は崩落した橋の一部だけでも利用できないか調査したところ、あまりにも劣悪な品質だったため、一から造り直したそうだ。

崩落した方の橋の入り口には今でも当時の完成記念の石碑が残っているそうだが、なぜか石碑にあった「KOREA」の文字の部分は何者かによって削り取られてしまっているそうだ。如何にも・・・という感じがする。


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