孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

起こりうる難民の波。

2015年09月04日 | 日記
トルコ海岸に漂着したシリア難民の3歳男児の遺体の写真は、欧米や中東などに配信されて衝撃が広がっている。

男の子の遺体の近くにはそのお兄さん(5歳)と母親の遺体も見つかったという。



対岸のギリシアに命がけで密航するシリア難民は後を立たず、内戦が始まった当時のシリアの人口2200万人の内、約400万人が海外に難民として非難し、国内での避難民約760万人と合計すると、ほぼ半数が紛争の影響下にある。



漂着した男児の遺体の写真は直視できないほど悲惨だが、同時にニュースで報じていたドイツを目指すシリア難民たちの映像も相当ショッキングであった。

文字通り小さな船に溢れそうなくらいに難民たちを乗せた映像は、ベトナム戦争終結直後の「ボートピープル」を彷彿とさせる。



さらに、難民を受け入れてきたドイツ国内では、その難民の収容施設が放火されるなどする事件も多発しているそうで、無事にドイツにたどり着いたからといって、彼らは安心できない状況のようだ。

こういう一連の映像を見ていると、この国もいつかドイツと同じ轍を踏むときがきそうで、非常に心配になる。

シリア難民のことではない。先日、戦ってもいないのに、抗日戦勝利70周年を祝って、軍事パレードを見せびらかしていた、あの国のことである。

去年の後半に小笠原諸島沖などに何百隻と出没した、支那の赤サンゴ密漁漁船の恐怖は、本土に住んでいる者にはなかなか実感として伝わってこなかったが、近隣の島民たちは、心から恐怖感を抱いていたそうだ。

見ているだけでほとんど手をこまねいていた日本政府に対しても、相当苛立ちを感じていたに違いない。

それは、漁民を装っているが実態は支那の海上民兵たちであることは明白であったからだ。いくら高値で売れる赤サンゴ目当てだからといって、あんな風に大挙して押しかけては、サッと引き揚げるような統制の取れた行動はただの漁民たちの仕業であるはずがない。



それに、漁船が出港していると思われる福建省や浙江省には合わせて万単位の海上民兵がいるとみられているそうだ。

問題は、あの程度の漁船でも支那本土から数百隻単位で日本近海に短期間で一気に押しかけることが容易であり、それに対して日本政府は実力行使を取って阻止することはできなかったという事実であった。

チャイナリスクがいよいよ本格化してきた支那では、この先何が起きるのか予断を許さない状況である。

一気に支那の難民が、あるいは難民を装った民兵が、数十万の単位で連日押し寄せて来ることは十分考えられる。危険予知をして、その対応策を考えておいて間違いない時期に来ているのではないだろうか。

それを示唆するシリア難民の悲劇の映像であったと思う。


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