孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

ユーモアのセンスと頓知の精神

2015年04月30日 | 日記
訪米中の安倍総理が、ホワイトハウス晩餐会のスピーチでジョークを言って大受けに受けたという。それは、議会での演説の練習ばかりしているので、奥さんが「もう聞き飽きた。」と言って別の部屋で寝てしまった・・・というもの。

さらに、「今、副大統領が、あの手この手で大統領を失脚させ、自分が大統領になる、という今アメリカで人気の政治ドラマを夢中で観ているが、これは麻生副総理には見せないようにしようと思っている。」と言うジョークだったそうだ。

その時の映像を見たが、ジョークを言ったときの安倍総理の表情がとても良かったので、それも手伝ってバカ受けになったのだと思う。ジョークを言うときは、その内容だけでなく、タイミングや表情、話し方などがぴったり合わないと、「すべって」しまい悲惨な結末となる。

今でも時々思い出して、首をかしげてしまう場面がある。滞米中のことだから、30年以上前になる。田舎町のターバンと呼ばれる居酒屋のカウンターでビールをちびちび飲んでいると、隣にいた老人が話しかけてきた。かなり酔っていたので、何を言われるかと心配したが、ほとんど独り言みたいで、よく理解できず、曖昧な返事でごまかしていたところ、突然「どこから来たんだ?」と聞かれた。

Japan です。と答えると、「ふーん」と言ってから、「飛行機で来たのか?それともバスで来たのか?」と言う。「飛行機です」と答えたものの、果たしてあれはジョークだったのか、、、。だったら、笑わなかった自分は少し野暮だったなあ、と後悔するのだ。

欧米人はユーモアのセンスを、大人の大事な人格の一部だと認識しているが、それが日本人には欠けていて海外では通用しない、などと鹿爪らしく批評する方がいるが、とんでもない偏見だと思う。日本人には昔から頓知の精神という、独自の機知のセンスが存在していたではないか。

多くの日本人が海外に出ると、押し黙ったようになって、ミステリースマイルと呼ばれる中途半端な無表情を通すのは、別のコンプレックスから来る緊張がそうさせるだけであると思いたい。それに、いつもニコニコ、チャラチャラしているのを良しとしない風潮は、日本人ならずとも海外でも同じことだから、そう気にすることもなかろう。

日常、気が付くと最近笑ってないなあと思うことがある。笑うことは、血糖値を下げる効用があるというから、笑ってストレス解消したいと思うときは、私はいつもyoutube で、これを見れば笑えるという動画をお気に入りに保存している。

よく見て笑っているのは、テレビ番組の「細かすぎて伝わらないモノマネ」の動画だ。中でもそれに出る、花香よしあきや梅小鉢の高田紗千子というモノマネタレントで、など見ても飽きることはない。

特に、花香よしあきの「ゴルフキャスター・戸張捷の高飛車なインタビュー」のモノマネは、以前「いつか誰かがまねるだろうなあ」と思っていたので、大好きなネタだ。今後の活躍を期待するモノマネタレントで、陰ながら応援している。



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