孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

20年ぶりのボウリング。

2015年10月10日 | 孫ネタ
今日は以前から初孫なっちゃんに誘われていたボウリングに行ってきた。

オリンピックの種目選考からは外れたが、私が高校生の頃などは、私の住む人口2万足らずの田舎町にもボウリング場ができて、週末などは待ち時間1時間などということは、珍しくなく大変なブームであった。

多分私が最後にボウリングをしたのは、愚息たちが小学生だったから、20年ほど前になると思う。大学生の頃はブームがすっかり下火になって、1ゲーム50円くらいにダンピングされたボウリング場で、1日10ゲームも投げた事もあった。

テレビのスポットCMなどでボウリングの宣伝をやっているのを見たりして、何となくブームの再来を感じてはいたが、なっちゃんに誘われなければ、行く気にはならなかったと思う。

午前10時前に、なっちゃん一家はやってきた。なっちゃんは、この前の台湾旅行のお土産で私が買ってきた「キティちゃんデイパック」に、着替えやUNOなどのおもちゃを詰めた「お泊りセット」を背負っていた。



着くなり、なっちゃんは、「おじいちゃん、キティちゃんのリュック、ありがとう」とお母さんに教えられた通りのセリフをゆっくりと言ってくれた。

何となく、なっちゃんには子供用のリュックをお土産に買おうと考えていたが、この『ハローキティ』というキャラクターは、台湾で絶大な人気があるようで、夜市のバッグ専門店や台北市内の雑貨店には、キティちゃんグッズしか並んでいなかった状況だった。



そういえば、台湾のエバー航空といえば、キティちゃん一色で有名だ。機内はキティちゃんファンにはたまらない、トイレットペーパーから紙コップまでキティちゃんだらけだそうだ。

なっちゃんが、アンパンマンや機関車トーマスがお気に入りな事は知っていたが、果たしてキティちゃんを気に入ってくれるか心配だったが、まずはそこそこ気に入っているようで安心した。

そういえば、どこの店でも、私が子供用のバッグの並んだ棚の前で商品を手にしたりして見始めると、店員のお嬢さんが駆け寄ってきて、何か台湾語で熱心に話しかけてきたものだった。

私は、英語で「申し訳ない。私は中国語を話さないので、あなたの仰っていることが分かりません。」と言うと、店員は必ず照れ笑いをしながら、「あら、すみません。ここの棚は子供用ですよ、と言いたかったんですよ。」と言うのだった。

「実は孫娘へのお土産を探しているんです。」と言うと、「お孫さんは何歳ですか?」とか、「これは人気No1ですよ。」とか親切に対応してくれた。


五歳の女の子にボールが投げられるのだろうか少し疑問だったが、始るとすぐにその仕掛けが分かった。

通常、レーンの両側にある、英語で言う 「gutter (ガター)」という「溝」の端から、高さ30cmほどの落下防止の柵が出ている。そして、「ボール・スライダー」という名の滑り台のような補助具からボールを滑らせてピンを倒すのである。



なっちゃんは、すでに何度も経験済みのようで、自分でボール・スライダーを運んでいき、位置を決めて「エイッ!」とボールを転がり落とすのだった。



まだるっこしいほどゆっくりと、ボールはゴロゴロと転がっていきピンをスローモーションのように倒したり倒さなかったり・・・



なっちゃんが投げるたびに一喜一憂するのを見て、私とカミさんは、始めてみる光景に腹を抱えて笑ったものである。

二投目のスペアを狙うために、ボール・スライダーの位置を真剣な表情で微妙に変えるしぐさが、可愛らしくて何度見ても飽きなかった。

昔は、スコアを各自が鉛筆で記録したものだったが、今ではその「手間」は解消されてすべて自動的にスクリーンに表示される。

スコアは散々だった。転倒して醜態をさらすまいと、それだけに集中してスコアどころではなく、かろうじてなっちゃんのスコアより少し良かった程度だった。



土曜日の昼近くで場内には数人の客しか見えなかったので、これではとても「ブーム再来」とは言えないね、と帰りの車内で笑った。

「お昼はどこかで食べていこうか。」という事になり、途中の回転寿司店に寄った。昼時とあって、店内は混みあい、待ち時間が20分だった。



回転寿司も久しぶりで、形式が随分洗練され、便利になり、食べ終えた皿を積み上げるスタイルから、備え付けの皿投入口に放り込んでいくスタイルになっていた。自動的に皿の数がカウントされ、備え付けの液晶画面に表示される。

しかも、投入数が5枚ごとに、あたりはずれの出るくじの動画が始り、当たるとプラスチックのボール状の入れ物に入ったおもちゃが出てくる仕掛けだ。

なっちゃんは、そのくじが楽しみでジッと画面を見ていると、何度目かに当たって、賞品のおもちゃが出てきた。

賞品のおもちゃは、なんと小さなキティちゃんのアクセサリーだった。その回転寿司のオリジナル賞品だそうで、「じゃあ、なっちゃん、レア物でよかったじゃない。」とカミさんが言うと、「レアモノって何?」とすぐに聞き返すなっちゃんだった。





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