「事大」とは、大きなものに仕えることという意味で、「事大主義」とは、自分自身のしっかりした信念、定見をもたないで、そのときどきの勢力の強いものになびき、服従していくという考え方である。
学校では近代史をほとんど教えないので、この辺りのことは知らなくて当然、というムードがあるのだが、実は幕末から明治にかけての歴史をしっかり学ぶことが、その後の歴史観の醸成には最も重要なのではなかろうか。
幸い、今は興味や関心さえあれば、インターネットで様々な情報に接する事ができ、自らの判断で取捨選択して、歴史を知識として得る事が可能である。
例えば、日清戦争について調べると、必ず朝鮮半島情勢と共に、「事大主義」という言葉が出てくる。それほど、朝鮮と「時代主義」は切っても切れない関係なのである。
今や世界の耳目は、東アジアに集中しているかと思えば、日本のテレビは、いまだにモリだのカケだのという空虚な話題に、無理やり国民の関心を注ごうとしている。
何が気に入らなかったのか、自分の叔父さんを銃機関銃で処刑した後、飢えた猟犬に食べさせ、お兄さんは毒ガスで暗殺した、猟奇的な独裁者が、今や笑顔を振り撒く、まるで平和の使者のような振る舞いを世界中に発信している。
この違和感を、日本のマスコミは一切伝えないようにしているのは、不気味ですらある。それどころか、南朝鮮のブン・ザイトラ大統領と抱き合ったり、仲良く手をつないで歩いたりしている場面を、何度も何度も流して視聴者の脳裏に焼き付けようとした。
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来週、米朝のリーダーが会談するするのか、しないのか。会談予定の場所は、シンガポールということで、私はかつてそこに1年弱住んでいたので、かなり土地勘がある。
別名、『明るい北朝鮮』と呼ばれる独裁型のお国柄、今回の会談場所としては、何だか初めから北朝鮮一色みたいな雰囲気が漂うが、ここは米国の良識を信ずるのみで、日本としては、例によって金だけむしり取られるような事にならないのを祈るのみだ。
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EUはアジアなど遠い辺鄙な地域だという感覚なので、平和、平和という言葉のみに浮かれてしまっているみたいだ。
何を血迷ったか、南北の指導者にノーベル平和賞を、などという声も聞こえるそうだ。あのオバマ大統領が、一度の演説で獲得したノーベル平和賞は、所詮その程度のものなので、まったく可能性はゼロではないだろう。
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それにしても、あのカメラ目線で作り笑いする、ブン・ザイトラ大統領の薄気味悪いことといったら無い。冗談ではなく、わたしは見るたびに鳥肌が立つのだ。
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