孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

たとい、這ってでも・・・

2018年10月27日 | 社会観察
21日の全日本実業団対抗女子駅伝予選会(福岡県)で、倒れて走れなくなり、四つんばいになってたすきを渡した岩谷産業の2区・飯田怜(19)選手の映像はおぞましかった。

私は、この日の解説が増田明美だと知って、テレビ中継は見なかったのでニュース映像で観たのだが、惨い映像でとても正視できなかった。(因みに、こういう場面は、子供には見せるべきではないと思うのだが。)

  襷を片手に四つんばい

以前、ロス五輪の女子マラソンで、駅伝とマラソンの違いはあれ、似たようなケースがあったのを思い出した。当時の実況アナウンサーは、かなり興奮して、「This is Olympic!!
This is Olympic!!(これがオリンピックなんだ!!)」と絶叫していたっけ。

確か、アンデルセンという名前のスイスの代表だった。


  フラフラでゴール




岩谷産業の広瀬監督は、「やめてくれ」と棄権を申し出たが、コース上の審判員は本人の続行意思を聞いてストップを躊躇したようだ。


監督は、この日「これは、美談ではない。審判長が止めるとか、医者が止めるとか(基準が)大会によって、ではなく、誰が止める権限を持つのかはっきりしてもらいたい。 統一のルールを決めないとダメだと思う」と言ったそうだ。

確かに、この場面で続行を指示する様な監督などいないだろうが、『何としても次走者にたすきを渡すのだ』というフレーズは、駅伝実況司会者とか解説者の常套句であり、その結果が飯田選手のような「責任感の強い」選手を造り上げているのが実情だろう。

「たとい、這ってでもたすきを渡すんだ」というのは、気合を表す言い方なんだよ。そこまで説明する丁寧さが、今の監督・コーチには必要なのだろうか?

統一のルールを決めるのなら、【駅伝では、膝や手をついてはならない】という条項を加えれば良いのでは?


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