孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「この、ハゲーーーーーッ!!」 を考える。

2017年07月08日 | 政治ネタ
古典落語を聴いていると、よく「悋気(りんき)は女の慎むところ、疝気(せんき)は男の苦しむところ」なんて言いますが・・・なんて言いながら、枕に入っていきます。疝気とは、尿道炎だとか膀胱炎などといった男に多い下半身の病気で、江戸時代から男たちを苦しめていたようです。

この疝気に掛けた言葉が「悋気」で、こちらは別の言葉で言うと、やっかみ、ねたみ、そねみ、焼きもち、うらやみと言って、昔から女性の専売特許だったようです。

女性のそういう感情は、必ずしも男性に対するものとは限らず、同棲に対する妬みや嫉みの感情は、はたで見ていて恐ろしくなる事があります。

学生時代からの友人の家庭で、離婚しそうだとかいう噂を察知した時など、心配するというよりも、どこか「いい気味だ」という表情を噛み殺しながら話すのを見ると、女性の悋気は慎むものというよりも、怖恐ろしいものだと思うのである。

小さい頃から成績優秀で、容姿もまあそこそこで、常に周りから羨望の眼差しを浴びて、チヤホヤされてきた女性が、国会議員になって、自分にかしずく秘書を何人も抱える立場になると、少し精神に異常を来してしまって、人生を誤るというのが、例の醜聞だった。

ネットでは、過去の「ののちゃん」こと、野々村議員の号泣会見に匹敵する大爆笑事件だと超盛り上がっていたが、面と向かってののちゃんが、あの調子でハゲ呼ばわりされたら、号泣どころか、口から泡を吹いて卒倒してしまうだろう。

  ワーッ!ハゲはやめて!

最近は大手の全国紙なども、週刊誌ネタを堂々と一面で報じたり、政権の官房長官が会見で政治部の記者から、まるでゴシップ担当の週刊誌記者のような質問のお相手をする羽目になってしまっていて、もうテレビも新聞も観るに耐えられない悲惨な状況である。

元産経新聞記者のコラムニスト、高山正之氏が新聞社の社会部のデスクだった時、いわゆる「ロス疑惑」を記事にしようと提案したら、スタッフ全員からダメ出しを喰らったそうだ。「それは週刊誌の扱うことだ。」というのが部下たちの言い分だったそうだ。

それが、今では朝日新聞ですら、堂々と恥ずかしげもなく、「週刊新潮によると・・」という書き出しの記事を載せる時代になったと、例の調子で嘆いていた。

確かに、豊田議員のあの絶叫は衝撃的であったが、あのニュースをテレビで見たときは、そっちよりも私の関心は被害を訴えた秘書の男性のひん曲がった根性に、吐き気をおぼえて、加藤茶のギャグみたいにオエーッと吐きそうになったものだ。

どうせ、政治家か週刊誌記者か、あるいはその両者かに焚き付けられて、筋書きを作り、録音機を用意してから、仕事を故意にミスって彼女の怒るのを待ち、録音した声を週刊誌に売ったのだろう。

あの録音の中の弱弱しい男の声は、いかにも芝居がかっていて、けった糞悪いことといったらなかった。

彼女の非道振りを訴えるなら、堂々と顔を出して世間に訴えればまだ良かった。そうともせず、こそこそ診断書を用意したり、顔の傷にまだ違和感が残ると感想を述べたり、工作員の演技としては、最低レベルの猿芝居ではなかったか。

本当に言葉の暴力や彼女の無謀さに抵抗するなら、もう少し正々堂々と対抗することを考えなかったのか。あるいは、本当に嫌ならサッサと彼女の秘書などという職を変えれば良かったではないか。

おそらく大金を提示されて、ふらふらっと来たのかもしれないが、堂々と世間を歩けるようなことをやったとは言えまい。

恥ずべき行為ではなかったか。男の風上にも置けない何とも情けない野郎ではないか。




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