孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

まず交通安全協会費込みで請求。

2016年02月22日 | 日記
今日は、年に一度の病院での検査があって、休暇を取った。ついでに、運転免許証の更新のはがきが届いていたので、警察署にも行ってきた。

はがきには、所要時間30分とあったが、それは教育ビデオを観る時間で、何やかんやで所要時間は45分以上かかった。

免許更新の場所に着くと、5名ほどの男女が順番を待っていて、更に教育ビデオを観る小部屋を覗くと、3名がテレビ画面を観ていた。

申込書に住所氏名を記入するとき、暗証番号を二つ考えて書けと言う。何のための暗証番号かと尋ねると、「銀行などで本籍を尋ねられたときに、暗証番号で確認できるのだ、と言われた。

「そんなシチュエーションなどありえるのか?」と笑いながら言うと、30代半ばくらいの警官は、「外人などはそういうことがある・・・。」と、ボソッと呟いた。

どうでもいいや、と思ったので、暗証番号を「1234」と「5678」と書いておいた。

呼ばれるまでそこで待て、と言われたので座って辺りを観察して時間をつぶした。

70代くらいの男性が呼ばれて、提出年月日のところが、生年月日を書いたあるので、もう一度新しい紙に書き直してくれ、と中年女性の担当者に言われて、小さくなって恐縮しながら書き直していたのが可笑しかった。

となりでは、別の白髪の老人が視力検査の機械を覗いて、右だの左だのと答えていた。しかし、結果が芳しくなかったのか、担当の女性に、一度外に出て遠くの景色を眺めてからもう一度やりましょう、と言われていた。

私の名前が呼ばれ、視力検査をして待つと、手数料を払う順番が来た。はがきには、3000円で、クレジットカードは受け付けない、と書かれていたので、普段現金を持たない主義の私は、予めATMで3000円だけ引き出しておいた。

担当の女性は、「合計5000円になります。」と言った。



私は、「えっ?!はがきには3000円と書いてありましたよ。」と言うと、女性は、「さっき渡されたパンフレットにも、ここにも書かれているように、年400円の交通安全協会費を協力してもらってます。」と無表情で言うのだった。

「私は3000円しか払いません。」ときっぱり言うと、女性はそれには何も応えなかった。

実は、私はこのことは毎回のことで、今日も最初に貰った交通安全協会のパンフレットなど、もらった直後に小さく丸めてゴミ箱に捨てていた。



もう、20年くらい前のことだったと思うが、それまで私は更新のとき、無垢だったので、言われるがままに手数料と交通安全協会費を払っていた。

しかし、その年だったかその何年か前だったか、県警の不祥事が大きなニュースとして新聞テレビで報道された。空出張や空領収書による県警内のいくつかの部署での、税金泥棒事件である。アレ以来、私は絶対に協会費など払うまいと決めた。



経理だか総務だかの「担当者」がせっせと領収書や出張旅費などの帳票を偽造して、現金を得て、それを部課内の隠し口座に数百万円とプールしていき、宴会や異動時期の歓送迎会の費用や「祝い金」、「慰労金」などに使っていたのだ。

テレビカメラは署内の「担当者」の机を映し、偽造に使う何十本もの三文判のハンコが無造作に丸い缶に入っている映像まで茶の間に流していた。

今はおなじみになった、幹部が勢ぞろいして頭を垂れて謝罪する映像もこの頃は珍しいものであったと記憶する。

しかし、それを知らされた県民は、開いた口が二~三日塞がらなかった。

昔は、交通安全協会費の協力を拒否すると、男性の体格のいい警官が、威圧的に協力を言ってくることがあったが、あの税金泥棒事件以後は、はっきりと協力はしないという意思表示をすると、もうそれ以上は言わなくなったようだ。

私は、現行の更新手数料3000円ですら、高すぎるのではと疑心を感じている。


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