孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

歴史戦最前線、「偏向報道の主犯者たち」

2016年04月24日 | マスゴミ関連
国連を舞台に歴史戦が繰り広げられているが、その実態はなかなか伝えられず、特に一般の国民は事態が深刻にならないと何が深刻なのかも理解できない状況である。

今更言うまでもないだろうが、国連とは英語で United Nations 、つまり Axis Powers に対する第二次大戦時の言葉で、それぞれ「連合国」「枢軸国」と訳される。日本語ではあえてUnited Nations を「国際連合」という呼び方をするが、英語では当時のままである。戦勝国連合ということも出来る・

しかも、国連憲章の53条には、第二次世界大戦で枢軸国側に立った国(特にドイツと日本)が侵略行動を行った場合には、安全保障理事会の議決に基づかずに強制行動がとれるという規定があり、また107条では旧敵国に対する行動については国連憲章に拘束されないという規定が依然として存在している。

つまり、日本やドイツは今でも連合国=United Nations(国連)の敵国扱いとなっているという事実を日本の国民はあまり認識していない。

それどころか、国連というと、何か平和を維持する中立的な正義の組織のように誤解しているフシがあって、国連の専門機関のひとつ、ユネスコの世界遺産登録などというと、日本人はオシッコを漏らしそうなくらい大喜びしてしまうようだ。

まあ、フランスのタイヤメーカーが、星の数でレストランをランク付けしているようなものだと思えば分かりやすいだろうが、そんなものに一喜一憂しない姿勢がどれほど重要なことかを、我々は心に刻むべきではないかといつも思う。

その偏見に満ち満ちた国連からの要請で、日本に行って「意見及び表現の自由」の調査をしに来たのが、特別報告者ディビッド・ケイ氏というアメリカの大学教授で、日本の実態を『調査』した後、悪名高き外国人特派員協会で記者会見をして帰国したようだ。



外国人特派員協会とは、日本を貶める目的を持った特派員の集まりで、いわゆる反日文化人を招いては、その御託に聞き入ったり、最近では反日マスゴミを代表する、自称ジャーナリストを招いて、好き勝手に喋らせたりさせていた。



極左活動家・デイビッド・マクニール

自称ジャーナリストたちとは、TBSや朝日系列のお抱えのコメンテーターどもで、偏向報道を屁とも思わない連中である。



それを仕切るのは、例によってディビッド・マクニールという極左活動家であった。



今回来日したのが、ディビッド・ケイ氏で、会見を仕切るのがディビッド・マクニール氏。このところ、ショーン・Kだとかディビット・ケイだとかディビッド・マクニールだとか、似たような名前が飛び交って紛らわし要ったらありゃしない。

Youtube でディビッド・ケイ氏の会見を拝見できたのでサラッと観た。どうも来日してから、自称ジャーナリスト達の御託をいろいろ聞いてから、日本の外務省やら文科省やらで調査したようだ。



もともと、このケイ氏は米国カリフォルニアの大学にお勤めの「人権専門家」のようで、独自でいろいろ日本の現状は調べていた様子だが、会見を聞く限り、発言の端々に、かなり在米韓国人や、反日左翼団体の御注進火付け情報に染められていることが読み取れた。



『日本の教科書には慰安婦の議論がなされていないと聞いたので、文科省に聞いたところ、やはり慰安婦の記述は足りないと思った。』とか、『日本の教科書には政治的影響力が及んでいると感じた。慰安婦は、恥ずべき歴史である。この歴史を事実として、しっかりと教科書に記述すべきで、政治的影響力を及ぼすべきでないと思う。』などなど。

こういう事実を捻じ曲げることを何とも思わない輩が幅を利かせているから、カリフォルニア州にはあのおぞましい慰安婦像が建てられるわけだ。

最後の質疑応答のところは観ていて笑ってしまう。

あの新聞とは到底呼べない極左反日団体のビラ、琉球新報の自称記者が、焚き付けていた。「沖縄の市民運動への弾圧があります。沖縄の新聞2紙への弾圧もあります。」と。



平和団体だか人権団体だかの女性がギャアギャア取り止めもないことを叫んでいた。このオバサンどういうお方かとググって見たら、自分は看護士だ看護士だと強調していたが、実は極左半日NGOの事務局長らしく、昨年は東京の台東区の区長選挙に無所属で立候補して、1,339票で落選していた。(当選者得票数25,559)



 (垣内つね子 57歳 人権NGO事務局長)


終わりごろになって、夕刊フジの記者だという方が、強烈な皮肉を込めた質問をしていたのが面白かった。

 夕刊フジの藤田記者

曰く、「私の友人にケント・ギルバートという日本に40年滞在しているアメリカ人がいるが、彼は日本はアメリカよりも報道の自由があると言っている。どう思うか。」

ケイ氏の答えは、「私はどの国と比べるという調査で来た訳ではないので、その質問には回答できない。」というものだった。あれだけベラベラ喋っていた人が、分が悪いとなると何も反論できないのには苦笑してしまった。

朝日新聞は、2年前慰安婦に関する誤報の謝罪会見をしたのだが、その後もネットでは英語版で何の反省もせず、相変わらずの誤報を垂れ流し続けているという。そして、国連を舞台に反日左翼集団が、相変わらず日本を貶める活動を展開しているという。

保守派の有志達も反論を続けているようだが、今ひとつの情勢のようだ。何より事実に基く真っ当な主張に労を惜しんではならない。また、的確な情報発信をして、もう少し日本の国民に実態を知らしめる努力を怠ってはならないと感ずる。

武器の音はしないが、これはれっきとした歴史戦である。


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