三菱自動車はまったくトンでもない事をしでかしてしまった。社長がテレビカメラに向って頭を下げたくらいで済む話ではない。社長は坦々と次のように語ったそうだ。
『当社の「eKワゴン」、日産自動車向けに供給した「デイズ」など軽自動車4車種で燃費を実際より良く見せる不正を行っていました・・
・・国土交通省に提出した燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるために、不正な操作が行われていたことが判明しました。国内法規で定められたものと異なる試験方法が採られていたことも判明しました。』
ついこの間、我々はドイツのヴォルクスワーゲン社の排ガス誤魔化し方をあざ笑ったばかりであった。同時にその検知に貢献した京都の計測器メーカー、堀場製作所を誇りに感じたものだった。
ところが、三菱自動車はあのドイツの自動車メーカーと似たような誤魔化しをしていたのだから、まったく開いた口の顎が外れそうである。
しかも、三菱自動車には二度の前科がある。三度目となると、これはもう何がどう悪いとか言う問題ではなく、ちょっとやそっとでは改善できない「体質」であるといっていいだろう。
会社には知らず知らずのうちに出来上がる独特の『社風』がある。主に創業当時の経営者の経営思想や性格を幹部を始めとする社員達が肌で感じ取り、意に沿うように活動していく結果醸成されるもので、これが固まってくると、軌道修正することは簡単なことではない。
創業者が会長になり、社長の座を後継者に譲ったところで、引き継いだ社長は体感した成功体験を礎に社員を引っ張ろうとするから、会社の体質はなかなか変わるものではないのである。
三菱自動車が分社する前の母体であった会社は、以前勤めていた会社の取引先であった関係で何度か訪問したことがあった。
同僚からは、財閥系の会社は何となく社員の態度が高飛車なところがあるから・・・と忠告されて、中に入っていた商社の営業マンに同伴してもらい訪問した。
事前に相手先の都合のいい時間をうかがってアポイントを取り、約束の時間より10分ほど早めに到着したのだが、担当者は打ち合わせ中とかで、何と1時間半ほど待合室で待たされた経験がある。
しかも、遅れてやってきた担当者は何事もなかったかのように振る舞い、いくら大切な顧客といえども、「なんとも、呆れた会社だな・・」と痛感したものだった。
ちょっと前、雪印グループの関連会社でも不祥事が相次いだことがあったのは記憶に新しい。あの時は、牛肉の偽装で雪印食品という会社は解散・消滅する結果となった。
謝罪会見は見飽きた光景だが、あの時も同じようにあった。
実際、三菱自動車は、この国に必要な会社であろうか?そう考えさせられる後味の悪い偽装事件である。
時期を同じくして、これまた信じられない事故が起きた。
新名神高速道路の有馬川橋の建設中の橋げたが落下したという、ちょっと信じられない事故である。
これだけ大掛かりな工事を請け負う会社は、それなりの信用と実績のある建設会社なのだろうと思ったら、三井住友建設㈱と㈱横川ブリッジのJV(ジョイントベンチャー)だそうだ。
確か横浜の傾いたマンションも三井住友建設㈱であったと思うが、三菱・三井・住友といった旧財閥系の大会社は、このところ災難続きである。
しばらくは、南朝鮮の専売特許であった稚拙な建設技術や嘘つき体質をあざ笑うことは出来なくなったではないか。
日本ブランドの信用を貶めた両社の罪は、橋梁の落下とは比較にならない位大きく、取り返しのきかないものであることと認識すべきではなかろうか。
『当社の「eKワゴン」、日産自動車向けに供給した「デイズ」など軽自動車4車種で燃費を実際より良く見せる不正を行っていました・・
・・国土交通省に提出した燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるために、不正な操作が行われていたことが判明しました。国内法規で定められたものと異なる試験方法が採られていたことも判明しました。』
ついこの間、我々はドイツのヴォルクスワーゲン社の排ガス誤魔化し方をあざ笑ったばかりであった。同時にその検知に貢献した京都の計測器メーカー、堀場製作所を誇りに感じたものだった。
ところが、三菱自動車はあのドイツの自動車メーカーと似たような誤魔化しをしていたのだから、まったく開いた口の顎が外れそうである。
しかも、三菱自動車には二度の前科がある。三度目となると、これはもう何がどう悪いとか言う問題ではなく、ちょっとやそっとでは改善できない「体質」であるといっていいだろう。
会社には知らず知らずのうちに出来上がる独特の『社風』がある。主に創業当時の経営者の経営思想や性格を幹部を始めとする社員達が肌で感じ取り、意に沿うように活動していく結果醸成されるもので、これが固まってくると、軌道修正することは簡単なことではない。
創業者が会長になり、社長の座を後継者に譲ったところで、引き継いだ社長は体感した成功体験を礎に社員を引っ張ろうとするから、会社の体質はなかなか変わるものではないのである。
三菱自動車が分社する前の母体であった会社は、以前勤めていた会社の取引先であった関係で何度か訪問したことがあった。
同僚からは、財閥系の会社は何となく社員の態度が高飛車なところがあるから・・・と忠告されて、中に入っていた商社の営業マンに同伴してもらい訪問した。
事前に相手先の都合のいい時間をうかがってアポイントを取り、約束の時間より10分ほど早めに到着したのだが、担当者は打ち合わせ中とかで、何と1時間半ほど待合室で待たされた経験がある。
しかも、遅れてやってきた担当者は何事もなかったかのように振る舞い、いくら大切な顧客といえども、「なんとも、呆れた会社だな・・」と痛感したものだった。
ちょっと前、雪印グループの関連会社でも不祥事が相次いだことがあったのは記憶に新しい。あの時は、牛肉の偽装で雪印食品という会社は解散・消滅する結果となった。
謝罪会見は見飽きた光景だが、あの時も同じようにあった。
実際、三菱自動車は、この国に必要な会社であろうか?そう考えさせられる後味の悪い偽装事件である。
時期を同じくして、これまた信じられない事故が起きた。
新名神高速道路の有馬川橋の建設中の橋げたが落下したという、ちょっと信じられない事故である。
これだけ大掛かりな工事を請け負う会社は、それなりの信用と実績のある建設会社なのだろうと思ったら、三井住友建設㈱と㈱横川ブリッジのJV(ジョイントベンチャー)だそうだ。
確か横浜の傾いたマンションも三井住友建設㈱であったと思うが、三菱・三井・住友といった旧財閥系の大会社は、このところ災難続きである。
しばらくは、南朝鮮の専売特許であった稚拙な建設技術や嘘つき体質をあざ笑うことは出来なくなったではないか。
日本ブランドの信用を貶めた両社の罪は、橋梁の落下とは比較にならない位大きく、取り返しのきかないものであることと認識すべきではなかろうか。
あれで、海外では知名度だけは高いんですよ。
そういえば、フォルクスワーゲンが信用失墜と言っても、南朝鮮では逆に爆売れしているそうですよ。