孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

広報担当役員でしょ?

2015年06月20日 | 日記
今朝、出掛けにテレビのニュースでチラッと見て、気になっていたので、昼休みにネットで確認したニュースに、トヨタの役員である米国人女性が、日本では麻薬扱いの薬物を密輸しようとした容疑で、逮捕された・・・というものがあった。

オキシコドンという名前の鎮痛剤で、日本でもアメリカでも医師の処方箋無しでの入手は出来ないという劇薬のようだが、あのマイケルジャクソンも乱用していたというから、何となくそっち系の薬物なのだろうという、第一印象だった。

そこで、英語で oxycodone とググって見ると、米国でもかなり中毒性のあるいわくつきの劇薬で、中毒患者もたくさん出ているようだ。この薬に限らず、日本でも最近「脱法ドラッグ」による交通事故が多発して問題になっているが、本場米国ではその数が日本の比ではない。

ニュースによると、逮捕された米国人女性は、GMやペプシで広報担当の職歴があり、TOYOTAの常務役員になるほどなのだから、知的レベルも相当高いだろう。その薬の持つ危険性や、日本の麻薬に対する対応についても、知らなかったでは済まないはずだ。

もう数十年前になるが、私が米国にいた時なども、(当時はサタデー・ナイトフィーバーなどが流行っていた)ディスコ全盛期で、盆踊りすら出来ないくせに、何度かダンスパーティーに出かけた事があった。開場に入るや否や、マリファナの煙が蔓延して、場内が独特な臭いで充満しているのに仰天したことがある。

シアトルの港近くのマーケットに行けば、誰でも簡単にマリファナなど買うことが出来ると、笑って教えてくれた青年がいた。また、米国映画のシーンなどでもよく細かく砕いた薬物を指に付けて、歯茎にこすりつけたり、ストローで鼻から吸い込んだりしているのを見る。

アメリカは、自由の国だそうだから、そういう薬物に関して法律で寄生はしているのだろうが、現実は別物であったことを知った。そんなこんなで、私は今朝のニュースを見たとき、別にTOYOTAがどうのこうのではないが、「ああ、これはクロだな・・・。」と瞬間に感じたのだった。

それにしても、小包の送り主は誰なのか、常備薬なら常備薬として必要なので送ったと主張しなかったのか、なぜおもちゃのペンダントなどに隠すようにして送ったのか、広報のベテランならば、もう少し説明してもよさそうなものを、胡散臭さ一杯だったではないか。

ネットを見ていたら、Q&Aのサイトで、ある米国人が、「今度妻を連れて東京に赴任することになるが、妻は何種類か持病の薬を携帯している。日本はドラッグに厳しい国だと聞いているが、事前にどういうことをする必要があるか?どこに聞けば良いか?」と、聞いている人に対して、それを見た人が、ここのURLを見れば、詳しく出ていいる、と教示していた。

逮捕された米国人女性は、「私は、麻薬を密輸したとは思っていない。」と答えていたと報道されていたが、子供のような言い訳で、他人の足を踏んでおいて、あなたの足が私の足の下にあったなんて、知らなかった・・・と言っているようなものだ。

報道の仕方も、第一報だったにせよ、何となく腰が引けているようで、胡散臭かった。ポールマッカートニーだろうが、TOYOTAの重役だろうが、法を犯すような輩は、堂々と入国禁止、国外追放にすればよい。

夜のニュースでは、TOYOTAの社長がグダグダ身内を庇う様なことを言っていたが、米国人だから怖気づくような素振りは、決して見せないでほしい。広報担当で雇ったのなら、堂々と本人に弁解させればいい。ヤバイから、弁護士を盾にするのではないのか。ド素人はこう思ってしまったのでした。


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