台湾は漢字の国である。支那が簡体字といわれる略字化された漢字を使うのに対して、台湾では繁体字というオリジナルの簡略化されない漢字を使う国である。
漢字には象形文字も多いが、それらを組み合わせた表語文字という文字に分類されるより便利な文字だといえる。英語は単語を見ただけでは、意味を連想し難いが、漢字はその作りから、意味を連想しやすい。
若いとき出張で台北に行った際には、通りが漢字の看板だらけでいささかうんざりしたが、今ではその看板を見て意味を想像するのが楽しみになった。もう少し脳味噌が柔らかければ、読み方を覚えさえすればさほど難しくない外国語で半年程度の短期間で習得できそうな気がする。
地下鉄の車内でも周りを見ると様々な漢字の表示が見える。イラストが無くてもその意味は大体理解することが出来るから面白い。
「小心」とは英語で Mind (気にする、注意する)という意味で、「○○に注意せよ!」という表示をよく目にする。「挟む」と似た字に「手」という字が続けば、「手を挟むから注意せよ!」という意味だと分かる。
「月台」とは、プラットホームのことで、「間隙」はそのまま「すき間」のこと。つまり、「小心月台間隙」とは、「乗り降りの際は電車とプラットホームの間のすき間に注意せよ!」という意味を表す。
また、公衆トイレの入り口でよく見る標識がある。
これは、「地滑りに注意」ではなく、「床が(濡れていて)滑りやすいから注意せよ!」という意味の看板である。
漢字が繋がってもその一つ一つを良く見ると、何を言わんとするかが理解できる注意書きがこれである。
「譲る」「座席」「給ふ」「老人」「弱者」「婦人」ときて、最後の「嬬」は群馬県の嬬恋の「ツマ」とか「ジュ」と読み、弱弱しい女性を意味する漢字である。従って全体で、「女性や老人など弱者には座席を譲ってあげましょう」という意味だと理解できる。
日本でもお馴染みの「優先席」は大体どこの国でも似たようなイラストで表示されていて、人目で理解できるようになっている。台北の地下鉄では座席の色が他と異なっているからすぐ分かる。
「博愛座」とは、何だか照れくさい命名だが、この間反日の隣国で「土下座コント」を演じたばかりのルーピー鳩が知ったら大喜びしそうな座席の呼び方ではなかろうか。
「日本も台湾を見習って、こういう名前をつけなければダメですよ。」などと偉ぶって能書きをたれそうである。
帰りの飛行機は、予め指定した通路側の座席に座れたが、その位置は非常口のすぐ後ろの席だった。しかし、日本語では「非常口」というが、台湾の航空会社・チャイナ・エアラインの場合は、ただの「出口」。英語表記も「 EXIT 」 であった。
乗降口は一番前のコックピットの後ろにあったが、そこには敢えて表示は見えなかった。
漢字文化は実に表現が豊かで、明治維新の際に外国文化が入ってきた際に、次々に日本人はそれを漢字に翻訳していった。当時の支那人たちですら、そういう日本人の翻訳した「外来語」を支那に持って帰り、そのまま使用し続けて今に至る。
国名の「中華人民共和国」の中で、唯一「中華」だけが支那オリジナルの言葉であることはよく話題にされる。他にも、「自由」、「科学」、「哲学」、「福祉」、「革命」、「経済」、「宗教」、「時間」、「空間」などど・・・
当時の支那人留学生が逆輸入した和製漢語は、その数800語にも及ぶという。
彼らが信奉する「共産主義」「共産党」「幹部」などという言葉も実は当時の日本人の翻訳語である。
お隣の反日部族のように、「日本がオリジナルだ」などと威張るつもりは毛頭ないが、こんなに便利な漢字を捨てたあの連中は、科学技術の進歩や洗練された芸術や文学の繁栄も一緒に捨てたことになると思い知るべきである。多分あと100年経とうがノーベル賞受賞者は出ないだろう。
想像してみるがいい。今日本語がすべてローマ字表記になった状況を。
彼らが誇るハングル文字とは母音と子音の組合せだから、正にローマ字と同じである。
同音異義語をどう理解する。文字数ばかりやたら多くなる。満足な表現がしにくくなり、それが次第に鬱積していき最後にそれに耐えられなくなってすぐに発狂する。
あの部族特有の風土病「火病」とはそれである。
容易に字体を簡略化せず、漢字を大切にする国としても、台湾はとても好感を抱かせてくれる。
漢字には象形文字も多いが、それらを組み合わせた表語文字という文字に分類されるより便利な文字だといえる。英語は単語を見ただけでは、意味を連想し難いが、漢字はその作りから、意味を連想しやすい。
若いとき出張で台北に行った際には、通りが漢字の看板だらけでいささかうんざりしたが、今ではその看板を見て意味を想像するのが楽しみになった。もう少し脳味噌が柔らかければ、読み方を覚えさえすればさほど難しくない外国語で半年程度の短期間で習得できそうな気がする。
地下鉄の車内でも周りを見ると様々な漢字の表示が見える。イラストが無くてもその意味は大体理解することが出来るから面白い。
「小心」とは英語で Mind (気にする、注意する)という意味で、「○○に注意せよ!」という表示をよく目にする。「挟む」と似た字に「手」という字が続けば、「手を挟むから注意せよ!」という意味だと分かる。
「月台」とは、プラットホームのことで、「間隙」はそのまま「すき間」のこと。つまり、「小心月台間隙」とは、「乗り降りの際は電車とプラットホームの間のすき間に注意せよ!」という意味を表す。
また、公衆トイレの入り口でよく見る標識がある。
これは、「地滑りに注意」ではなく、「床が(濡れていて)滑りやすいから注意せよ!」という意味の看板である。
漢字が繋がってもその一つ一つを良く見ると、何を言わんとするかが理解できる注意書きがこれである。
「譲る」「座席」「給ふ」「老人」「弱者」「婦人」ときて、最後の「嬬」は群馬県の嬬恋の「ツマ」とか「ジュ」と読み、弱弱しい女性を意味する漢字である。従って全体で、「女性や老人など弱者には座席を譲ってあげましょう」という意味だと理解できる。
日本でもお馴染みの「優先席」は大体どこの国でも似たようなイラストで表示されていて、人目で理解できるようになっている。台北の地下鉄では座席の色が他と異なっているからすぐ分かる。
「博愛座」とは、何だか照れくさい命名だが、この間反日の隣国で「土下座コント」を演じたばかりのルーピー鳩が知ったら大喜びしそうな座席の呼び方ではなかろうか。
「日本も台湾を見習って、こういう名前をつけなければダメですよ。」などと偉ぶって能書きをたれそうである。
帰りの飛行機は、予め指定した通路側の座席に座れたが、その位置は非常口のすぐ後ろの席だった。しかし、日本語では「非常口」というが、台湾の航空会社・チャイナ・エアラインの場合は、ただの「出口」。英語表記も「 EXIT 」 であった。
乗降口は一番前のコックピットの後ろにあったが、そこには敢えて表示は見えなかった。
漢字文化は実に表現が豊かで、明治維新の際に外国文化が入ってきた際に、次々に日本人はそれを漢字に翻訳していった。当時の支那人たちですら、そういう日本人の翻訳した「外来語」を支那に持って帰り、そのまま使用し続けて今に至る。
国名の「中華人民共和国」の中で、唯一「中華」だけが支那オリジナルの言葉であることはよく話題にされる。他にも、「自由」、「科学」、「哲学」、「福祉」、「革命」、「経済」、「宗教」、「時間」、「空間」などど・・・
当時の支那人留学生が逆輸入した和製漢語は、その数800語にも及ぶという。
彼らが信奉する「共産主義」「共産党」「幹部」などという言葉も実は当時の日本人の翻訳語である。
お隣の反日部族のように、「日本がオリジナルだ」などと威張るつもりは毛頭ないが、こんなに便利な漢字を捨てたあの連中は、科学技術の進歩や洗練された芸術や文学の繁栄も一緒に捨てたことになると思い知るべきである。多分あと100年経とうがノーベル賞受賞者は出ないだろう。
想像してみるがいい。今日本語がすべてローマ字表記になった状況を。
彼らが誇るハングル文字とは母音と子音の組合せだから、正にローマ字と同じである。
同音異義語をどう理解する。文字数ばかりやたら多くなる。満足な表現がしにくくなり、それが次第に鬱積していき最後にそれに耐えられなくなってすぐに発狂する。
あの部族特有の風土病「火病」とはそれである。
容易に字体を簡略化せず、漢字を大切にする国としても、台湾はとても好感を抱かせてくれる。
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