孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

【二番目の方、どうぞ・・・】 考

2018年02月03日 | 社会観察
最近、立て続けに同じような体験を、コンビニとスーパーマーケットでした。どちらも、ほとんど同じ状況で、どちらも不愉快で不可解な気分になった。

それは、買い物をしてレジに並んでいる時のことであった。

少しの間に客がワーと入ってきて、レジに並び始め、さっきまでガラガラだった店内が、急に混み始めた。

私はほしい物を買い物カゴに放り込み、レジに向かうと、コンビニの二つあるレジの片方しか店員がおらず、そのレジに4名の客が列を成していた。仕方なく私はその最後尾に並んだのだった。店内を見渡すと、別の店員は、何やら菓子類の棚卸でもしているようだった。

列ができたレジに気が付いたその店員は、そそくさと作業を終え、別のレジの方に早足で戻った。それを見た私は、「ラッキー!」と思い、そっちへ向かおうと移動し始めた。

すると、彼女は私をチラッと見てから、隣のレジに並んでいる人に向かって、「二番目でお並びの方、こちらへどうぞ!」と声高に言った。明らかに、彼女は私を無視しようとして、となりの列の「二番目の方」の方を見ていた。

  レジ待ちはイラつくもの


私は、(なるほど、そういうルールがあるのか・・・)と察して、元の列の最後尾に並び直したのだった。しかし、「二番目の方」は、レジを移動するまでもなく、自分の順番がきたようなので、片方のレジの店員は、ただ困ったような顔をしていたようだ。

そのうち、そちらのレジにも別の客が並び始めたのだが、私はそちらへは写りたくなかったので、そのままおとなしく自分の順番が来るのを待った。

これとほぼ同じようなことが、今度はスーパーマーケットであったのだった。

全部で6~7箇所のレジが並んでいるスーパーなのだが、その時は時間帯の所為か一つしかレジ担当がいなくて、客の列はあっと言う間に6~7人に増えた。

店員はそれを見て、マイクを取り、「レジ解放をお願いします」と店内放送をした。するとどこからか男性店員が早足でやってきて、レジの前に立った。それとほぼ同時に私の後ろに並んでいた老人が、そちらのレジに向かった。

私は、「あっ、ルール違反だな・・」と思ってみていると、案の定男の店員は、片手でその老人を制して、「すみません、二番目でお待ちの方、こちらへどうぞ・・」と言うのだった。

二番目で順番を待っていたご婦人は、商品で一杯になっていた買い物かごを抱えて、そちらのレジに移っていった。


私は最近までこの暗黙の「二番目の方、こちらへ」ルールについては知らなかったが、こうすることで、店側は大切なお客様に対して、平等に対応しているのだとアピールしているつもりなのだろうか?

そんなつまらぬ気遣いをするより、店員がもう少し客の動きに気を配り、レジに列が出来始めるのを予想した上で、事前に店員を配置させるように指導すれば、簡単に済むことではないのかと思うのだった。

大した数の買い物でもないのに、レジで何分も待たされるのはイライラするもので、前の客が、がま口の奥の方の小銭をほじくりだそうとしていたりすると、そのイライラはさらに募るのである。


【コンビニ、バイト募集中!】 考

2018年02月03日 | 社会観察
トイレで用を足してから、何も買わずに店を出るのは気が引けるので、ガムなんかを1個買うのだが、実はあれはコンビニの店員にしてみると、非常に「ウザい」のだそうだ。

トイレ使ったら、そのまま出てってくれた方が楽でいいのだそうだ。

たった1個のガムでも、それに伴う作業は、レジ打ち、入金、つり・レシート渡し、包装などがあり、「ポイントカードは?」とかの確認もあって、確かにやること、言うことが標準化されているとはいえ、面倒といえば面倒なのかもしれない。

それが昼時などで客で混みあっていたりすると、益々イラ立つのだろう。

そうと解かれば、これからは堂々と黙ってコンビニのトイレを借りて、何も買わずに店を出ることにしようかと思う。

先日、近所のコンビニでレジにいたオーナーと立ち話をしたとき、学生バイトを募集しても最近の高校生は、コンビニのバイトは敬遠しているようで、なかなか応募者がいないと嘆いていた。

そのコンビニは、我家の愚息たちが高校生のときにお世話になったコンビニで、当時は賞味期限が切れる食品を、よく貰って帰ってきて、そのうちカミさんなどは、それを楽しみにするようになったものだった。

当時と比べると、今のコンビニの業務は相当増えているようで、傍から見ていてもその忙しさは尋常ではないと感じる。

果たして、こういう仕事を外国人留学生に任せられるのかと心配していたら、すでに大手のコンビニ各社は、海外にコンビニ店員養成所を作っており、そこで接客の仕方や、レジの打ち方などを徹底的に訓練して、日本に来たら即戦力として雇える体制を整えているそうだ。

 コンビニ店員養成所

外国人を労働者として受け入れるには、まだ法制上の規制があるため、彼らは留学生として入国する。日本の大学は慢性的な学生不足のため、これは大学側にとって大学経営上、願ったり叶ったりなのだそうだ。

昔は就労ビザはなかなか下りなかったものだが、今では留学生に1週間28時間以内という条件で、アルバイトをすることを認めているそうだ。

コンビニでアルバイトをして金を溜めるのが、本来の目的であり、留学とは単なる手段に過ぎず、勉学する気など最初から無いのは、解かりきったことなのだ。

これで、コンビニ側も、大学側も、外国人側もみんな得するようだが、この影響はジワジワと日本の地域社会に良からぬ影響を及ぼしてくることは、素人でも想像できる。

ちょうど、外来種の昆虫や動物が、ジワジワと拡散増殖していき、生態系を破壊していき、気が付いたら取り返しのつかないことになるのと似ている。

コンビニ業界や大学側とてそうした影響はわかっているはずなのに、目先の利益に目がくらんで、この国の将来にどういう悪影響を及ばすかなどは考えたくないのだろう。

ヨーロッパではどういう結果になっているのか・・・。

調べようとすれば、あんなにいい教材はないはずなのに。