goo blog サービス終了のお知らせ 

孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

バンクーバーの同胞殺人事件の経過如何?

2017年02月12日 | 英語関連
留学生、古川さんの遺体が見つかったのは、昨年の9月というから、もう一般の日本人は事件のことなど忘却のかなたであろう。

  行方不明は、昨年9月8日の事だった

穿った見方をすれば、こういう情報の出し方はカナダ政府の巧妙な策略によるものなのかもしれない。何せ、日本人の語学留学希望者にとっては、バンクーバーといえば治安がいい街ということで定評があったらしいからだ。

むやみに事件報道をセンセーショナルにして、街の評判を下げるより、小出しにして事件を小さく扱う方が得策だと考えても不思議ではない。アジアの小娘一人が殺されたくらいで評判を下げるようなことを避けたい、と考えるのは白人ならごく普通の思考だろう。

  容疑者:ウィリアム・シュナイダー



共同通信が小さな扱いで報じていた。以下、抜粋:


 『カナダ西部バンクーバーに留学中だった古川夏好(こがわ・なつみ)さん=当時(30)、青森県出身=が昨年9月、遺体で見つかった事件で、地元警察は10日、遺体を適切に扱わなかった疑いで逮捕、訴追していたウィリアム・シュナイダー容疑者を殺人容疑でも訴追したと明らかにした。

 古川さんは昨年9月8日、容疑者とバンクーバー市内の監視カメラで撮影された後に行方が分からなくなり、同28日に同市内の空き家で、遺体で発見された。(共同)』

といっても、事件は解決したわけでもない。今月10日に地元警察が容疑者を殺人容疑で訴追しただけだった。

日本人女性が殺されたというのに、こんな事でいいのだろうか?

外務省はどういう考えなのだろう。

役立たずの地元警察を調べる担当者はいないのだろうか?

やはり、トップが岸田ではこんなものなのか?

先生、英語化政策対応、大丈夫ですか?

2017年02月12日 | 英語関連
シンガポールやマレーシア、フィリピンなどでタクシーを利用すると、運転手はほぼ100%英語が通じるので便利な感じがする。

日本のタクシー運転手も英語を話すようになれば、英語圏からの観光客へのおもてなし度は随分アップして、評判が良くなるだろう、観光客も増えるだろう、だから英語化推進を、と考えがちだが、それはちょっと違うんじゃないか。

たまには、ぼったくりもあります・・

シンガポールやマレーシアは長いこと英国の植民地であったし、フィリピンはアメリカの植民地であった歴史がある。彼らと日本人を同列に考えてはいけない。

それに、日本人観光客のために東南アジアのタクシー運転手がみんな日本語を話すようになったとして、観光客であるあなたはうれしいですか?ありがたいですか?異国情緒を味わいたいという海外旅行の要素を損なうことにならないですか?

それに、観光客誘致のためとか、押し寄せる外国人観光客に対応するため英語くらい話せるように・・・という理由なら、北京語を覚えるべきじゃないでしょうかねえ?

2020年は東京五輪の年ですが、この年から小学校の5,6年生は正式な教科として英語を習うことになるそうです。テストをして成績がつく事になり、その年には小学校3年生も「英語活動」が始まり、お遊びで英語に慣れるのが目的のようです。

やがて英語は、私立中学の受験科目に加わり、市井の英語教室は小さな子供たちで賑わうことになることは目に見えています。

  中学の英語の先生。大変でしょうな。

そういう政策に伴って教える側も尻を叩かれているようですが、現状は対応できているんでしょうか?



以下、京都新聞より抜粋:


 『京都府教育委員会は9日、京都市を除く中学校の英語科教員で、本年度に英語能力試験TOEICを受験した74人のうち、府教委が目標として課した英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは16人で、約2割にとどまることを明らかにした。

最低点は280点で、500点未満も14人いたという。府教委は「英語科教員の資質が問われかねない厳しい状況だ」としている。』

これを知ったちょっと英語に関心のある父兄は、多分大きな失望感を覚えて、こりゃ学校に期待はできないわ・・・と感ずることだろう。

そして、それは子供たちに伝播して、英語教師を見下すことになり、それを敏感に察知するる英語教師たちは恐らくやる気を出すより、やる気をなくしてしまうのではないか。

 『国は、次期学習指導要領で、中学校の英語科の授業は基本的に英語で行うことを盛り込む方向で、2017年度内に中学校教員で英検準1級以上50%という目標を掲げている。

 そのため府教委は、本年度から英検準1級以上を取得していない英語科教員に、英語のコミュニケーション能力を測るTOEICの受験を促し、受験料を負担する事業を約750万円かけて始めた。』

文科省のお役人が、鉛筆舐め舐め目標を設定するのは、いとも簡単なことであるでしょう。しかし、英語教員の力量は昨日今日急に下がったわけではないことは明白です。ゆとり教育で大きな失敗を経験したにもかかわらず、お役人は学習していません。


 『対象となる50歳未満の教員は約150人で、本年度は74人が受験した。まず昨年6月に試験実施したところ、4人しか達成できなかった。』

残念ながら、京都の英語の先生は、「英語を教える力量はない」ということです。

 『その後、8月と10月に集中セミナーを3日間実施。その後1月までに追加で8人が合格した。ただ受験者の平均点は、1回目が578点、2回目が588点で、セミナーや自習を経ても10点しか上がっていない。』(京都新聞  2017年02月10日)

TOEICはかなりこまめに受験者のデータを収集してきていて、その統計よるとこれまでの英語教員の平均スコアは、中学教師が560、高校教師が620という結果でした。

これはいずれも文科省の目標730に達していないばかりか、この程度のスコアでは英語を教えるレベルではない、と公表しています。

この英語化政策の愚策ぶりは、『英語化は愚民化』(施 光恒著 集英社新書)に詳しいので、是非ご一読を!

すでに一部の有名大学では、授業がすべて英語で行われていて、これはどんどん広がることになるそうです。バカバカしいことに、日本の大学で日本の学生たちが日本人の先生に英語で「日本文学」の講義を受けるという光景が生じるようです。

政府のこういう動きを察知して、人材派遣の大手などは、近場の英語圏のアジアの国に、日本人のための英会話学校をつくり、短期・長期英語留学を受け入れて儲けようと企んでいるようです。

  Pの派遣企業

ほくそえんでいる利権屋は、郵政民営化のときの例のあの方、今や派遣会社の会長さんです。

馬場辰猪の優れた先見性

2017年02月05日 | 英語関連
トランプが米国大統領になって、これまでほぼ思い通りに人・物・金の往来を自由にしようと世界をコントロールしてきた、いわゆるグローバリスト達は、今躍起になってトランプ攻撃を続けている。

それに操られているのか、自由意志なのか、日本のマスゴミも薄気味悪いほど連日連夜のアンチ・トランプ報道に徹しているのが、どこか狂っているように見える。

ひところ国際化、国際化と煽られていたのが、いつの間にか言葉が変わってグローバル化と叫ばれるようになった。

国を隔てる国境なんていらない、邪魔である、とするグローバル企業は、日本での障害となる言語教育にも口を挟み、それに呼応するようにいくつかの企業は、英語を社内公用語にすると宣言したのは周知の通りである。

そして、それらの企業の経営者の中からも安倍政権の英語化政策に影響を与える者が出て、この国の英語教育は大きく変わろうとしているのが現状である。

  社員のTOEICスコアが自慢

これに異を唱えた一人が九州大学準教授の施 光恒(せ てるひさ)氏で、『英語化は愚民化』という著書で、安倍政権の英語化政策を痛烈に、真剣に、論理的に批判して警鐘を鳴らしたのだった。

集英社新書から発行されてすぐに私も入手して読んだのだが、今春から初孫なっちゃんが小学校に入学すると知ったのをきっかけに、もう一度読み直してみた。

印象深い部分は、明治初期に「日本語廃止・英語公用語化論」を唱えた森有礼(ありもり)と、その反対の論陣を張った馬場辰猪の主張であった。

薩摩藩士であった森は、幕末、18歳のとき薩摩藩第一次英国留学生として英国に密航・留学している。明治維新後帰国した後、38歳で初代文部大臣に就任しているが、それ以前に彼は、『英語公用語化論』を主張している。

  薩摩出身・森有礼(ありのり)

彼の主張は、「日本の近代化は、日本語では難しい。英語で国づくりを進めていくべきだ。」というものだった。日本語は廃止して、万事英語での政務を行うべし、という相当極端な主張を繰り広げている。

この主張は一見過激すぎるように聞こえるが、鎖国が続いた日本から英国に留学して、当時の最先端技術を目の当たりにして知識を深めていくと、当然日本語の語彙には存在しない物や概念が頻出してくるので、極めて自然な主張であったと言えるだろう。

しかも、欧米列強の国力に早急に追いつこうとすれば、言葉が近代化に対する障害になるであろうという森の懸念と焦りは、現代の我々には理解しがたいものがあったに違いない。

森は当時、自分の主張を欧米の識者達にも披露して、意見を聞いている。いわく、、


日本語は文法も未熟で語彙も少なく、知的な概念などは漢語に頼らないと議論すらできない、近代化には向かない言語である。

近代国家を建設するためにはふさわしくないので、英語の不規則動詞などを簡略化したり、つづりと発音を一致させた「簡易版」の英語に改良して欲しい。その上で英語を公用語として学校教育を英語化した上で、日本の近代化を図って行きたい。

こんな主張を、手紙で受け取ったエール大学のウィリアム・ホイットニー(アメリカ言語学会初代会長)は、以下のように返答している。

「母国語を捨て、外国語で近代化を図った国で成功したものなど、ほとんどない。しかも、簡略化された英語を用いるというのでは、英語国の文明の成果を獲得する手段としておぼつかない。」そして、

「英語学習の時間を充分取れる一部の特権階級と、一般大衆との間に大きな格差と断絶が生じてしまうだろう。」

さらに、ホイットニーは、次のように助言していた。

「日本文化の『進歩』の中には、『母国語を豊かにする』ことが含まれなければならない。豊かな国語こそ、日本の文化を増進する手段であり、一般大衆を文化的に高めることにつながる。」

他のお雇い外国人たちも、森の「英語公用語化論」には否定的な見解を述べていた。
「教育政策を考える上で、変えても良いものと変えてはならないものがあるが、教育で用いる言語は最も変えてはならないものである。」と断言した外人識者もいたという。

福沢諭吉の慶応義塾で学んだ土佐出身の自由民権運動家・馬場辰猪(ばば たつい)は、建設的な方法で森有礼の『英語公用語化論』を批判した。

  馬場辰猪、長崎、英国で英語を学ぶ

長崎でオランダ人宣教師に英語を学んだあと、英国に留学した馬場は、ロンドンで森有礼に反対を表明した。その方法は、ユニークなもので、何と馬場は英語で日本語の文法書をあらわし、イギリスの出版社から本を出版したのだった。

その理由は、森有礼がことあるごとにいう、「日本語にはまともな文法がない」という主張に対するものであった。自ら英語で日本語の文法書を出版することで、日本語にもきちんとした文法があると主張したのである。

その本は、『日本語文典』(An Elementary Grammar of the Japanese Language With Easy Progressive Exercises) の中の序文で、馬場は出版の意図と共に、森有礼の『英語公用語化』に対する批判を展開していた。

馬場の主張は、要約すると以下の4点であった。

1. 英語学習には大変な時間を要するため、若者の時間を浪費させることになる。
2. 英語公用語化で、国の問題を論じるのが、一握りの特権階級だけに限られる。
3. 英語を公用語にすると、社会は分断して格差が固定化する。
4.  英語公用語化は、国民の一体感を失わせることになる。

馬場は、インドを見てその実態を示してもいた。

すなわち、インドでは、英語を話さない人達は、英語を話す人達をインド人とは見なさず、英語を話す人達は話さない人達を小馬鹿にして、両者の間には共通の思想も感情も存在しない、と言っている。

馬場は、自ら日本語には明確な文法があることを、日本語文法書を英語で出版することで主張し、さらにそれではどうすればよいか、一体何が足らないのかを最期に伝えている。
「すでに我々の掌中にあり、我々すべてが知っているものを豊かで完全なものにすべく努めるほうが、それを捨て去り見知らぬものを採用するよりも望ましい、とかんがえるものであります。」

すなわち、足らないものは「語彙」であると言っているのである。

結果的に、森の『英語公用語化論』は採られず、明治の識者達は次々に日本に入ってきた新しい技術や概念を翻訳していったのだった。


遺伝、引力、温度、階級、機械、義務、権威、酸素、水素、炭素、窒素、現実、 権利、
講義、光合成、細胞、赤外線。紫外線、市民、重力、統計、判決、病院、文明、 法律、
郵便、理想、倫理、労働、惑星、保険、物質、動物、哲学、電気、電流、電圧、 政府、
経済、健康、看護婦、万年筆、解析、爆弾、分解、弁護士、前置詞、封建、民主主義、
個人、社会、恋愛、自然、権利、存在、近代、美、自由、・・・・・などなど。


それまで見たことも聴いたこともない概念を、つぎつぎと母国語に翻訳してきた明治の知識人たちの努力を想うと、その偉業に感服する他ないが、お陰でその後の多くの日本人は、わざわざ金と時間を費やして海外に出なくとも、日本国内で研究に勤しむことが可能になり、日本の近代化に大きく貢献することになったのである。

こういう馬場辰猪のような明治の人たちの先見性を踏みにじるような、今の英語化政策は、どういう結果をもたらすか。すでに結果が見えているようで、いまさら議論すべくも無いように思う。

文部省は、前に「ゆとり教育」で大変な失態を演じている。この影響はいま社会の最前線で活躍する若者たちに出ているようだ。

教育政策は、後戻りできないもので、それだけに十分な議論を尽くすべきであるはずなのに、一部の利権屋や外国かぶれの若手経営者、あるいはグローバリズムの潮流に押し流されように進行している現状は、この国の将来にとって重大な問題であるはずだ。




恵方巻きは外来文化

2017年02月05日 | 英語関連
この次期になると、毎年勤め先の女性社員たちが、職場の男性社員一人一人に菓子の子袋を配る光景が繰り広げられる。

本来はチョコレートなのだそうだが、数が増えると金額が増すので、昨今は100均で買い求めた数種類の駄菓子を、シャレた袋に小分けしてコストダウンを計っているようだ。

この目的は、カミさんによると、「ホワイトデー」でのお返しチョコがお目当てだそうで、実際わが職場でも3月になると、「ホワイトデーのお返しで一人500円徴収させていただきたいのですが、ご賛同いただけますか?」などというメールが届く。

女性たちは、投資金額の数倍の見返りが期待できるので、この習慣は多くの職場で廃れずに存続しているようだ。

私は、こういう外来文化に対しては生理的に拒否する性質(たち)なので、実に煩わしく思う。

しかし、目くじら立てて文句を言える風土でもないし、「空気読めないオヤジ」と陰口を叩かれるのもストレスになるので、大人しくドブに捨てたつもりで500円出すことにしているのだ。

先週は、スーパーでもコンビにでも「恵方巻き」という巻き寿司の広告が異常に目に付いたが、これとて同様の「外来文化」である。

少なくとも私が住む静岡の中部地方ではこんな習慣は10年ほど前にはなかったと思う。

   節分と巻き寿司

もちろん、巻き寿司は昔から食べていたが、「恵方巻き」などという言葉はこの辺りには存在していなかった。従って、コンビニの窓に貼られている恵方巻きの予約募集広告を見ても、一体何のことなのか、最初は理解できなかった。

実は、私の親戚には鮨屋があるのだが、彼らもこの「ブーム」に便乗してか、何年か前から注文を受け付け、対応し始めたようであった。

普段から、江戸前鮨の職人気質を気取っていた主人が、意外と安直にこのブームに迎合したので、私は腹の中で彼をせせら笑ったものだった。

カミさんも恵方巻きという習慣のない、近隣の街から嫁いできたので、我家では節分には豆まきをするだけである。

第一、あの巻き寿司を両手で持ってかぶりつくという食べ方が、私は嫌である。そもそも太巻きは切って食べるものだと思ってそう実行してきた。いくら縁起をかついで願い事をするなどといっても、ああいう行儀の良くない食べ方は、伝統食に対する冒涜であると思う。

   この光景は品がない

更に、昨今ではこの習慣の起源が何と遊郭遊びにあった、と騒がれているようで、これが真実であるとすれば、おぞましい。関西の遊郭でのお遊び文化を広めて「経済効果」を狙う商人(あきんど)根性が見え隠れするようだ。

   卑猥な食べ方?

太巻きはウリ(我々)の文化だ、と南朝鮮が主張しているようだが、日本の恵方巻きの習慣を見て、そのうち何かイチャモンをつけるのではないか。

それとも、恵方巻きもあちらの「キーセン(妓生)遊び」が起源なのかしらん?

衝動買いさせられた新書(笑)

2017年02月04日 | 英語関連
国会が始って、相変わらず野党のウンザリする質問で、実のある議論が行われるどころか、仲間の野次をBGMに下らない時間を浪費するだけの中継が Youtube でも取り上げられている。

そういう影響が最新の世論調査の結果にも如実に出てきているのを、当事者達はどう考えているのだろうか。

まるで、野党議員は自民党の応援団のような実態であることを、直視した方が良い。

そんな鬱々とした思いが胸にくすぶっていた日、ぶらっと書店に立ち寄った時にこの本が目についた。タイトルを見て思わずクスッときた。

  ワニブックスPLUS新書

『民進党(笑)』

サブタイトルが、「さようなら、日本を守る気がない反日政党」

著者は・・・「国防女子」の赤尾由美さんではないか。

パラパラ・・と斜め読みしてみると、本文中にもやたらと「(笑)」が出ている。

小題をみると、普段私が抱いていたモヤモヤが文字になっていた。いわく・・。

・ 民主党→民進党でも中身はダメなまま
・ 民進党よ、何でも反対ではみらいはない!
・ 民進党のだらしなさに救われた自民党

ここまで見て、私は入り口近くのレジに向かった。

帰宅してさっそく読み始めると、赤尾さんの講演会を聞いているような感覚で、一気に読み終えたのだった。

駄菓子を口にしながらテレビのワイドショーを見る時間があったら、その時間をこういう良書(笑)を読む時間に費やしたら有意義だと思います。お勧めですよ(笑)。


霞ヶ関CC と 五輪 で考える

2017年02月04日 | 英語関連
東京五輪でゴルフ会場となる予定の霞が関CCが女性会員を認めないゴルフ場だ、女性差別だと批判されて、東京都知事なども目くじらを立てていたが、そもそもゴルフ場とは限られた一部の会員だけのものであったはず。

文句があるなら、他のゴルフ場に変えればいいじゃないか。霞ヶ関CCは、伝統を守るべきだと思う。

IOCがすべった転んだという話ではない。

ましてや、都知事や大臣の言うことなど気にする必要はまったくないと思う。

確かに、今の時代は昔と比べて女性の活躍が目立っている。南朝鮮やドイツ、英国など女性のリーダーが続出して、昨年の米国大統領選挙でも、あわや黒人の次は女性大統領誕生か、と心配したが、結果は惜敗でひとまず胸を撫で下ろした。

日本の政治でも、ひところ自国の国力を何とかそぎ落とそうとする、いわゆる「売国奴」といえば、野党のあの3バカトリオと相場が決っていた。

  日本が大嫌いな僕達!


しかし、今ではその役割は女性が奪い取った感がある。予算委員会などでもテレビカメラを気にしながら、まるで狂ったスピッツのようにキャンキャン吠え立てる女性議員たちは、男顔負けである。自国がどうなっても気にもしない、自分ファーストの売国四人組といえば、こいつらであろう。




野党の売国4人組などと違って、まともな考えをする大和撫子たち4人も血気盛んで実に頼もしい。

その4人とは、日本を愛し、海外を取材して国防を考えてきた河添恵子氏、予備自衛官の立場から主張する葛城氏、あの赤尾敏氏の姪であり、一円玉を鋳造するアルミ会社の現役社長である赤尾由美氏、そして沖縄出身の立場からグローバルに日本を論じる兼次映利加氏の四人である。



みなさんのお話を Youtube などで拝聴すると、ユーモアを交えながら和やかに話されるのだが、共通しているのは頑丈そうな背骨が一本通っているなあと感じさせることだ。

評論家の櫻井よしこ氏や金美齢氏なども、共にそれを感じさせる。

国防女子という言葉は、河添恵子氏が考えたそうだが、「国防女子が行く」というタイトルの本もなかなかの売れ行きだそうだ。

  みなさん和服がお似合いだ

また、 Youtube では元国会議員の杉田水脈(みお)氏なども、かなり精力的な活動を披露してくれていて、様々な情報を提供してくれている。特に南朝鮮の執拗な反日活動には、海外に飛んで反論したりしているようで、まさに歴史戦を戦っている、現役の女戦士である。

   切り口鋭いお二人


売国女と国防女子の表情を比べてみるといい。片や腐乱臭が漂ってきそうな表情、片や爽やかで澄み切った表情。

こう感ずるのは、私だけだろうか?


就職先としての市長職

2017年01月30日 | 英語関連
支那人ならずとも、知恵のない者は、兎角他人の真似をしたがるものである。



昨年以来、日本の首都、東京都政に関するニュースは連日新聞・テレビを賑わしている。今の都知事は、お得意のカタカナ語を連発して指導力を発揮しているが、都知事選のときのスローガンは『都民ファースト』の【東京大改革】であった。

当時の小池氏の特設ホームページをみると、以下のような選挙公約が今でも閲覧できる。

//////////

明日のために、今はじめる。

▶ 都政の透明化
▶ 五輪関連予算・運営の適正化
▶ 行財政改革の推進
▶ 都知事報酬の削減
▶ 特区制度の徹底活用

東京の課題解決と成長創出のために、
3つの「新しい東京」をつくります。

・ もっと安心、もっと安全、もっと元気な首都・東京
・ 女性も、男性も、子どもも、シニアも、障がい者も
  いきいき生活できる、活躍できる都市・東京
・ 世界に開かれた、環境・金融先進都市・東京

//////////

3つの東京を実現するための具体策がそれぞれ明示されていて、非常に分かりやすい構成となっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


わが街でも、5月には市長と市会議員の任期満了にともなう選挙が行われるようで、最近我家の郵便ポストに、立候補者のパンフレットが無造作に投げ込まれていたり、街のあちらこちらに、公約を掲げた看板を載せたトラックが走り回っていたりする。

私は生れ故郷にいなかった期間が長く、市政にはまったく無関心できたので、正直言うと、今の市政の功罪についてはチンプンカンプンである。

そこで、昨日通りかかった道路で目にした市長候補の方の公約らしき看板の写真を撮ってきて、じっくりと見てみた。


   

(変えよう島田)の後に、【島田市大改革】ときた。

『大改革』というからには、大きな変革を考えていると思ったら、さほど大きくはなさそうで、ズッコケそうになった。

・ 未来ある子供たちのために、小中校生の給食費を無料にします。

 (その財源として、市長の月給を90万円から20万円に減らします。)

・ 交通弱者のために、身近な移動手段を提供します。(無料コミュニティバス運行)

 (その財源として、市議会議員の月給を40万円から20万円に減らします。)


地方の人口10万人程度の田舎街の市長選なんてこの程度なんだろうが、それにしてもこの看板を見たときは、支那の遊園地に登場したドラえもんのまがい物を見たときのような、脱力感を覚えたのだった。

  ドラえもんのような・・

第一、市長の月給を減らして得た、月に70万円の財源で、市立小学校18校、市立中学校7校の給食費が賄えるのだろうか?それとも給食なのはごく一部なのだろうか?

気になったので、さっそく市役所の学校教育係に電話で確認してみた。すると、市立小中学校25校すべてが給食です、との回答だった。

月に70万円ですべての給食費が賄えるんでしょうか?と続けて聞いたところ、電話口の男性は、「そりゃとても無理です。」と笑いをこらえながら教えてくれた。

無料コミュニティバスの方も、試算しようとしたのだが、何台のバスをどのように運行するのかという具体的な計画も分からないのと、検証する事自体がバカバカしくなったのとで、ヤメにした。

この市長候補者は、聞くところでは前県会議員であったようで、前回の市長選で新人候補に敗退した当時の市長が、県会議員選挙に立候補して当選したあおりで、県会議員の地位を失ったという経歴だそうだ。

猿は木から落ちても猿だが、議員先生は選挙に落ちるとただの人になる、と言われるように、この候補者はただの人として浪人生活を送った後、満を持して市長選に立候補したのだった。

現東京都知事の小池氏の前の枡添氏が都知事のとき、いろいろな悪事がばれて窮地に立たされた。その際、彼が都議会で言ったことは、「すべての給与を辞退します」(のでお許しください)であった。

他にも、「退職金は要りません。」「湯河原の別荘は売却します。」などなど、全身全霊で都民のために働きますので、どうかお目こぼしを・・といった泣き言を連ねていたが、当時同情する人など皆無であったろう。

政治のプロであるならば、政策で勝負すればいいものを、月給を四分の一にしますだの、議員の給料を半分にしますだの、調子のいいことを言い出している光景は、枡添前都知事の最期を髣髴とさせる。

第一、わが街の子を持つ親たちは、子供の給食費が払えなくて困っているのであろうか?さてさて、有権者はどういう判断をくだすのでありましょうか。なんだか選挙結果が楽しみになってきた。

因みに、私は生れてこのかた、学校給食というものを経験したことがない。母親の作ってくれた弁当で小中高校を通して過ごしてきた。

豚や牛や鶏でもあるまいに、みんな同じ時間に同じものを同じ入れ物で食べるなど、オー、ヤダヤダ。





ミンシン3馬鹿トリオ

2017年01月27日 | 英語関連

民進・山井和則国対委員長代理、英風刺画を捏造? 
英首相候補の絵を安倍首相と決めつけ「大馬鹿」と批判
  
(産経ニュース 2016 5/31より抜粋)

  民進3馬鹿トリオ、山井・柿沢・玉木

  高学歴トリオ


『 民進党が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関して2016年5月30日に国会内で開いた「検証チーム」の会合で、山井和則国対委員長代理が英有力紙「タイムズ」に掲載されたEU(欧州連合)関連の風刺画を安倍晋三首相への批判だとして取り上げたことが分かった。』

 民進・山井
この時、外務省の役人は、「安倍総理は舟にのってます。」と山井たちに指摘した。

『 風刺画は、葛飾北斎の富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)の大きな波を、英保守党の次期首相候補とされるボリス・ジョンソン前ロンドン市長に模した絵だった。』

  G7の船に安倍総理が・・
So good to get away from that bloody idiot!
(あんな大馬鹿からは逃げといた方がいいよ!)


『 乱れた髪が特徴的なジョンソン氏と波頭を重ねあわせ、同氏が大きな口を開けた様子を描き、近くで船に乗ったキャメロン英首相とみられる人物が「あの“愚か者”から逃げた方がいい」という趣旨の発言をしていることを表現した。』

  英国首相候補ボリス・ジョンソン

『 英国では6月23日にEU離脱か残留かを問う国民投票が実施される予定。キャメロン首相は残留を訴え、ジョンソン氏は離脱支持を表明している。

  キャメロン首相の船には安倍首相やオランド仏大統領、メルケル独首相、オバマ米大統領ら先進7カ国(G7)の首脳とみられる人物も描かれていた。』

『  ところが、山井氏は30日の会合で、風刺画を掲げて「ここにも描いてあるように、安倍さんの顔で日本の津波からG7の首脳の方々が『あの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げたほうがいいよ』と。

  つまり、安倍首相が国内で国民に言っていることは『捏造(ねつぞう)なんじゃないの?』ということだ」と決めつけて発言した。
  』

『   山井氏は、安倍首相が伊勢志摩サミットで世界経済はリーマン・ショック前に似た状況だと語ったことを批判したかったようだ。

    会合に出席していた柿沢未途衆院議員もフェイスブックに風刺画を掲載し、「こんなのが英国を代表する高級紙に掲載されたのだとしたら国辱ものだ」と記し、安倍首相への批判という前提で紹介した。

    だが、風刺画で描かれたジョンソン氏は安倍首相とは似ても似つかない上、安倍首相自身らしき人物が船の上に乗っていることを見れば、安倍首相批判の風刺画ではないことは一目瞭然。「捏造」したのは山井氏や柿沢氏ら民進党の方だったようだ。』

この後、山井は言い訳をしているのだが、それが外務省に責任転嫁しているので、恥の上塗りとなっているのが、見ていて悲しくなる。

  山井和則
(だって、外務省が教えてくれなかったんだもん・・僕が悪いんじゃない!)


こういうアホタレ議員に一票投じた有権者たちも、恥を知って欲しいものだ。

こいつらに血税が何千万円も使われていると思うと、情けなくなります。

因みに、こいつらの学歴はウィキペディアによると、以下の通りです。

山井和則    京都大学工学部大学院修了
柿沢未途    東京大学法学部卒
玉木雄一郎   東京大学法学部卒、ハーバード大学・ケネディスクール卒


ホントかよ!?


まるで植民地

2017年01月21日 | 英語関連
「宗主国アメリカ」の大統領が決って、その就任式の実況を日本のテレビ局各社は、お祭り騒ぎで報道していた。

女性アナウンサーをワシントンに送り込んで、就任式の会場から警備の様子、この辺りに誰が座る予定だとか、チケットの色はどうだこうだとか、まったくどうでもいいようなことを得意げにレポートしていた。

  セレモニー会場の様子

テレビ局では、ワシントンからのレポートと映像を見ながら、「〇〇さんの立っている場所から、トランプ大統領のいるところまでは何メートルくらい離れているんですか?」「そうですねえ、4車線道路くらいですか。」「そんなにちかいんですか。」

まったく、どうでもいいやり取りをして盛り上がっていたようだ。

  あくまでもセレモニー

しかし盛んに、会場は空席が目立っている、歴代の大統領就任式と比べて、参加者が極端に少ない、会場周辺では反トランプのデモや集会が目立つ、などなど、明らかにテレビ局として伝えたい点は、アメリカはトランプ大統領を歓迎していないということだと見て取れた。

それに呼応するように、スタジオに居並ぶ「コメンテーター」諸氏は、演説がありきたりだったとか、選挙運動中と同じことを言ってただけだとか、アメリカ国民は支持していないとか、自分達の予想が大はずれだったことが、いまだに納得できない様子であった。

これまで、アメリカの見えざる金融資本家達、グローバリスト達、新自由主義者達の手で世界が動いてきた結果、世界中のいたる処で、そのひずみが目に見えるようになり、その反動として必然的にこういう結果になったわけだ。

人・物・金・情報が国境など度外視で自由に行き来することで、世の中がより良くなるはずなのに、現実はとんでもない状況になっている。

  チェンジを期待する!

クリントン候補が大統領になっていれば、オバマの歩んできた道を踏襲するだけではなかったのか。

アメリカ国民が、それを肌で感じ取った結果が今日の就任式につながったわけであろう。それを、「ポピュリズム」だ、大衆迎合だとか言って批判するだけの「コメンテーター」なら、アメリカの大手マスゴミとまったく変わらない。

アメリカの大統領選挙の開票を延々と実況中継したり、就任式が始る前から中継放送したり、まるで植民地が宗主国のリーダーが誕生するのを実況するが如くであった。

いったい、日本は独立国家なのか?

アジア大会組織委員会の屁垂れ度合

2017年01月20日 | 英語関連
冬のアジア大会の組織委員会がアパホテルに例の「本」の撤去を打診していたようだ。

来月に札幌市と帯広市で開かれる大会で、札幌市内のアパホテルの一つが選手団の宿泊先になっていることで、組織委員会は支那の反発に怖気づいたようだ。

  APAホテル、がんばれ!

それでは聞こう。

組織委員会は、ホテルの部屋の引出しに『聖書』が入っている場合、キリスト教徒以外を信仰する選手に配慮して、撤去を要求するのだろうか?

絶対に支那共産党の脅しに屈してはならない。これは、銃声のしない戦争なのである。

それに、スポーツ競技で最も尊重されるべきは、ルール、相手選手、審判の 三つであり、その価値を認めること、それがスポーツマンシップであろう。

さらに大会組織委員会が、率先して「政治」をスポーツ大会に絡ませるとは、どうかしている。

少しくらいの支那の脅しに屈しているようでは、今後はどんどん支那の態度がエスカレートしていき、相手の言うがままになることは、まともな神経の持ち主なら子供でも分かることだ。

  支那を怖がるな!

アジア大会組織委員会は、駐韓大使を戻すべきだと主張する外務省の木っ端役人や、屁っぴり議員どもと、何ら変わりの無い、国家としての矜持を持たない者たちと同類である。

南朝鮮との間で進行している問題と、今回の騒ぎはその本質に変わりが無い。役人の事なかれ主義は捨てて、日本人として適切な対応を取って欲しいものだ。

APAホテル側は、一方的な圧力には屈しないようなので、ひとまず安心したが、今後マスゴミや左翼コメンテーターが騒ぎ始めることが充分予想される。

ここで日本の「世論」がどう出るかを、妖怪支那は見ていることを忘れてはならない。



【以下、ネットのニュースから一部抜粋】


アパホテルに本の撤去打診 冬のアジア大会組織委
1月19日 21時46分  (NHK NEWS WEB より抜粋

『アパホテルが客室に備え付けている本の日中戦争に関する記述をめぐって、中国で反発が出ている問題で、来月、札幌市などで開かれる冬のアジア大会の組織委員会は、ホテルが選手団の宿泊先になっていることから、中国人の選手などに配慮して、本の撤去などの対応を打診しました。』

『組織委員会の広報担当者は「ホテルを運営する会社には、宗教や民族などの問題を避けてスポーツ理念に基づいた対応をお願いしたいと伝えた」としています。』

『一方、ホテルを運営する会社は、ホームページで「指摘のあった書籍は、本当の日本の歴史を広く知っていただくことを目的として制作したもので、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはならないと考えます」などとするコメントを掲載したうえで、

NHKの取材に対し、「組織委員会から正式に申し入れは受けておりませんので、書籍の撤去についてはお答えできかねます。ご依頼があったとしても、撤去する考えはございません」としています。』

JETのALT倍増がワイズスペンディングなのか?

2017年01月14日 | 英語関連
東京都の小池知事は、2020東京五輪を控えて、「英語教育」を東京のレガシー(遺産)の一つにしたい考えだと語ったそうだ。

以下、12日の産経ニュースから抜粋。産経新聞との新春インタビューから...

『都立高校などで語学指導を行う外国青年招致事業「JETプログラム」で、外国語指導助手の受け入れ数を平成28年度の200人から将来的に400人に倍増することを目指す考えを示した。

小池氏は「生きた英語を教えてくれるJETプログラムは大変価値がある」と指摘。2020年東京五輪・パラリンピックを3年後に控え、小池氏は「英語教育」を東京のレガシー(遺産)の一つにしたい考えだ。』

さらに、『都が国より2年前倒しで平成30年度から小学校で英語を教科化することを受けて、英語専科教員の積極配置も視野に入れる考えも示した。』

小学校にも「英語の先生」を配置?する考えだそうだ。

外国語指導助手というのは、ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる、小中高の英語の時間に、日本人教師のアシスタントをする外国人たちのことで、主に「JETプログラム」という国の事業を利用するケースと、民間企業に依頼して派遣してもらうケースがあり、各自治体が独自の判断でどちらかを選択している。

  あくまでも「助手」

最初JETプログラムという言葉を耳にしたのは7年ほど前だったか、夏の登山シーズンに富士山の五合目で、外国人登山客の登山指導や観光案内をするアルバイトをしたときだった。

広島県から来たという、20代半ばくらいのカナダ人女性が、夕方五合目の山小屋に到着し、翌朝登山する予定だが天候はどうかと尋ねてきた。

色々立ち話をする内に、彼女は中学校で英語を教えている。JETプログラムで来日したALTだ。富士山には前から登りたかった。などなど、ベラベラ自分のことをおしゃべりしてくれた。まるで、久しぶりに英語で会話できる快感を満喫しているようだった。

  人種もいろいろ

JETとは、「J]:Japan、「E]:English、「T]:Teacher の略語なんだろうなと勝手に想像していたのだが、後でネットで調べてみたら、まったく違っていた。

The Japan Exchange and Teaching Programme の略語で、日本語名は「語学指導等を行う外国青年招致事業」と呼ぶそうだ。詳しくはJETプログラムのホームページを見ていただければ、何から何まで詳しい情報が参照できる。

Exchange (イクスチェンジ)という単語は「交換」という意味なので、「外人が英語を教えに来て、日本人が日本語を教えに行く」プログラムなのかと思っていたら、そうではなかった。

ホームページを見ると、『Work in Japan, Exchange cultures, Inspire through Teaching』 と表記されていた。これは意訳すると、『日本で仕事しよう。授業を通じて、互いの文化を交換しよう。』といった意味になる。

ああ、文化を紹介し合う(exchange)ということか、と理解できた。交換留学生(exchange student)の exchange とは異なるわけだ。

  文化交換事業?

カナダ人女性は、しきりに「どうやって英会話を習ったんですか?学校で勉強したのですか?いつ勉強したんですか?」などと矢継ぎ早に質問してきて、私は閉口した。

同時に、話しながら彼女は、自分の生徒たちが授業にあまり熱心ではないと悩んでいる様子だったのが、強く印象に残っている。

その後も欧米人の登山客の一団と話したとき、十数人の青年男女は埼玉県から来た「英語教師」たちだと聞いて、「JETプログラムのALTか?」と言うと、「イェース!!」と元気一杯で返事していた。

そんなこんなで、JETプログラムに興味を持った私は当時から、youtube で「JET ALT]などと検索しては、在日ALTたちがアップした動画をよく観るようになったのだった。

ALTたちは、実に様々な動画をアップしていて非常に興味深くて、多分ALT同士での情報交換ツールとして youtube が利用されているようだった。

しかもそれは、日本にいるALTたちだけでなく、これからJETプログラムに応募しようと考えている海外の若者建ち向けへの情報提供ツールとしても活用されていることがよく理解できた。

つまり、JETプログラムの面接で聞かれたこととか、その模範的な答え方とか、言ってはいけない事など、要するに合格テクニックを伝授する動画などがたくさんあったことからも分かる。

また、日本中に配属されたALTたちが、各地方でどのようなところに住んでいるかを動画で紹介する『アパート・ツアー』はなかなか面白くて、意外にも立派なアパートに住んでいることにも驚かされた。これは、住居費は自治体の負担であるためらしい。

  日本人先生の助手

さらに学校でどんなことをしているのか、動画を使って赤裸々に紹介していたり、仕事上や生活していく上での悩み事とか、日本の教育現場への提言などもテーマにしている動画もあった。

すでにこのプログラムが始って20数年近く経つのだが、始まりはどうもバブル期のジャパンバッシングへの対策が根底にあったようで、要するにアメリカの青年達を日本政府の金で優遇してご機嫌を伺う事業だったようだ。

それは、このJETプログラムの中身を見れば納得できる。ALT(外国語指導助手)には、母国語が英語で大学卒業者あるいは卒業見込みであれば、教職経験や教員資格などは一切要求していない。

渡航費、住居費、社会保険などは受け入れ側負担で、ALTの報酬は手取り約30万円。しかし、受け入れ側が実際に負担する経費はALT一人当たり年間600万円以上になるという。

年間4000人以上のALTが来日しているわけだから、この事業で年間およそ240億円の税金が使われていることになる。

しかも、更なる問題は、そのALTの質もさることながら、それだけ金をかけている割に期待される効果が非常に少ないのではないかということのようだ。

それは、ALTに日本語会話能力を求めていないため、使う側もほとんど英語でのコミュニケーションができないことから、有体に言えば、お客様としてしか対応できていない自治体がほとんどで、費用対効果は極めて小さいのが現状らしい。

これは、充分予想できる。

そもそも、この事業の趣旨の一つに、外人などいない地方に海外の青年を英語指導助手として送り込み、生の外人に接する機会を作り、外人コンプレックスや英語コンプレックスを軽減させる、という考えがあった。

外国語の教育効果などは二の次、三の次となり、それが証拠に、英語の共通テスト結果をみても相変わらず日本はアジアで劣等生であり続け、同じようなことをやっている南朝鮮の後塵を拝している。

夏休みなど、ALTが学校に行っても特にすることはなくパソコンでゲームして時間を潰す。それでも給料はしっかり支払われるので、youtube の動画でもその点は非常に「評価」しているALTたちだった。

逆に、8時に学校に行き4時には帰宅する生活が続くと、しだいにその単調な生活や孤独感に耐えられなくなってきて、希望して契約を延長していけば5年までALTでいられるにもかかわらず、1年で帰国するALTも結構いるようだ。

東京都は、2018年から全国に2年前倒しで小学校3年生から英語が「必修化」となり外国語活動と呼ばれる時間が割り当てられ、5年生からは「教科化」され英語が教科に加えられる。

小学生に英語を教える教員は養成されているのだろうか?

あの慎重な小池都知事が絶賛しているJETプログラムのALTたちと会話して、彼らに指示する立場になる教員は、それなりの英会話能力も必要になるはずだ。

「ALT 問題点 課題」などと検索すると、英語教育の専門家の報告やブログなどで実に様々な問題が浮き彫りになっている。

NOVAとかジオスとかECCなどの駅前留学が流行ったとき、英語教師の質が問題視されたことがあった。東南アジアを放浪するいわゆるバックパッカーたちが一時の金稼ぎで働いていたり、小児性愛者などや薬物愛好者や、単に外人好きの日本人女性のナンパ目的の外国人がはびこっていたりした。

英語教育の早期化で、中学に入学した時点ですでに英語嫌いになっている生徒が目立つと報告する、英語教育の専門家もいるようだ。

馬鹿みたいにカタカナ言葉を連発し、国際化だのグローバルだの騒ぎ立てて、英語英語と煽るのは異常事態である。

子供たちの勉強時間は限られている。大切なのは「優先順位」であろう。

外国語習得に欠かせない「母国語」をまずじっくりと覚えさせることは、決して回り道ではない。

ワイズスペンディング(賢い使い方)を強調する小池都知事が言う事、やる事がすべて正しいわけではない。都民ならずとも、これは国家の将来を左右する深刻な案件であると捉えるべきだろう。

小池都知事自身が非常に外国語や外人にコンプレックスを持った方なのでは・・。

最近そう思い始めている。


外務省の愚鈍

2017年01月08日 | 英語関連
意外なことに、岸田外務大臣が次期総理候補の一画に入っているそうで、これを見たときはまさかと思ったが、調べるとどうもそうらしい。

   岸田外務大臣

ある政治ジャーナリストによると、まだ先の話だが、安倍総理の後継レースには、石破 茂、稲田朋美氏、それに岸田文雄氏の三名に絞られるようだ。

しかし、外務省を仕切る岸田氏の手腕には、私は以前から不満で仕方なかった。大雑把に言うと、この方には日本人としての気概がまったく感じられないのである。

外務省のお役人に上手いように操られているように見え、要所要所での対応も手ぬるくて問題をこじらせる結果になっている。

例えば、2015年のユネスコ世界文化遺産登録(明治日本の産業革命遺産)のときの『強制労働』という表現についての対応がそれであった。

事前に、日韓外相会談で「強制労働(forced labour)」という言葉を使わないとの方針を韓国側と確認して、両国の外相は登録に協力することで一致していたはずだった。

しかし、韓国側が申し合わせに反し、強制労働に言及しようとしたため、調整の結果、「forced to work(働かされた)」という表現に落ち着いたと言い訳したのだった。

   この言い訳は酷い

英語表現の問題ではないだろう。なぜなら、この二つの表現が同じことを意味するくらいは、中学生でも分かることであるし、岸田氏とて幼少時にはニューヨークの公立学校で学び、帰国してからは名門開成高校から、早稲田大学法学部で学んだ秀才である。

しかも、文章を準備した外務省・佐藤 地(くに)ユネスコ大使にいたっては、東京大学卒業後、名門コロンビア大学政治学部大学院を終了している才媛である。forced labour も be forced to work も同じ意味だ、くらい分からないわけがない。

  佐藤 地(くに)ユネスコ大使

佐藤氏が韓国側の要求通りに書換えたか、あるいは佐藤氏の思惑で書き換えて、岸田外務大臣に言葉巧みに説明したのか・・・。

その結果となった文章は以下のようになったのだった。確信犯なら、その罪は重い。

「Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions」
(「多くの朝鮮半島の出身者などが、その意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた」)

しかも、「この犠牲者のことを忘れないようにする情報センターの設置など、適切な措置を取る用意がある」などと述べ、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産への登録が全会一致で決定されたのだった。

このとき岸田外務大臣は、この表現について「『強制労働』を意味するものでない」と記者会見で説明したが、空しいいい訳だった。

韓国側では外務次官が記者団に対して、「日本政府が朝鮮半島出身者の労働に強制性があったと認めた。交渉で合意した結果なので満足して受け入れる」と強調していたが、これは当然予想されたことであったと言えよう。

これは単なる言葉遊びではなく、これがスタートになって尾ひれが付き始め、海外の南朝鮮人組織によって、『軍艦島は東洋のアウシュヴィッツ』と喧伝されるのは確実で、第二の河野談話に匹敵する取り返しのつかない外務省の失態であった。


慰安婦問題日韓合意に関する外務省の対応もまずかった。


慰安婦問題日韓合意とは、2015年(平成27年)12月28日の日韓外相会談で結ばれた、日本軍の従軍慰安婦問題を最終かつ不可逆的に決着させる、日本国政府と大韓民国政府との合意である。

この合意の内容については、日韓で公式な文書を交わすことは行わず、日韓の両外務大臣が共同記者会見を開いて発表するという形式で行った。

そして、日本国政府は韓国政府が設立する元慰安婦を支援するための財団(「和解・癒やし財団」)に10億円拠出することを約束し、2016年8月31日に履行している。

ところが、日韓の認識には大きなズレがあることは、双方の説明の内容を見れば明確だった。

  問題解決になるどころか・・

岸田 : ソウル日本大使館前の慰安婦少女像の扱いについて「適切に移転がなされるものだと認識している」とし、慰安婦問題に「終止符を打った」と記者団に述べた。


韓国政府:「可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて、適切に解決されるよう努力する」と述べたのみであり、少女像の移転は合意履行の前提ではない」として、慰安婦像は依然移動されていない。

  すべて相手の思惑通り

それどころか、2016年12月30日に釜山市東区の日本総領事館前の路上に新しい慰安婦像が釜山市東区の許可得て設置され、公使館もウィーン条約上では大使館同様の扱いのため、この合意に関して今回の合意事項で対応するべき慰安婦像は2体に増えた。

この件、年が明けて6日。菅官房長官は記者会見で、韓国・釜山での慰安婦像設置を受け、「極めて遺憾だ」として駐韓日本大使の一時帰国など4項目の対抗措置を発表した。会見の詳報は以下の通り。


当面の措置として、
(1)在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ
(2)長嶺安政・駐韓国大使および森本康敬・在釜山総領事の一時帰国
(3)日韓通貨交換(スワップ)の取り決めの協議の中断
(4)日韓ハイレベル経済協議の延期

この日本政府の対応に、南朝鮮のマスメディアはさっそく発狂し始めたようで、「盗人猛々しい」「韓国政府じゃなくて市民団体が像を設置した」など、様々な反応を見せているそうだ。

盗人はどちらなのかまったく分かってない連中で、あの部族にコンプライアンスなどと言っても理解できるわけが無い。

大使や総領事は、『一時帰国』に留めず、『国交断絶』も辞さず、と腹を括って静観していればいいと思うのだが、これまでの流れではまたまた譲歩することになるのではと、気が気ではない。

民間企業である産経新聞の気骨を見習って、日本人を落胆させないよう適切な対応を願うのみである。



最後に、外務省の対応に疑問を感じたのは、ユネスコ分担金の件である。


ユネスコが昨年、「南京大虐殺」の文書を「世界の記憶」(記憶遺産)に一方的に登録したことに反発し、例年4~5月に支払う分担金38億5千万円を保留していた。(アメリカはパレスチナのユネスコ加盟に反対して、2011年から分担金・約80億円を支払い拒否している)

日本が実質的にユネスコには最も多い分担金を払っているにもかかわらず、支那や南朝鮮の反日活動のメッカになっているという現実は、日本のマスゴミは意図的に伝えてこなかったように感じていた。

従って、日本の分担金保留は、ようやく重い腰を上げたという対応であったが、それはそれなりに評価できると思った。

ところが。

なんと、岸田文雄外相は22日午前の記者会見で、政府が今週始めに国連教育科学文化機関(ユネスコ)への今年の分担金約38億5千万円を支払ったことを明かしたのだった。

岸田氏は「(日本が求めている記憶遺産の)制度見直しの作業が進行していることは大きな進展だ。こうした要素を総合的に判断し支払いを行った」と述べ、多くの民間のユネスコウォッチャーを失望させた。

日韓合意の10億円にしろ、ユネスコ分担金の38.5億円にしろ、すべて我々の血税である。それよりも、日本人の名誉が、我々の気付かないところで、事実を捻じ曲げた捏造事件によって大きく傷つけられていることは金には替えられない。

実際、慰安婦問題なども海外のマスメディアは、「性的な奴隷(Sex Slaves)」という表現で記事を発信し続けている。BBCしかり、ニューヨークタイムズしかり、アルジャジーラしかり、ガーディアンしかりで、レ歴史上奴隷制度が無い日本人にはピンとこないかもしれないが、この現実は筆舌に尽くせない不名誉なことである。

外国特派員達は、この表現を恣意的に使用しているということは充分考えられるが、こまめに反論・訂正要求をしないでいると、いつの間にか定説になってしまうのである。

そして、海外にいる日本人にとっては、大人も子供も非常に肩身の狭い思いをして暮らすことになる。しかし、彼らの悲痛な声は、ほとんど我々の耳には届かない。

外務省は、こういった責任を負う部署にもかかわらず、効果的な仕事をしてきているかというと甚だ疑問である。

職員達は、大臣の反応を観察しながら仕事をするもので、大臣以上の気概を持って仕事をする職員はほとんどいないのではないか。それがお役所の実態であろう。

骨のあるお役所だと思わせるのは、容易なことではないだろうが、これまでの実績を見る限りは、日本の不名誉を助長してきただけの機関だといわざるを得ない。





真珠湾訪問の茶番

2017年01月06日 | 英語関連
オバマ大統領が広島を訪問して、放射能の所為かずいぶん長生きされている被爆者の方々(坪井さん91歳、森さん79歳)と感動の抱擁をかわしたお返しに、先だって安倍総理は真珠湾を訪問したようだ。

  坪井氏     森氏

しかし、広島に原子爆弾が落とされる5ヶ月前に、たった一晩で10万人の非戦闘員の東京市民が焼け死んだ、【東京大空襲】を我々は決して忘れてはならない。

  高度爆撃機B-29

325機の最新鋭高度爆撃機B-29は約30万発のナパーム焼夷弾をバラバラと低空から落として、東京を火の海にしたのだった。木製の日本家屋が密集する東京の街をいかに効果的に破壊するか、アメリカ軍はハワイから本土に日系人を連れてきて、模擬市街地を造り実験していた。

その結果、市街地を火災により壊滅させるため、爆発力の代わりに燃焼力を主体とした焼夷弾を用いることとした。

その焼夷弾は、投下時には各容器が一つの束にまとめられており、投下後に空中で散弾のように各容器が分散するようにされていたため、「束ねる」という意味を込めて「クラスター焼夷弾」と呼ばれた。

 クラスター焼夷弾

アメリカは、フサという粗製ガソリンにパーム油を混ぜてゲル状にし、飛び散ると柱や壁にこびりつき火災を拡大しやすくした「ナパーム弾」を東京空襲のために開発したのだった。

このときどんな風にナパーム弾が落下していくのか、映像にして見せてくれたのが、映画「海賊とよばれた男」の冒頭のシーンである。

  士魂商才の名画だった

東京大空襲に参加したB-29のパイロット達の多くは存命である。

  低空爆撃だった


  人間に非ず

一晩で10万人の非戦闘員を虐殺した東京大空襲。

その衝撃的なシーンから始る百田尚樹氏原作の映画「海賊とよばれた男」を、28日に真珠湾訪問から帰った安倍総理は、元日に昭恵夫人や実弟の岸信夫外務副大臣らと共に鑑賞したそうである。

真珠湾訪問は、オバマ大統領の広島訪問とセットか、と問われれば否定するものの、そのタイミングは否定するには無理がある。

安倍首相は、内心忸怩たる思いを抱きながら元日に映画鑑賞したであろう。

私は、そう思いたい。


「トランプで良かった」という声

2017年01月05日 | 英語関連
ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness) とは直訳すれば、「政治的正しさ」という意味になるのだろうが、実際の意味は、アメリカで始った差別・偏見を防ぐ目的の表現を使おうという動きのことだ。

かの国は、今も人種差別は珍しくない。アメリカ南部に、ついほんの最近(1964年=昭和39年)まで、ジム・クロウ法という州法が存在していたのを見ればいい。

ワンドロップ・ルール(One-Drop Rule)といって、一滴でも有色人種の血が混じっていれば、適用対象となる人種差別法であった。

例えば、バス停留所やバスの座席、電車の車両などは、白人用と有色人種用が分かれており、白人看護婦のいる病院には有色人種は通院できない。

独身の白人と有色人種は同居できず、一つ部屋で夜を過ごすだけでも許されない。映画間なども席は分かれていて、水飲み場さえ白人用と有色人種用は別々に使用することを強いられていた。

  colored は黄色人種も含む

略してPCというこの動きは、アメリカで左翼/リベラルという部類に属する連中が70年代に広め始めた道徳観のようだ。

政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれているような言葉や用語を使わないようにすることで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別をなくそうという趣旨なのだろうが、行き過ぎると窮屈になり、時には滑稽でさえもある。

  嫌な時代になったもんだ
「悲しい時代になったもんだ。みんなうんざりしてるぜ・・」

外交評論家の加瀬英明さんが語っていたが、アメリカの友人から「トランプになって、メリークリスマスと言えるようになったよ。」と喜んでいるメールが届いたそうだ。宗教的に中立でないので、メリークリスマスは止めて、ハッピーホリデーと言おうと言う雰囲気が強かったそうだ。

さらに、加瀬さんの話では、名前の前に付ける、Mr. Mirs. Miss などは性別で区別しているので、体と心の性が一致しない人のために、共通の Mx を使おうとニューヨークタイムスに大きな広告が載ったそうだ。

何かの晩餐会の席で、アメリカ大使館の関係者の方が横にいたので、「あの Mx というのは、どう発音するのか?」と聞いたところ、その女性は少し呆れたような表情をしてから、「あれはミックスと発音します。」と教えてくれたそうだ。

  雑種=ミックス、だな・・

私はこの 「Mx」については初耳だったが、ミックス(mix) には、「雑種」という意味があるので、これはこれで中立とは言えないんじゃないか、と心配になった。

いや、心配などするつもりはない。むしろ、アメリカ人に生れなくて良かったと、安心した。

ネットで調べると、他にも滑稽な例がたくさんあった。

郵便配達の mailman → letter carrier レター・キャリアー
カウボーイ・カウガール cowboy/cowgirl → cowperson カウパーソン
ウェイター・ウェイトレス waiter/waitress → waitron ウェイトロン

などなど・・

  トイレも男女共有

そもそも「差別」という言葉は「しゃべつ」と発音する仏教用語で、この世のすべて、森羅万象は千差万別、多様性があり異なった姿を持つものだ、という意味らしい。

異なっていても仏教真理(生命)の観点では存在はみな同じであり、それを「平等」というらしい。

「法の下に平等」などという、みみっちい考え方とは比較にならないスケールの大きな考え方なのだろう。



ああ、アメリカ人に生れなくて良かった、と改めて思ってしまうのである。


オバマ・レガシーは、『誰でもトイレ』 ?

2017年01月04日 | 英語関連
アメリカのオバマ大統領の任期も残り2週間ほどになった。

  O.B.A.M.A

この8年間の印象は、(就任当初から感じていたことだったが)演説の原稿の読み方が上手な方で、しかもなかなか優秀なスピーチライターを抱えているなあ、ということだった。

この大統領の業績は何か? そう考えると、なかなか浮かんでこない。

唯一、記憶に残っているのは、オバマ大統領が全米の公立学校に指示した【大統領令】であった。

  トイレに男女の区別無し?

  男女の区別は不要!

これは、ノースカロライナ州が、「生まれ持った性別以外の性のトイレなどの使用を禁じる」法案を可決させたことに端を発している。

法案はつまり、男に生まれた人は男用のトイレ、女に生まれた人は女用のトイレしか使っちゃダメですよ」という内容だったが、これに噛み付いたのがオバマ政権だった。

1964年の公民権法に反するので、取り消さないと告訴すると脅した。まだほんの50年ちょっと前に出来た公民権法とは、要するに「人種、宗教、性、出身国による差別を禁止する法律である。

ノースカロライナ州も負けじと、憲法に書いてないじゃないか、と反論した結果、【大統領令】発令に至ったわけだ。

従わなければ、州の学校に助成している連邦政府助成金を保留する、と言って恫喝した。

アメリカは国が若い所為か、移民の寄せ集めの所為か、時々馬鹿げた決まりを作って世界を驚かすことがある。1920~33年の「禁酒法」がそうだった。

休日に高速道路のサービスエリアにトイレ休憩に寄ったときなど、大変混み合っていて規模の大きなトイレでも列が出来ていて困る時がある。

ようやく空いてきた頃、中年婦人の一団が「こっち、こっち!空いてるわよ!」とか叫んで男用のトイレに雪崩込んできたことに出くわしたことがあった。

いくら女を感じさせなくても、後ろから婦人に見られながら立小便をするのは、穏やかな気分ではなかった。やはり、トイレは男女に分けるのが宜しいかと思うのだが、アメリカの民主党政権はそれを許さないと言い張ったようだ。

自分が男なのか女なのかと真剣に悩む人は、人口の0.03%程度存在するものらしい。そういう方たちは、用を足す時も真剣に悩むものなのだろう。

だからと言って、0.03%のために99.97%の人が落ち着いて用が足せなくなるのは、なんだかなあ・・と思うのだが。


LGBTという略語は、最初サンドウィッチの新しい種類かと思ったら、レズだのゲイだのという性的少数者の総称を意味するそうだ。ネットで検索すると、日本には人口の7.6%存在するそうで、世界の比率3~4%に比べると、倍近い。

 

そういえば、近頃テレビをつけると頻繁にその手の方がバラエティー番組やCMに登場している。その登場する割合は、7.6%どころではないようだ。

 


こういう方々は、普段トイレは男女どういう使い分けをされているのか?どうでもいいが、彼らなりに(彼女らなりに)悩んでいることなのだろうか?

こういう少数派に気遣うのは、民主党支持者やリベラルと呼ばれる人に多いそうだ。そして、使う言葉も注意が必要であるようだ。

彼らは、政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語を使えと主張する。

PCがそれである。職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現をPolitical Correctness /ポリティカル・コレクトネス。略して、PCというそうだ。

よく聞くのが、スチュワーデス/スチュワードなど男女で区別せず、キャビン・アテンダント(CA)。しかし、どうも私はピンと来ないので、今でもスチュワーデスと言って憚らないのだが、いつか文句言われるのかもしれない。

キリシタン以外の人に気遣って、最近ではメリー・クリスマスと言うのもまずいそうで、ハッピー・ホリデーと言うそうだ。

クリスマス・ツリーはホリデー・ツリーと呼ぶらしい。

我が国でこんなことを言い出したら、会話など出来なくなってしまうだろう。そもそも日本語などは、仏教やら神道由来の言葉だらけである。

外国人がすぐに口にする「ありがとう」などはそもそも仏教用語で、今の時期に欠かせない「お年玉」などは、神道由来。

みんな大好き、サッカーというスポーツ。日本サッカー協会のシンボルマークである三本足のヤタガラスは、神武天皇を熊野から大和へ道案内した神である。

そのうち、福島瑞穂か辻元清美あたりがイチャモンをつけるかもしれない。朝日新聞が付け火する可能性もある。

日本人は、まだまだアメリカ人の真似をすることが好きなようなので、いずれこの騒ぎも始ることだろうが(テレビ界ではもう始っているようだが)、日本はアメリカの植民地ではない。

日本人としての軸を保って、大人の対応をして欲しいものだ。


今月20日をもって、オバマ大統領からトランプ大統領にバトンが手渡される。当初は予想を覆してトランプに決ったものだから、日本の評論家たちも何と評論してよいか困っていたようだが、最近の論調はヒラリーでなくて良かったという風に落ち着いているようだ。

ヒラリーが大統領になったら、オバマがグチャグチャにした世界情勢をさらにおかしくするだけだった、そしてホワイトハウスは「クリントン商会」になるところだった、などと言われ始めている。

オバマのレガシーは何だったのか・・・。

まさか、便所ネタだけということはあるまいが。

 

オバマ・ジョークは数あれど・・・こんなのはいかが?

Richard Nixon put a man on the moon,
Barack Obama put a man in the women's room.

リチャード・ニクソンは人間を月に送った。
バラク・オバマは男を女性トイレに送った。