名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

内田光子のモーツアルト

2012-09-12 | モーツアルト


内田光子ピアノ
JEFFREY TATE 指揮
モーツアルト・ピアノ協奏曲 全集

内田光子が大好きです。
大変偏っていますが、モーツアルトのピアノ曲は
内田光子以外はめったに聞かない。

15年くらい前、内田光子が弾く、
‘ピアノソナタ・幻想曲ハ単調‘
を始めて聞いた。
大きな衝撃を受けた。
それ以来モーツアルトのピアノ曲は内田光子以外 
例外を除いて聞きたくなくなってしまった。

内田光子のモーツアルトは、根底に悲壮感があるような気がする。
苦悩と陽気は背中合わせに思える。
この二つの相反する感情をに対して、苦悩を昇華させ、
「陽気」のみに光を当てた音楽がモーツアルトであると 思う

苦悩を隠蔽しているわけでもなく
やせ我慢しているのでもなく
思考停止しているわけでもなく
投げ槍になるわけでもなく
必死になる訳でもなく

「川の水が流れるような心境」

を音にするとモーツアルトの音楽になるのではないだろうか

内田光子のピアノは私のイメージするモーツアルトの

本質を最大限に表現しているように思える。


内田光子が世界的に有名となったキッカケは

1984年

小澤征爾の指揮するベルリン・フィル定期演奏会だったらしい

それ以降、世界の全てのメジャー・オーケストラの定期演奏会
世界的音楽祭の常連となった

 小澤征爾氏はカラヤン氏に継いで 私の最も嫌いな指揮者のひとり


カラヤン氏と小澤征爾氏の演奏を聞くと

私の肉体が拒絶反応を起こす

しかしながら、内田光子の世界進出のキッカケになったことは事実

そういう意味では小沢氏の存在価値を感じる
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする