坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

なぜ、ソナチネ?轟千尋先生の講座から

2012-02-18 | ただいま勉強中
金曜日は、合唱の練習をお休みして、轟先生
ソナチネのアナリーゼの講座に行きました。


轟先生に、ざっくりわかりやすい和声や、楽曲のアナリーゼを教えていただくようになって、
3年目。

聞いては、忘れ・・・

あ、そういえば、大昔に大学や、それ以上の大昔受験のためにちょっと通った
音楽教室で聞いたかも?と、

思い出しては、忘れ・・・

おばあさんの勉強は、大変



でも、ようやく、前の資料と首っ引きにならなくても
話が理解出来るようになりました。
(遅いわ・・・)


今回は、みんながレッスンで必ず弾く有名なソナチネを
解剖していきます。


まず、最初におっしゃったことが、一番印象に残りました。


「なぜ、ソナチネって、必ず弾くのでしょう?
その理由、意味をまず先生方自身で、考えて書き出してみましょう」


うん、必ずやるモノだから?何の意味も見いださずに
弾かせている?

そんなんでは、いけませんね。


小さなソナタ形式で、曲の組立がわかりやすくて・・・


同じくソナタ形式で書かれているオーケストラのシンフォニーなどと
共通することがいっぱいある・・・

だから、ソナチネを弾きながら、オーケストレーションもしやすいし
(ソナチネの曲をオーケストラの楽器の音でイメージすることも・・・
できる)

そして、基本的和声の多いわかりやすい進み方

だから、メロディの起承転結がわかりやすいので、
表現もしやすい  


古典的なソナチネは、比較的「メロディ+伴奏」の形で書かれている部分が多い


だから、左右のバランスの勉強にもなるし・・・



そんな事を考えながら、お話を聞いてきました。


そして、上↑で考えたような事を理論的に裏付けて話してくださいました。


こうやって、轟先生の講座を受講してからは、


曲の組立=表現の必然  (だから、こういう気持ちで弾きたくなる)

というような事などなどを、再確認しながら、ピアノを教えたり

自分がピアノを演奏したり、するようになりました。


だから、最近は、ややもすると、自分の中ではマンネリ化しそうになっていた

「ソナチネやブルグミュラー」を教える事、が、すごく楽しいです。

でね・・・

私が、楽しんで教えてるって言うことが生徒に伝わってるなーと
思う瞬間がけっこういっぱいあるのです。

これって、幸せです。
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