条件表現 日本語学習

条件表現は条件形として取り上げられるようになったものであろう。

条件形は、日本語学習で、～ば　となる語形変化である。

食べます　食べれば　
飲みます　飲めば　
見ます　見れば　
のように、変化形をとらえた言い方で、

もしパンを食べれば　
もし水を飲めば　
もし彼女を見れば　
などと、その用法を知ることになるが、これは仮定としての条件を考えてとらえることがある。。

もし　～ば　

というふうに覚えることで、それは仮定条件とするので、いまのような単純な意味内容でないほうがわかりよくなる。

したがって、

もし夢を食べれば　
もし石を飲めば　
もしお化けを見れば　

などの現実に起こりえない用法が前件となって、その帰結を後件の文にすることになる。

～たら　～なら　については、日常語でよく使うことになる、
食べたら　
食べるなら　
という例文を考えて、おなかがいっぱいになる　というような、わかりよい例を挙げていく。

パンを食べたら、おなかかがいっぱいになった　
パンを食べるなら、おなかがいっぱいになる　
というふうに、日常の中ではふつうに起こる条件を考えるのは、とくに仮定強い意味をあらわさないからである。

ただ、～なら　の言い方には、～ならば　との関係で、判断を広くとれば思考作用に及ぶことになるので、条件の内容に注意がいる。