令和2年10月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌
お若いお方がご両親様に「何も言ひ残す事はありません。もし自分が戦死致しました時は同封の頭の毛を自分の骨と致して下さい。又、けして嘆かず、お褒めの言葉をかけて下さる事を信じます。・・・」とお書きになられましたお手紙にご両親様の心中は如何でしたでしょうか。
私は21歳の若き兵士に残念!涙があふれました。このような遺書を今後書くことがないようにお祈りするばかりです。合掌
「九段短歌」
今年は戦後75年を迎え、国民の多くが戦争を知らない国民となりましたが我々遺族の悲しみは永遠です。
今号に「鳥海」艦長ご子息様、佐世保市の田中 暁様の「・・・深海に眠る重巡虚し」に艦長様をはじめ父また960名の御霊を偲びながら拝読させて頂きました。残念!の一言です。
私たちは命ある限り鎮魂の歌を詠み、永遠に御霊を偲びたく思います。
今号には友人の田中 恭子様のお歌がなく淋しく思っております。
鎮魂の歌にお目を通していただけましたら幸いに存じます。
おかげさまで7月~4ヶ月間継続して掲載を頂き今号で142首目(千葉市 嘉子)となり、とても励みを頂いております。
この度の歌は6月23日の「沖縄戦没者追悼式」に高校生の「平和の詩」、題名「あなたがあの時」に心を寄せさせて頂きました。
以下は 令和2年戦後75年目の「沖縄の追悼式」 より一部ご紹介させて頂きました
「平和の詩」の朗読 追悼詩の題名は「あなたがあの時」でした
首里高校3年 高良朱香音さん 「未来に向けた穏やかな横顔を 私は忘れない 平和を求める仲間として」
と結ばれました
戦禍を生き延びたあなたのおかげで今がある−。高良朱香音さんは、平和の詩「あなたがあの時」に感謝とバトンをつなぐ決意を込め、23日の沖縄全戦没者追悼式で、会場の一人一人に語り掛けるようにゆっくりと発表されました。
平和の詩「あなたがあの時」のご紹介 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/40384.html
素晴らしい詩の朗読の中の一文に「白い旗を振った少女」 への感謝も詠まれ感銘を覚えました。
ネット上に少女の紹介がありましたのでご紹介させて頂きます。
白い旗を振った幼い少女の気持ちは?と思いますと当時の映像に涙があふれました