戦後80年 旧満州で起きた悲劇を公表
「なかったことにはできない・黒川の女たち」とは。
解説・あらすじ
戦時下の満州で黒川開拓団の女性たちに起きた「接待」という名の性暴力の実態に迫ったドキュメンタリー。
1930~40年代に日本政府の国策のもと実施された満蒙開拓により、日本各地から中国・満州の地に渡った満蒙開拓団。
日本の敗戦が濃厚になるなか、1945年8月にソ連軍が満州に侵攻し、開拓団の人々は過酷な状況に追い込まれた。岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るため、
数えで18歳以上の15人の女性を性の相手として差し出すことで、敵であるソ連軍に助けを求めた。帰国後、女性たちを待ち受けていたのは差別と偏見の目だった。
心身ともに傷を負った彼女たちの声はかき消され、この事実は長年にわたり伏せられることになる。しかし戦争から約70年が経った2013年、黒川の女性たちは手を携え、
幾重にも重なる加害の事実を公の場で語りはじめた。
そんな女性たちのオーラルストーリーを、「ハマのドン」の松原文枝監督が丁寧に紡ぎ出す。俳優の大竹しのぶが語りを担当。
ソ連兵に女性を差し出したおかげで帰還できた父親の息子さん
犠牲になられた黒川の女性たちの「乙女の碑」が建立されました 「黒川の女たち」の映画上映を説明されましたテレ朝のアナウンサー
上映期間・時間などはお住まいの近くの映画館でご確認いただきたく存じます。
千葉市は中央区千葉劇場(043-227-4591)にて上映中です。
上映期間 7月25日(金)~31日(木)までは
上映時間 10:00~11:45
14:25~16:00
19:00~20:45
入 場 料 高齢者は曜日を問わず1200円・高校生は1000円
8月1日以降につきましては千葉劇場にご確認ください。