第46回 白扇書道会展 (写真は案内状)
会 期 2006年8月29日(火)~9月3日(日)
時 間 09:00~16:30
会 場 千葉県立美術館
白扇書道会について
理事長 種谷 萬城先生の ご挨拶から抜粋
「昭和27年に、亡父・種谷扇舟(故人1914~2004)が、書を通して豊かな人間の育成を目的として設立しました。
以後54年間、展覧会、出版、講習会、研究会等を行い、書の普及、振興と、書を通した文化交流に努めてきました。
小学校12年、中学校8年、高等学校17年、大学20年、社会教育5年にわたる教員生活を送った父の教え子を中心として発展してきた書道会です。
父は、平成16年12月2日に死去しました。
大きな柱を失った悲しみの中で、その遺志を継ぎ、会員一同が結束し、新たな体制で、昨年の第45回展他、多彩な活動を致してまいりました。
本年も、昨年同様、多くの方々のご協力を戴き、第46回展が開催できました。
今回展も従来通り「一般部」「学生部」「中国の部」の三部制です。・・・」
とまだご挨拶は続きますが、本年で6年目になります推薦作家「加瀬澄春・橋本玉扇・広瀬舟雲」の先生方の大作は見る人の足を止め、
「中国の部」は「原拓書道史展」として書の研究と普及教育のために扇舟先生が収蔵した貴重な原拓が所狭しと沢山展示されております。
遺作 種谷扇舟先生の作品 貴重な朱拓
感謝の一生(50回毎日展文部大臣賞受賞作) 原拓の中でも最も貴重な作品 朱拓
ご指導をいただいております先生に先輩の皆様と展覧会に出品する、又出来ることの大切さ・意義等のお話を伺いながら
出品された先輩の皆さんの作品を丁寧に学ぶ機会をいただきました。
先生のお話が終わった後にも参考作品をカメラに収め、課題の決め方、書体は、用紙は・・・
来年は何とか努力して出品してみたい
と良い刺激をいただいた貴重な鑑賞会でした。
先輩の作品を記念に収めてみました。
40年間もひたすらに学び、80歳を迎えて尚、向学心に燃えていらっしゃるご婦人の作品。
力強く、墨のかすれも良いと先生からお話がありました。