「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」観てみました。
この映画も、飛行機の機内放映で観ました。日本での公開は11月17日(土)からの様です。
アメリカ南部の田舎のダイナーで働いている「ウェイトレス」達の日常を描いているちょっと地味目の映画なんですが、なんとなく最後まで飽きずに観てしまいました。
主人公の「ジェンナ(ケリー・ラッセル)」は病的に嫉深い夫「アール(ジェレミー・シスト)」から傍から見てても嫌になってくる様な「DV」を受けたり、婦人科医の「ポマター(ネイサン・フィリオン)」と不倫関係になったりとか、なにか心に動きがあったとき、現実を離れとてつもないイマジネーションで突拍子もないレシピを思いつき「飛びっきりのパイ」を焼く「不思議ちゃん系」のウェイトレス。
美しくない「同僚ウェイトレス(小さい方)」の恋愛ストーリー、美しくない「同僚ウェイトレス(大きいい方)」の以外な秘密、ダイナーのオーナーとジェンナとのすこし心温まる交流、嫌いなアールとの間に子供が出来、紆余曲折の末、女の子を出産し、啖呵を切って自立してゆくジェンナなどなど、エピソードには事欠きません。
平和で田舎の小市民的な「ダサさ」を醸しだす同僚ウェイトレスとの罪のないやり取りや、優柔不断でまじめな婦人科医との滑稽な不倫騒動や、アールの「KYなクラクション鳴らし」や、彼女の「疲れた顔」がこの映画のマイナー感やシュールな雰囲気を増幅させているように感じました。
泣ける映画でも、楽しくなる映画でもないんですが、何か不思議な魅力のある作品でした。
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