漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (3/32) 堅物 Versus 遊び人 

2009年07月11日 20時55分57秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 少なくとも1762~65年のハリソンさんを見る限りでは、
ハリソンさんが昔からの遊び人で、女ったらしに見えるのかもしれないのですが、
ハリソンさん、28歳で最初の結婚をするまでは、
女性には自分から近付いたりはしなかったのでした。

 …というのも、両親がハリソンさんの定義では、奇人変人変態カテゴリー内なので、
その血を受け継ぐ自分は、まともな結婚など決してできないだろうし、
それどころか異性に相手にされる権利すら有しないと、
真剣に苦悩していたからなのでした。

 反対にまいけるっちと来たら、
30歳でベリンダさんと年貢の納め時になるまでは、
「 恋する機械 」 なんて呼ばれていて、
友人達が彼らの姉妹達や従姉妹達の貞操の危機を警戒していました。


 ウォルポールさんの時もそうでしたが、
ハリソンさんの方が、たいていの人よりも、背がずっと高いのでした。
まいけるっち、もしかしたら160センチ前後くらいかも…。
尼将軍様と同じくらいかよ!

今日の続きは明日。