漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

蛇街道(2/12) Mr.謎男(エニグマ)

2009年01月18日 16時46分40秒 | 第12話/蛇街道
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 デュポン先生は、トリストラム・シャンディ氏が、

「上の鼻は、出生時に医療ミスのせいで、分娩鉗子によって潰れてしまい、
― それと連動してというか、シンクロしてなのか?
― 下の鼻も5歳の時に、上下スライド式の窓に挟んで潰してしまいました~。」


…なーんて話は、第7話にもあるように「ハナっから」信じていないので、
こんな安らかな表情で、ウォルポールさんにカラリと聞いていられるのでした。

 それにしても、シャンディ氏 ( もしかしたらハリソンさんかも? ) は、謎が謎を呼ぶ人物なのですが、
ウォルポールさんもなかなかの挙動不審ぶりで、謎が謎を呼ぶ人物です。


 ウォルポールさんのお父さん、
英国で株式会社への投資ブーム → 株価大暴落を招く
― の後始末を見事にやってのけ、

自分を嫌う王様を、宮廷歳費増額で上手くなだめ、
王室関係の女性達からの応援も得、
戦争を避け、商工業を発展させた
―って、伝記に書いてあったわ。
  
 「株式投資ブーム」と「株価大暴落」
は、今の世界みたいじゃな。

…歴史は、忘れた頃に繰り返す。

 昨日の話の続きだけど、麻生総理、
自分もこんな風になりたいって事なのね。
  

● 日本を世界で不況から最速で脱出する国へ 
● 平和と繁栄
● 給付金はゼッタイやる
●皇室には妹さんがいる

 ウォルポールさんのお母さんは、ダンナとは反対に、
きれいな服や宝石や鳥が大好きで、遊び好きの浪費家だったってから、
ウォルポールさんは、骨董品集めちゃったり、お洒落なお城建てちゃったりしてる所からすると、
前にも言ったかもしれないけどお母さん似なのね。

 お母さん、何か、マリー・アントワネット様みたい。

 しかし、ウォルポール殿は、
一方で金の管理にかなりうるさい所もあったらしいのじゃ。
まるっきりの経済観念無しという訳でもなかったようで、
父母から半分半分って所じゃな。



 女性閲覧者の方々、究極の経済問題かもしれませんが、
〈 ハリソンさんとウォルポールさんのどっちかと結婚するしか選択の余地がない〉場合に、
どっちを選べば「幸せになれる可能性はまだある」と今の段階では思いますか?

〈次回の更新は1月24・25日の予定〉