五十年住みなれし街秋惜しむ
法事後はそれぞれの帰路秋惜しむ
セパリーグ悲喜こもごもに秋惜しむ
植木屋に一服のとき秋惜しむ
夜の更けてあと一頁秋惜しむ
五十年住みなれし街秋惜しむ
法事後はそれぞれの帰路秋惜しむ
セパリーグ悲喜こもごもに秋惜しむ
植木屋に一服のとき秋惜しむ
夜の更けてあと一頁秋惜しむ
一病を一喜一憂秋の暮
ポストには待つ便りなく秋の暮
子の留守は雨戸早めに秋の暮
秋の暮着信音はメヌエット
秋の暮たどたどしくもギター弾く
季節外れの「梅林」の句ですが、
二十数年前に永田蘇水先生からいただいた短冊が出てきました。
失わないうちにここに保存しておきます。
ご無沙汰しました。へぼ句ですが、よろしくお願いします。
露草を摘んでままごとオカアサン
露草てふ名が好き藍の儚さも
廃屋の庭に露草ひっそりと
浴衣着てスマホ姦し少女たち
運針のまずは浴衣の和裁塾
浴衣着て夫とそぞろに九段坂
連日の酷暑、みなさんお気をつけてお過ごしくださいますように。