GlobalHeart 社長Blog

株式会社グローバルハートの社長がお送りするBlog

歴史的転換点

2008年05月15日 | Weblog
私のパソコンの横のメモ書きはいろんなメモが並んでいます。いつも横目にみている「六中観」のなかで今日目に付いたのは「死中有活」、死中活有りといいますが、平たく言えば「死んだ積もりでやってみてはじめて活路が見えてくる」ということ。バブル崩壊後20年近くたちながらいまだに過去を改め新しい一歩を踏み出せないでいる現在の日本は戦後の荒廃期と比較され、変革の時を願っていますが、この歴史的転換の時期に何もしない、出来ないのは何故なのか。自分の身近な周りだけなのかどうか分かりませんが、5年先10年先を考えた政策や行動を起こす人のなんと少ないことか。残念ながら私の娘の世代(就職活動世代)も「安定志向」、との事。何が怖いのか、判断基準(ものさし)がなくなったのか、どうか分かりませんが、今後10年が日本の第二の黄金期を夢見てチャレンジする人がそろそろ出てこないと、また「バブル崩壊」と同じように日本の資産が外国に移転してしまう、今は個人はそんな危ない橋を渡ろうとしています。つまり何もしないことが一番危ない時代、に入ったのに対応できないリスク、をわが日本人はいま抱えています。
昨年後半から、株安(12,800円ぐらいまで)、円高(98円程度まで)、商品市況上昇が現実となりインフレが目の前、長期金利は今後明らかに上昇、すれば、また同じ過ちを繰り返す。経済が成長せず、少子高齢化が急ピッチで進み、格差が益々広がる社会、「死中有活」で行くしかないのでは。