GlobalHeart 社長Blog

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食料自給率

2006年08月11日 | Weblog
本日の日経「食料自給率40%」の記事、末恐ろしいことです。まだ人口減少社会の緒についたばかりのこのときに40%、尚悪いことに「補助金を出す・・・」とのこと、最悪一番やってはいけないこと。いまだかつて、国からの補助金で強くなった産業、会社があったでしょうか。人間の本能を分かってません、人は欲や理想、生きがいを達成する為に必死に頑張るのです、そこに気力が出て知恵が出て頑張り発展するのに、補助金という「にんじん」をぶら下げても人は動きませんし、農業を志す人たちに失礼です。農業に従事し農作物を生産されている農家の方達はもちろん現金は必要ですが「いいものを作ろう、喜んでおいしいと言ってもらえるものを作ろう」という考えと気持ちで従事しておられる方がほとんどです。儲けはないよりあったほうがいいですが「適正利益」という考えかたが一番フィットする産業が農業です。ですから、「補助金」なんてやめて「規制」を緩和し、日本人皆から尊敬される、また畏敬される事業として農業政策を進めるべきです。そこには都会もそうですが「土地本位性」はなくすべきです、つまり「子孫に美田は残さず」とは何回も書きましたが西郷隆盛のあまりにも有名な言葉ですが、ただ土地を持っているだけで活用しないのは良くありません。土地は公共性が高いのですから、私権との問題もありますが、今のような非常事態では農業に適している土地は公有とし、ある程度私権も制限しやる気のある農業従事者を増やし「国土の保全と食料保全」を進めるべきです。ここにもその地域の風土があるので、しつこいですが「廃県置藩」を実施し地域の保全を図るべきです、国防や外交だけ国会でやれば言い訳で、東京もその昔は京都から見たら「地方」」でしたから遷都ではなく「廃県置藩」の時代です。道州制ではミニ官僚が牛耳る権力構成ができます、日本人は細かくしたほうがいい仕事すると思いますよ。