気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く15 その8  駅内見学ツアー

2021年04月06日 | ゆるキャン△

 10時30分より駅内見学ツアーが始まりました。上図は直前に駅窓口に申し込んでいただいた見学記念券です。内側に記念硬券および見学日スタンプが入っています。

 

 見学記念券の表です。シリアル番号が8052なので、私で8052人目ということでしょうか。

 

 ガイドを務めるボランティアらしき方の先導にて、約40人余りが列を作って見学コースに導かれてゆきました。地元の方らしき家族連れも数組いて、なかなか人気があるようでした。

 

 移動中に見た、ホームに停車していた「かけがわ茶エンナーレ」のラッピング車輌です。茶エンナーレ2020の事業のひとつとして「天浜線アート化プロジェクト」の一環を実現するというコンセプトにてお茶をテーマにしたラッピングを施している、ということだそうです。車輌自体は「ゆるキャン△」車輌と同型式であるそうです。

 

 正面は赤いですが、側面は緑色で、茶畑のイメージを表しているそうです。

 

 国鉄時代には多くの貨物列車も運行していたため、かつては駅構内の南から西側に長い有効長を持つ広い留置線があったそうです。それが国鉄時代の貨物輸送廃止や第三セクター移管等によって遊休地となり、大部分は売却されていまは住宅地となっています。上図はその留置線の現存部分です。

 

 見学コースは、駅舎からホームの西側の踏切を通って南側の留置線跡に行き、そこから駅敷地の南端のフェンスに沿って東の運転区エリアへと続きます。歩きながら広い駐機線などを見ることが出来ます。

 

 こんな感じでゾロゾロと並んでガイドさんの後に続いて、見学用に設けられたような細い道を進みますが、上図奥に見える運転区エリアまではかなりの距離があるので、しばらく歩くことになります。

 

 いったんガイドさんの説明があって、皆が立ち止まったので、ホームの方を振り返ってみました。

 

 ガイドさんの説明を聞きながら、いまなお広い駅構内を見渡す参加者の皆さんでした。

 

 それから少し歩いて、登録文化財の密集ゾーンに入りました。天竜二俣駅においては、まず機関車転車台、機関車扇形車庫、運転区事務室、運転区浴場、運転区休憩所が平成10年12月に登録有形文化財として登録され、続いて平成23年1月に駅舎本屋、上り上屋およびプラットホーム、下り上屋およびプラットホーム、敷地内の揚水機室、高架貯水槽が追加登録された、ということです。上図は高架貯水槽で、開業当時からの遺構の一つだそうです。

 

 横の駐機線に、「音街ウナ」のラッピング車輌が停めてありました。かなり派手なラッピングが目立っていたので、何のラッピングだろうと思って見ていたら、ガイドさんの説明があって「音街ウナ」だと分かりました。浜松のウナギがどうのこうの、と話していましたが、個人的にはギョーザのほうを推したい気分でした。

 

 高架貯水槽の横を通る際に見上げました。思ったよりも堅牢な構造のようで、保存状態も良いです。今までにも各地の鉄道遺産を色々見てきましたが、この種の施設は完存例があまり無く、貯水槽が無かったり、破損して架台だけになっていたり、基礎しか残っていなかったりするケースが多い印象があります。それだけに、ここの遺構は貴重です。

 

高架貯水槽の横から運転区事務室、運転区浴場、運転区休憩所などの建物が並ぶ中に進みました。昭和15年の開業以来の施設群が国鉄時代を経てそのまま維持されているのも驚きでしたが、いまも現役で運用されているというのは感動的でした。

 昭和初期の、戦前の建物のなかを歩いている気分になりましたが、同時に自身の子供の頃はこんな感じの建物は周りに幾らでもあったなあ、と思い出しました。私が通っていた小学校には、校内に古い木造校舎が二つあって、いずれも戦前の建物だったと後で知りました。2年生の時にその木造校舎に教室があって授業も受けていたのですが、その建物の雰囲気と似たような風情が、こちらの建物群にも感じられて、しばし懐かしい気分に浸れました。  (続く)

 


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