ステップ4では足回りを組みます。私の製作では、この段階では仮組みとし、塗装後に組み付ける予定です。
ステップ5では履帯を組み立てますが、これは後送りにして組み立て工程の最後に行います。
ステップ6では、背面の排気管を取り付けますが、これはハンガリー車輌独自の仕様です。スウェーデンのStrv m40L軽戦車においては排気管は1本だけなので、A8およびB18は不要です。
ステップ4と5を後送りにしましたので、ステップ6に進みます。御覧のように、不要のパーツA8およびB18を除いて残りのパーツを使用します。
組み立て手順はガイド指示の通りです。
参考にした、アーセナル軍事博物館所蔵の実車の背面画像です。少し見えにくいですが、排気管が1本のみであるのが分かります。
ステップ7では履帯を巻き付けますが、組み立ては後送りにしています。組み付けは塗装後に行います。
ステップ8では上部車体を組み立てますが、スウェーデンのStrv m40L軽戦車への改造工作もここから本格的にスタートします。A2およびA24は不要で、A30およびA31の吸気口はありませんのでブラ板に置き換えて埋めます。
ステップ7の背面板の取り付けを行ないました。
足回りの仕上がり状態を一度チェックするべく、車輪を全て仮組みしました。転輪の並びに僅かなズレがありましたので、サスアームの修正を行いました。
ステップ8に移り、側面のA30およびA31の吸気口パーツをブラ板に置き換えました。A30およびA31の寸法をブラ板にトレースして切り抜きました。
ヤスって微調整しながらはめこみました。Strv m40L軽戦車は側面がもっと拡がるため、ブラ板で埋めた部分の上に更にブラ板を貼り増しする予定です。
あとは、パーツC2を貼りつけるだけで済みました。A2およびA24が不要であるのは、Strv m40L軽戦車の背面排気口がもっと大型であるからです。後部車体全体も大きく作り替えますので、その際に大型のパーツを被せて形状を整えることにしています。
そうなると、上図の本来の背面部分は完全に改造工作範囲に包み込まれて見えなくなるからです。当キットのハンガリーのトルディ軽戦車は、ランズベルク社のL-60軽戦車をベースとして車体はほぼそのまま使用しているため、同じL-60軽戦車をベースに大型化したStrv m40L軽戦車よりは車体も砲塔も小さいです。
とりあえず、後部車体の拡張をどうやって行うかが問題でした。単純計算でも容積的には上図のパーツの1.7倍ぐらいに増えます。高さもありますし、左右側面も拡がります。
これらの拡張工作は、ブラ材の組み合わせで自作するか、ジャンクパーツからそれらしいのを持ってきて整形して使うか、のいずれかになります。ところが、事前に作成した車体図面の該当部分の寸法に誤りがあることに気が付いたため、図面の引き直しからやらないといけませんでした。 (続く)