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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

けいおん!の聖地をゆく15 その8 上映時間10分のアニメ

2018年01月22日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2018年1月4日の夕方、模型サークルの先輩アンドー氏に誘われて、京都シネマでの映画鑑賞に行きました。最初は兵庫県西宮市の塚口サンサン劇場での「映画けいおん」特別上映を1月7日に観に行こう、という内容だったのですが、アンドー氏が「どうしても観ておきたい特別な作品がもう一つある。しかも今しか観られない。京都でしか観られないのじゃ」と、半ば強引に追加してきました。

 

 アンドー氏が追加した映画作品とは、上図の「地下鉄に乗るっ」アニメでした。京都市営地下鉄のPRプロジェクトで特別に制作された10分のアニメで、限られた機会のみの上映であったため、これまで視聴の機会を全然得られなかったものです。
 そのアニメを、この年末年始に京都シネマでの独占上映の形で一般公開する、という企画でした。

 アンドー氏は、この「地下鉄に乗るっ」の大ファンで、関連ポスターの南禅寺水路閣編、二条城編はもちろん、クリアファイルと限定缶バッジもしっかり集めているのですが、このアニメだけは全く観ていなかったため、最後のチャンスに私を巻き添えにした、という形です。

 

 四条烏丸交差点の南西角に建つ「COCON烏丸」です。この商業施設ビルの3階に、京都シネマが入っています。京都シネマの公式サイトはこちら

 

 20時前に「COCON烏丸」の玄関口でアンドー氏と合流しました。
「いよう、ついにイヨマンテの夜、ってわけやのう」
「何がイヨマンテの夜ですか・・・」
「いや、地下鉄に乗るっ、ていうその響きよ。こう息をためて、パッと、地下鉄に乗るっ、と勢い付けて言うわけ。なんかこう、イヨマンテの夜っ、てな感じになるよなあ」
「意味がわかりません・・・」

 

 3階の京都シネマに着きました。京都市のど真ん中にある映画館ですが、規模は地方の上映小屋ぐらいの規模で、上映作品も、他ではあまりやらないようなマイナー作品やローカル作品が多く、京都の映画ファンの聖地として知られています。
 「けいおん」ブーム全盛期には、この映画館でテレビシリーズの全話上映を敢行していたそうですが、私自身は残念ながら視聴の機会に恵まれませんでした。

 

 京都市営地下鉄のマスコットキャラクター、「みやこくん」のパネルです。

 

 私たちが視聴する「地下鉄に乗るっ」は最大規模のシネマ1(104席)で20時30分から上映される予定でした。一日に一度きりの上映で、この時間帯ですから、京都に住んでいる人でもなかなか行けないだろうなあ、と思っていたら、あっという間に狭い待合室が超満員になりました。

 

 エントランスには「地下鉄に乗るっ」の登場キャラクター達の等身大パネルが展示されていました。

 

 主人公格の太秦萌です。元ネタは地下鉄「太秦天神川」駅です。
 アンドー氏曰く、「萌ちゃんてさ、まったくイヨマンテやねえ」と。何を言ってるんですか、この人は。

 

 小野ミサです。軽音部に属してギターを担当している、という設定です。元ネタは地下鉄「小野」駅です。
「このキャラクター、絶対に「けいおん」を意識しとるぞ、畜生」
「なにが、畜生、なんですか」
「いや、これ見るとさ、髪形はあずにゃんみたいやし、ギターはレスポールやし・・・」
「えっ、平沢唯と同じギターなんですか?」
「ああ、そうや。確認はしとらんけどな・・・」
「何なんですか・・・」

 

 松賀咲です。「まつがさき」と読むので、元ネタが地下鉄の「松ヶ崎」駅であることは明白です。
「これも絶対、「けいおん」を意識しとるぞ。もうちょっとオリジナリティを発揮してやな、「けいおん」とは無関係のネーミングにすれば良かったのにな。例えばさ、南禅寺水路閣、とかさ」
「どんな名前ですか、もろに「けいおん」繋がりじゃないですか・・・」

 

 太秦麗です。太秦萌の姉です。アンドー氏が一番好きなキャラクターだそうです。
「やっぱし麗ちゃんやねえ。うははは。この、いかにも京美人っていう情緒ある雰囲気がな、まったくもってイヨマンテやねえ・・・」
「意味が分かりません・・・」

 

 チケットを買いました。整理番号は84番でした。この番号順に整列して順に入場するという形でしたが、最終的に150人ぐらいは入ったようです。104席に150人ですから、大入り満員だったわけです。
 ちなみに料金は500円でした。たった10分の作品で500円ですから、アンドー氏が「高過ぎるような気がせんでもない」と呟いていたのには同感でした。

 

 アニメの原画の一部が展示されていました。

 

 太秦麗の原画です。アンドー氏はこれがいたく気に入ったようです。
「ええ線やねえ、ええタッチやねえ、ええ表情やねえ、もう持ち帰りたいねえ・・・」
「あのですね・・・、そういう、エロ本見てるような言い方、やめてくれませんかね・・・」
「ウホッ、イヨッ、マンテーえぇ・・・」
 これで有名国立大学大学院卒の俊英なんですから、かないません・・・。天才と何とかは紙一重、の典型ですね・・・。

 

 そして上映にのぞみました。両脇に立ち見客がズラリと並ぶ盛況ぶりでした。たった10分の作品にこれだけ人が集まるのですから、相当な人気があるというのが実感出来ました。

 上映後のアンドー氏のハイテンションぶりについては、まさに漫才と落語とコントの融合、でありました。詳細を述べると連載50回ぐらいになってしまうので、ここでは省かせていただきます。

 

コメント (2)
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