気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

けいおん!の聖地をゆく15 その1 唯梓誕の当日に豊郷へ

2018年01月08日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2017年11月19日、「Yui & Azusa Birthday Party」が開催された日に豊郷小学校旧校舎群へ行きました。その経緯は以前に簡単な記事をまとめていますが、巡礼記としての形で改めて報告します。

 

 現地へは、当時JRがキャンペーン展開していた「関西1dayパス」を利用して行きました。この「関西1dayパス」は毎年の春秋の行楽シーズンなどに販売されますが、JR以外に対象となる私鉄や交通機関が時期によって変わるのが特徴です。近鉄だったり、京阪だったり、京都市営地下鉄だったりしますが、今回は珍しく近江鉄道が対象となっていました。
 つまり、今回の「関西1dayパス」を使えば、近江鉄道の区間全てが均一料金に含まれるのでした。関西の私鉄のなかでは運賃が割合に高いとされる近江鉄道ですから、「関西1dayパス」に含まれるのと含まれないのとでは大違いです。

 そのためか、今回は近江鉄道に乗っていた巡礼ファンらしき方々がかなり多かったように思います。以前から経営危機がささやかれる地方鉄道の一つとして、近畿圏では真っ先に名が挙げられる近江鉄道ですが、それがなんとか維持出来ているのは、豊郷への聖地巡礼の動きも影響しているのでしょう。
 しかし、既に沿線自治体の一部から補助金または維持協力金を得ている現状ですから、単独での経営はもはや成り立たなくなっているとみて良いでしょう。親会社の西武が冷淡なのも不安材料です。下手すれば経営規模縮小、最悪の場合は廃止してバス路線に置換、となるでしょう。

 

 今回は、現地にて、拙ブログに「わかばガールズの奥田直と斉藤菫を見たい」とのコメントを下さった兵庫県からの若い女性ファンと合流しました。私がねんどろいどを改造して「わかばガールズ」の再現を試みた一連のレポートを偶然見つけて、その後は拙ブログの他の記事も読んで、意外にもガルパンにも関心を持っていたために、常連読者になっていただいたようです。

 その方、マユさんはお友達のアイさんも連れて来ていました。二人は昔から京都アニメーション作品のファン同士として交流し聖地巡礼も楽しんできたそうです。けいおんファンでありながら、二人とも豊郷へは今回が初訪であったそうです。
 理由を聞くと、「近いからいつでも行ける、と思ってましたので」と笑っていました。確かに兵庫県から滋賀県は遠くありません。

 

 当日の天気は上図のごとくでした。雨が降らなかったのが幸いでした。講堂で行われるイベント「Yui & Azusa Birthday Party」の受付が始まっているようでしたが、マユさんもアイさんも申し込みはしていないらしく、とりあえず学校の建物を全部回りたい、けいおんグッズの展示コーナーをまず見たい、との希望を述べてきました。

 

 そこで、最初に酬徳記念館に入りました。テーブル席はイベント開始待ちのファンで賑わっていましたが、展示コーナーは閑散としていました。それで落ち着いて見学出来ました。お二人は早速盛り上がって、楽しそうにおしゃべりしながら、展示品の数々に釘付けになっていました。
 私は私で、今まであまり見ていなかった展示品を中心に見ていきました。定期的に展示内容の入れ替えが行われているようで、行く度に「これは前にあったかなあ」と思ってしまうような品が少なくありませんでした。

 

 本棚を転用した展示スペースには、透明ビニールシートが懸けられて展示品の保護がはかられていますが、それ以外は上図のようなむき出し展示で、うっすらとホコリにまみれている品も少なくありませんでした。

 

 何か置かれて、どのような品であるかが、よく分からない感じの、ゴチャゴチャした並べ方には一考の余地があります。折角の寄贈展示品が「その他大勢のガラクタ」みたいに見えて悲しいものがあります。
 そのことは、マユさん達も何度か指摘していて、もっと綺麗に並べて欲しいよね、等と小声でささやき合っていました。

 

 しかし、酬徳記念館のけいおんコーナーのボリュームはお二人の予想を超えていたようで、とにかく見るもの全てに感動し大喜びでした。アイさんが「もっと早くに来れば良かったね」と話していました。
 それで、「けいおん」のファンになったのはいつからですか、と訊ねたら、「去年(2016年)なんです」と答えてきました。なんでも、2016年からのNHK-BSの再放送で観てファンになったそうです。現在のけいおんファンのかなりの割合が、こういう新規ファン層で占められているらしいのですが、そういえばガルパン仲間以来のナガシマさんも同じで、今では超のつくディープマニアに成長してエレキギターも弾きまくっているようです。

 

 お二人のテンションが最高潮に達したのが、上図のキャラクターパネルを見た時でした。あずにゃんを家に飾りたい、と連呼するアイさんでした。マユさんは、これ売ってるんですか、と。
 売ってるのであれば、私がムギのパネルを買いたいぐらいですよ・・・。

 

 イベントの開始時刻が近づいたのか、ファンの大多数がぞろぞろと出て行って、テーブル席にも落ち着いた静けさが戻りました。一服しようと下に降りて席につき、それぞれ持参の飲み物を飲んだりして休みました。
 その際に、持参したねんどろいど改造の「わかばガールズ」を机上に並べて披露しました。

 

 その後しばらくは、「わかばガールズ」の話題で盛り上がりました。コミックスのアニメ化やって欲しい、という願望は共通するようで、けいおんのストーリーをHTTだけでまとめてしまってるアニメシリーズはなんか勿体無い、という見解でも一致しました。
 マユさんは、ねんどろいどの改造の具体的なやり方なども熱心に質問してきました。出来たら自分もチャレンジしたいのだそうです。

 それで、ブログ記事に書いた改造の顛末をもう少し詳しく紹介しました。全体的に作業のメインはパテでの造形になります、と述べたところ、「パテってエポキシですよね、タミヤのを買えば良いんですか?」と、詳しそうな感じでした。
「実は、模型も大好きなんです。見るのも作るのも。時々プラモデル作ってます」
「ほう、何のプラモデルですか」
「軍艦です」
「えっ・・・・」

 聞けば、「艦隊これくしょん」や「ハイスクール・フリート」も好きなのだそうです。それを聞いて咄嗟に思ったのは、自身が数百隻の軍艦プラモを作ってきた過去は伏せておこう、ということでした。
 なぜそう考えたのかは自分でもよく分かりませんが、今の私はガルパンのプラモがメインになっていますから・・・。  (続く)

 

コメント (4)
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