家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

お客さんの気持ちはわかるの?

2004年11月02日 | その他
 11月2日の日経新聞夕刊1面の企画「そこまでやるか」第6回を読んだ。

「闘う社長は眠らない」という副題で、モーレツ社長が紹介されている。
午前3時50分に起床し、車で移動しながら5分で立ち食いそばをすすり、5時前には会社の席に座る。その後、メールの応答、会社の前の箒掃除までやりつつ、営業現場に行き、社長業をこなして、午後9時30分過ぎに会社をでる。会社を出た後ジムに行き、眠るのは午前0時前だという。18時間働いて4時間眠るという生活らしい。
 まさに「そこまでやるか」といいたくなるほどで、ビジネスマンとしては「スゴイ」としか言いようがない。記事も、そのモーレツぶりに焦点をあてている。

 しかし、私が気になったのは、この人がアパマンショップの社長だということだ。アパート、マンション賃貸の仲介をする不動産屋の大手である。
こういう生活をしている人が、「住宅にやすらぎを求めたい」というようなお客さんの気持ちがわかるとは思いにくい。

南向き、日当たり良好、駅徒歩○分、○LDK、オートロック、オール電化・・・というような条件を機械的に当てはめていって条件にあう住民とマッチングする。そんな家選びの業態を普通の生活でない人が広げていっているとしたら、ちょっと悲しい気がする。

また、この人の家族のことは紹介されていなかったが、家族がいたら心配になる。私も単身赴任し、平日は12時間働いているが、こんな生活はおかしいと思っているのだ。家族のことを考えたら、いっしょに住んで、会話を交わすべきだといつも葛藤している。
この人は自分の家族はどういう家に住むべきか、どういう家に住ませたいかというような考えを持っているのだろうか?

社長への疑問は、スローライフにあこがれる怠け者のひがみなのだろうか。

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