家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

未曾有でなくなった未曾有のこと

2008年12月18日 | 家について思ったことなど
米国が事実上のゼロ金利政策に移行した。

以前、日本がゼロ金利政策を解除しようという時に、「未曾有のオペレーションなのだからいずれ必ず解除されると確信していた。解除前にローンを組んで家を建ててよかった」などという話をしたが、米国ではあるがまたもや未曾有のオペレーションが生じている。日本も再びゼロ金利になる可能性が強まっているし、他国もそうなるかもしれない。こうなると何が未曾有なのかよくわからなくなる。
未曾有という漢字が読めない首相の時代に、未曾有が未曾有でなくなる状況を迎えるなんて、これは何かの罠なのか。未曾有が未曾有でなくなること自体が未曾有という皮肉か。

なお、日本が再びゼロ金利政策になったとしても以前とは環境が異なるので、家を建てるにはいいタイミングになったとは推奨できない。この先行きの暗さの中で家計に多額の負債を抱え込むのは資産形成の達人でなくともリスクが大きいことがわかる。実際のところ、ベストなタイミングで建てたなどとうそぶいていた我が家も悠長なことは言っていられなくなった。まだローンが残っているからだ。
余裕を持った返済計画を練ったつもりだが貧乏性の危機感がうずき始めている。貯蓄と返済について改めていろいろとシミュレーションしようと思う。