「かくて神風は吹く」という映画が戦争中にありました。
蒙古軍が多数の船で日本に襲来したときに台風が来て蒙古軍
の多数の船が沈没あるいは破損して日本は助かったという話
でした。篭池氏は神風が吹いて自分に味方してくれたという
のでしょうか。
TV中継で見る限り篭池氏へのいろんな疑惑はさらに深くな
りました。教育勅語を暗唱させるという教育方針は、私たち
の年代の戦争経験者にとってはどうやっても納得できません
し、あれを復活させることに絶対賛成できません。時代錯誤
としか言い様がありません。
それにしても利用できるものは何でも利用しようという心
根が貧しいですね。教育論を展開するつもりはありませんが、
将来の人類をひいては日本を支える人材を育成するには役不
足といわれるかもしれません。皇族まで利用するというのは
皇族に傾倒している団体でも異論を持つことでしょう。
そして自分のやることがうまくいかなくなると他人に責任
を預けるという考え方もうなずけません。嘘と方便で固めた
学校を社会は支援しないと思いますよ。篭池氏は自分でも刑
事訴追を受けるかもしれないと考えているのだから、笑えま
すね。明確な信念を持ってやったことなら刑事訴追を受ける
かもしれないなどとは考えないでしょう。
篭池氏はどんな幕引きをするのか見届けたいと思います。